膀胱炎とは、細菌が膀胱内に入ることで炎症を起こし、頻尿や残尿感、排尿痛や下腹部痛、陰部痛などの痛みも伴う病気です。
おしっこを出すときに痛いと、トイレも行きたくないと思ってしまいますが、治すためには我慢し続けるのもよくありませんよね。
また、痛みで夜も眠れない方も多いと聞きます。
そこで今回は、膀胱炎の痛みを和らげるための方法についてお話してまいりましょう。
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膀胱炎にかかることで、さまざまな痛みに襲われることがあります。
まず、排尿痛。
おしっこを出すときに痛むんですね。
それだけでなく、下腹部にも痛みが及ぶときがあります。
傷口がしみるようなヒリヒリする痛みや焼け付くような痛みと言われるほどの痛みなんですが、膀胱内で細菌が悪さをし、粘膜がただれてしまっている状況が考えられています。
排尿中や排尿後にこのような痛みに見舞われることが多いようです。
下腹部痛については、鈍い痛みが多いようで、尿の色、回数、量がいつもと違うことも特徴として挙げられます。
これらの痛みを緩和するためにするべきこととして、主に3つの方法をお教えいたしましょう。
まず、下腹部をあたためながら、ソファなどで横になり、身体に負担がかからないような姿勢で過ごしてください。
身体を冷えると免疫力が下がり、膀胱炎の症状が悪化する可能性があります。
下腹部を中心にしてあたためることで、血液循環を良好にし、免疫力が向上していき、症状も徐々に和らいでいくと思います。
加えて、ソファやお布団で横になり休むことで、膀胱への負担を軽減することができます。
横になりながら毛布をかぶったりしてお過ごしくださいね。
次に、水分補給を十分行うこと。
水分をたっぷり摂取し、膀胱内で悪さをしている細菌を、尿と一緒に排出しましょう。
こうすることで、症状緩和や早期治癒へとつながりますよ。
ただし、アルコールや炭酸飲料など、刺激物は控えるようにしてください。
あたたかい飲み物を飲むと、身体もあたたまるのでさらに効果的かもしれませんね。
このとき、排尿すると痛いのであまり水分を摂りたくない・・・と感じる方もいるかもしれません。
しかし、膀胱に入った細菌は、抗生物質でやっつけるか、排尿して流し出すかをして排出する方法がとられています。
また、トイレを我慢すると、膀胱内の細菌が繁殖を続け、症状の悪化や慢性膀胱炎でこの先も苦しむことになりかねません。
したがって、排尿痛もつらいと思いますが、早く治すために我慢して、水分をたっぷりとり、こまめにトイレへ行くことが望ましいと言えるでしょう。
最後に、生活習慣を整えてあげましょう。
疲れやストレスが溜まっていませんか?
睡眠不足・偏った食事になっていませんか?
生活習慣の乱れは、免疫力の低下を招き、膀胱炎になりやすい身体づくりをいつの間にかしてしまっているかもしれません。
疲れやストレスを溜めずに発散し、バランスの良い食事を心がけ、睡眠も十分とれるように生活習慣を整えましょう。
前項で紹介したような対処法でもなかなか痛みが緩和できず、痛みで夜も眠れないとお悩みの方。
放置することなく、なるべく早く医療機関を受診しましょう。
放置したままにしておくと、症状がどんどん悪化し慢性膀胱炎になりかねませんし、もしかすると腎盂自然などの疾患に発展してしまうかもしれません。
専門医の診断を受け、適切な治療を進めていくようにしてください。
医療機関をすでに受けられている方は、病院で処方された、もしくは市販で売られている痛み止めを服用してください。
膀胱炎の痛みで夜も眠れないと、治るのも遅くなってしまうかもしれないので、ゆっくり眠れるようにしてくださいね。
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膀胱炎の痛み止めって、何を飲めばいいのでしょうか。
膀胱炎の痛みに対して、抗生物質や抗菌剤と併せて、痛み止めも処方されることが多いようです。
主にロキソニンという比較的効き目がよく即効性のある薬で、鎮痛解熱作用だけでなく、炎症を抑制してくれる抗菌作用も持ち合わせているお薬の処方が多いようです。
ただ、効き目がいいということは、胃腸の粘膜に炎症をもたらすことも考えられますので、胃薬も併せて服用すると、消化性潰瘍を作るリスクを減らすことができるでしょう。
胃炎の他に、嘔吐や食欲不振、かゆみなどの副作用や、アナフィラキシーを起こす方もまれにいるようです。
ロキソニンに対してアレルギーをお持ちの方は、お医者さんとよく相談してくださいね。
ロキソニンの他にも鎮痛剤として、ボルタレンもよく処方されています。
ただ、ロキソニンのような抗菌作用はないため、痛みに対する対症療法として利用することが多いようです。
市販薬では、バファリンやイブ、ノーシンなどさまざまな鎮痛剤が販売されていますので、ご自身に合うものや普段使用しているものを服用するようにしましょう。
こちらの市販薬も対症療法となりますので、急な痛みの対応程度と考えて服用するようにしてください。
痛み止めを服用して痛みが治まったからといって、膀胱炎が治ったというわけではありません。
痛み止めは、膀胱炎の痛みを軽減し過ごしやすくなるためのものと考え、使用するようにしましょう。
いかがでしたか?
下腹部をあたためたり水分をたっぷりとったりしても膀胱炎の痛みがこらえきれないときは、我慢せずに痛み止めを服用するなどして対応しましょう。
あまりにも症状の改善が見られない場合は、病院へ行き適切な治療を受けるようにしてくださいね。
皆さんの膀胱炎が少しでも早く治りますように・・・。
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