首がボキボキ鳴るのはどうして?危険なの?しびれがある場合はどうなの?

目安時間:約 5分

首をポキッと鳴らすクセは直す事が出来るのでしょうか?

そもそも、首を鳴らし過ぎると、どのような障害が出てくるのでしょうか?

最近、手先にしびれのような感覚が感じられるでしょうか?

今回は、首を鳴らす事と手先のしびれについて検証していきます。

さっそく見ていきましょう。

スポンサーリンク

首がボキボキ鳴るのはどうして?

首をポキッと鳴らすと、歪んだ関節が元に戻るという人もいます。

しかしながら、音の元は関節ではなく骨と骨の間にある滑液と呼ばれる液体の中に時間を掛けて溶け出した、空気が弾ける音です。

一度出た気泡は、次に出来るまでに時間がかかるため、首を鳴らした後しばらくはポキッとならない状態が続きます。

この滑液は、骨と骨を滑らかに動かすうえで非常に大事な潤滑油ですからなくてはならないものです。

この気泡ですが、滑液内に出来るのは自然な事です。

ただ、これを首を急に曲げて外に出す事は危険であるだけではなく、神経など他の部分を傷つけてしまう可能性があります。

人間の体は、上手に出来ているため仮に多くの気泡が出来ても自然に圧力を調整する事が出来ますから、変に骨を鳴らして外に出す必要はありません。

ですから、第一に骨を鳴らして関節の歪みを戻している訳ではない事を覚えておきましょう。

では、首を鳴らすとどのような障害に繋がる可能性があるのでしょうか。

次の項で見ていきます。

首がボキボキいうのは危険なの?

■脳卒中

頸椎の中に通っている動脈が圧力をかけられる事で血栓が出来て、それが脳に運ばれる事で脳卒中・脳血栓などの病気になってしまいます。

また、血栓が心臓に運ばれると心筋梗塞に繋がる恐れがあります。

■頸椎ヘルニア

骨と骨の間にある椎間板が破れて神経が圧迫される事で痛み・しびれ・肩凝りなどさまざまな症状が現れます。

ひどくなると手術が必要になる病気ですから早めに治療をする事が必要です。

■頚椎症

頚椎症と聞くと大きな病気に聞こえますが、元々は肩凝りが原因である場合が多くあります。

ですから、肩凝りがひどい時には早めに病院に行って正しい治療を受ける事は大切な事です。

■後縦靭帯骨化症

後縦靭帯という骨の中に通る靭帯が、何らかの原因で骨のように固くなる病気で、現時点で治療方法のない難病だと指定されています。

他にも、ねんざ・手先のしびれ・運動神経の低下など、それ自体はそれほど気にならない症状でも、多くの病気の原因になる可能性がある症状に繋がる事があります。

スポンサーリンク

首がポキポキ言ってしびれがある場合はどんな状況なの?

機微をポキッと慣らす事で骨と骨の間にある滑液に含まれる空気が弾けて音を鳴らしながら外に出ていく事は最初に話しました。

では、しばらく鳴らす事を続けてしまうと、手先にしびれを感じるようになる場合ではどのような心配があるのでしょうか?

ここでは、病気の予期症状やチェック方法を見ていきましょう。

①首や肩甲骨周辺に強い痛みがある

神経が圧迫されている事が原因で、肩回りが異常に痛くなる事があります。

整形外科や肩凝り専門クリニックなどを受診して原因を知る事がとても大切です。

②お箸が持てない・お箸で物が掴めないなどの障害が出る

指先の神経が圧迫されている事が原因で指先が思うように使えない場合があります。

③指先が常にまたは首を曲げた時にしびれる

特に首を曲げた時にしびれを感じる場合では、神経が圧迫されている可能性が多くあります。

■チェック方法

片手を水平に伸ばして「グー」「パー」を繰り返します。10秒間早く出来て、20回に近ければ心配ありません。

10回以下では医師のアドバイスが必要でしょう。


いかがでしたか?

肩凝りや首周りの凝りは神経が圧迫されているサインであると思うと、なおさら首を鳴らすのは止めた方が良いと分かりますね。

クセになっている場合もありますが、運動はもちろん、就寝や入浴など日々のリラックスタイムを活用してストレッチや温療法を工夫するだけでも首周りがスッキリするかもしれませんね。

出来る事から少しずつ始めてみましょう。

お大事にしてください。

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿