寝る時に子供が歯ぎしりをすると、音が気になりますよね。
ですが、気にするべき事は他にあります。
この記事では、永久歯への影響・歯ぎしりをする原因・歯ぎしりをしなくなる対策について、詳しく説明していきます。
スポンサーリンク
子供の歯ぎしりは、6歳頃までなら基本的に問題はありません。
乳臼歯が生え始める2歳頃から永久歯に生え変わっていく4~6歳にかけては、歯ぎしりをする子供が多くなりますと言われています。
これは、噛み合わせのバランスの調整や永久歯が生えてくるスペースの確保などに必要な、無意識の行動だそうです。
正常な成長の証といって良いものでしょう。
しかし、永久歯が生えそろってくる6歳頃を過ぎても歯ぎしりが続いているなら、他の原因が考えられるので歯科医へ相談してみましょう。
7歳以降の歯ぎしりを放置してしまうと、以下の様な問題が出て来ます。
●歯の神経へ影響が出る
歯ぎしりの強い圧力に耐えられず、稀に神経の炎症や壊死が起こってしまう事があります。
●顎関節症になる
歯ぎしりをすると、顎付近の筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけてしまいます。
それは、顎関節症を引き起こす原因になり得るのです。
●歯が摩耗する
歯ぎしりとは強い力で歯と歯を擦り合わせる事なので、歯を摩耗させてしまいます。
いずれの場合も、治療が必要になる可能性があります。
歯ぎしりの原因の1つに、ストレスがあります。
これは、過度のストレスによって、眠りが浅くなっていたり悪夢を見たりする事などが要因だと言われています。
大人だけでなく、子どももストレスを抱え込む場合があります。
歯ぎしり以外にも、下記の様なストレスサインを見逃さない様にしてあげてください。
●呼んでいるのに返事をしない事が多い
小児心因性難聴(ストレスによって耳が聞こえにくくなる病気)になっている可能性があります。
●急激に体形が変わった
過度のストレスは、過食症や拒食症の引き金になってしまう事があります。
●寝ているのに叫ぶ
子供が寝ながら叫ぶのは、ストレスが原因で夜驚症(夜中に叫んだり暴れたりする病気)を発症しているかもしれません。
●落ち着きがない
上手にストレスを発散する事が出来ない子供は、落ち着きのない行動で助けを求めている場合があります。
●じんましんが出る
じんましんはアレルギーのイメージが強いかもしれませんが、ストレスによる精神面の不調が原因で起こる事もあります。
ストレスが原因のじんましんは痒みを伴わない事が多いので、発見しにくいそうです。
スポンサーリンク
歯ぎしりを確実に止めさせたいなら、歯医者での治療をオススメします。
主な治療法は、以下の2つです。
●マウスピース
市販のものもありますが、歯科で自分の歯に合ったものを作ってもらう方が効果的です。
●歯列矯正
いつまでも続く歯ぎしりは、歯科矯正が必要だというシグナルかもしれません。
その場合は、矯正歯科で相談しましょう。
自宅でも出来る対策もあります。
●よく噛んで食事する習慣をつけさせる
ものをよく噛んで食べる習慣がないと、顎の成長が阻害され噛み合わせに悪影響が出てしまうと言われています。
単に「よく噛もうね。」と子供に言っても分かりにくいので、「一口30回噛もうね。」など具体的な目標を提示してあげましょう。
●正しい姿勢をさせる
猫背の子供は背中を丸めた姿勢が続くので、首の前方にある口を開ける時に使う筋肉が緊張してしまいます。
その結果として、口が開けにくくなって顎関節の動きが悪くなるのです。
立っている時・座っている時・歩いている時などの、正しい姿勢を教えてあげましょう。
●リラックス出来る環境を作ってあげる
ストレスが歯ぎしりの原因の1つなのは、前述した通りです。
ストレスは精神面の成長に欠かせないものなので無くなると困りますが、過度のストレスは毒です。
心身ともにリラックス出来る環境を整えてあげましょう。
如何でしたか?
この記事を参考にして、お子さんの大切な歯を守ってあげてくださいね。
スポンサーリンク
インフルエンザでふくらはぎが痛かったり筋肉痛みたいになることもあるの?だるくなるのはどうして?
インフルで学級閉鎖になったら習い事は行ってもいいの?兄弟がなった場合は?
インフルになった時の保育園の送り迎えや兄弟はどうしたらいい?母親がなったらどうするの?
インフルになったらふろはいつから入れる?シャワーだけの方がいいの?悪化することもある?
インフルになったら運動はいつからできるの?治りかけならやってもいいの?
コメントフォーム