膀胱炎,腹痛

膀胱炎は、特に女性の5人に1人は掛かると言われるほど、リスクの高い病気です。

そのうち治ると放置していると、大きな病気の引き金にもなりかねないので、早めに治療しなければなりません。

では、治療はどの科で始めれば良いのでしょうか？

また、腰痛を伴う事がある時にはどのように対応すれば良いのでしょうか？

今回の記事は、膀胱炎で腰痛を伴う時にどの科に行く事が出来るのかを見ていきます。

膀胱炎で腹痛のほかに腰痛にもなることがあるの？

膀胱炎は尿道や膣に細菌が入って頻尿や排泄痛と言った症状が出ます。

膀胱炎が進行すると、細菌が腎臓にまで広がってしまうため、酷い場合には腎盂炎などの病気にまでなるため、腰痛や他の症状が出始めます。

腎臓は背中の肋骨のある下の辺りに左右1つずつあります。

膀胱炎の進行が進んで、腎臓にまで到達すると片側の腎臓が腫れます。

それが原因となって腎盂炎やさらに進めば、尿毒症や敗血症と言った大きな病気に繋がってしまいます。

膀胱炎の段階で直ぐに治しておいた方が良いのはよく分かりますね。

では、腎盂炎の症状としてはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

■急性腎盂炎

・39℃以上の急な発熱
・全身の震え
・脇腹から背中にかけて痛みがある
・肋骨周辺をトントンと軽く叩くと激しい痛みがある
・尿が白く濁っている

■慢性腎盂炎
・微熱または高熱が出る
・疲れやすい
・食欲不振
・倦怠感
・吐き気や嘔吐

注記; 慢性腎盂炎は症状が現れにくいという特徴もあるようです。

いずれにしても、内科などで検尿をしてもらう事ですぐに診断出来ますので、上記のような症状を感じたら迷わずに受診し、適切な治療を始めましょう。

膀胱炎で腰痛が右の方だけなのはどうして？

膀胱炎は放置すると大きな病気になりかねませんし、完治しないと繰り返しかかるケースがあります。

前述は、膀胱炎から腎盂炎になった症状を考えてきました。

ここでは、さらに視野を広げて多角から腰痛を検証していきます。

右の方の腰が痛い場合に考えられる他の病気と症状を見ていきましょう。

①椎間板ヘルニア

膀胱炎とは全く違う原因から腰痛が出ます。

「腰椎」の間にある「椎間板」がズレて神経を圧迫する事で、関節の激痛や手足のしびれ、立つ感覚が異常、起き上がれないなどの症状が出ます。

②すい臓病

発見された時には進行がかなり進んでいるというすい臓の病気。

代表的な症状としては、背中の痛みや40℃くらいの高熱、みぞおちから左腰にかけて痛む、好きだったコーヒーなどが嗜好の変化で美味しくなくなるなどの症状が出ます。

③婦人科系の病気

膀胱炎かなと思っていたら、大きな病気が進行していたというケースもあるようです。

症状としては頻尿・お腹の張り・満腹感・排泄困難・出血・腰痛などお腹や腰周りの違和感がサインとなります。

膀胱炎で腰痛があるときは何科に行けばいい？

大きな病気になる前に病院で診断してもらう事が大切です。

では、何科に行けば良いのでしょうか？

■内科

尿検査や問診が受けられ、医師に相談出来る範囲も広くあります。

尿検査の結果によって膀胱炎が診断された場合、「抗生物質」の服用が7日ほど言い渡されます。

必ず服用期間を守って、安静を心掛けていれば完治する病気です。

また、医師に相談する際に背中の痛みや発熱など、些細と思われる事であったとしても、出来るだけ詳しく伝えるようにしましょう。

■泌尿器科

膀胱炎を専門的に診察してくれる科ですから、近くにあればぜひ診察に行きたい場所です。

特に、膀胱炎によくかかる人やなかなか完治しない場合には、慢性化している場合があります。

専門家の指示を仰いで、完治に力を注ぎましょう。

男性でも膀胱炎にかかります。男性の場合には特に、専門家の治療が早期発見・治療に役立つかもしれません。

■産婦人科

産婦人科でも膀胱炎の治療をしてくれます。

妊婦さんは特に膀胱炎にかかるリスクが高く、抗生物質を使用出来ないという難点もあるため、妊婦さんであれば産婦人科を選びましょう。

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いかがでしたか？

今回は、膀胱炎に関する注意点や他の病気の類似点などをまとめていきました。

でも、自己判断は常に正しいとは限らず、専門家の診断が病気にならない予防や治療の助けになります。

受診する勇気と完治する決意をもってぜひ早く良くなるように願っています。

お大事にしてくださいね。