膝裏が腫れてむるみがあったりだるい時は何科にいけばすぐに診てもらえる?

目安時間:約 5分

膝裏の腫れ・むくみ・だるさに悩まされていませんか?

膝は、そういったトラブルに見舞われやすい箇所です。

放置していると、悪化する可能性もあります。

対処法を説明していきます。

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膝裏が腫れてむくみがある場合はどうしたらいい?

むくみとは、血漿と呼ばれる血液から染み出した水分が細胞と細胞の間に溜まっている状態です。

『浮腫』と書いて『ふしゅ』とも呼ばれています。

むくみの大きな原因は、静脈の圧力が高くなっている事です。

静脈とは、血液を末梢の毛細血管網から心臓に向けて送る血管です。

静脈は膝裏を構成する筋肉の深層を通過するのですが、この筋肉が硬くなってしまうと血液の循環が悪くなってしまいます。

その結果として静脈の圧力が高くなってしまい、むくみが起こるのです。

筋肉を柔らかくするには、ストレッチが効果的です。

●コロコロストレッチ

中身の入った500mlのペットボトルをタオルで巻き、膝裏に入れて転がします。

30秒を目安に片脚ずつ行なってください。

●壁ピタストレッチ

①壁を背にして、爪先を90度に開いて立つ。

膝をくっつける事を意識してください。

②壁に手の平・踵・腰・背中・後頭部をつけて、ゆっくり息を吐く。

③息を吸いながら、手の平を返して小指を身体につけて、お腹を凹ませて5秒間キープする。

膝裏が腫れてだるい時は?

膝裏がだるい場合は、リンパの流れが滞っている可能性があります。

リンパとは、全身に巡るリンパ管・リンパ管の中を流れるリンパ液・リンパ管の合流部分であるリンパ節からなる器官です。

体内の老廃物を除去したり、体内に侵入した細菌やウイルスを退治したりする役割があります。

(※この項で重要なのは、老廃物除去の方です。)

リンパ液は、リンパ管を取り巻く筋肉の収縮によって流れています。

なので、筋肉の動きが悪くなるとリンパ液の流れも同時に悪くなってしまい、除去されるべき老廃物が体内に溜まってしまいます。

リンパの流れの滞りには、マッサージが効果的です。

①内くるぶしの上にある骨の位置から、膝に向かって押す。

親指を並べて、ぐーっぐーっというイメージで押していきましょう。

②ふくらはぎの裏面と側面を、足首から膝に向かって手の平で擦る。

③両手を組んで膝小僧を挟み、膝の両側を手の平の根元で押す。

グリグリと解すイメージで押していきましょう。

④親指以外の4本の指で、膝裏を押す。

こちらも、グリグリと解すイメージで押していきましょう。

⑤反対側の足も同様に行う。

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膝裏の腫れは何科に行けばいい?

膝裏の腫れには、病気が隠れている場合があります。

マッサージやストレッチをしても改善されない場合、病気を疑いましょう。

《膝裏の腫れが症状として出る主な病気》

・関節リウマチ

免疫異常による関節の腫れで、放置すると関節の変形に繋がる場合もあります。

・下肢静脈瘤

血液の逆流を防止する静脈内の弁が壊れて逆流を起こしている血管の状態を、下肢静脈瘤と呼びます。

血栓症とも呼ばれています。

・軟部腫瘍

単なるしこりで、痛みも何もありません。

しかし肥大化すると、神経を圧迫したり膝の曲げ伸ばしが困難になったりといった不具合が出て来る上に痛みを伴う様になります。

また、中高年の方の場合はベーカー嚢腫の可能性が高いです。

ベーカー嚢腫とは、簡単に説明すると膝に水が溜まった状態です。

病気の場合はセルフケアではどうにもならないので、病院を受診してください。

先ずは、整形外科を受診するのが良いでしょう。


如何でしたか?

たかがだるさやむくみなどと思わず、適切な対処をしてくださいね。

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