ロタウイルスの予防接種の副作用で下痢や発熱したらどう対処すればいい?

目安時間:約 4分

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激しい下痢や嘔吐の症状が起こるロタウイルス感染症。

つらい思いはしたくないですよね。

近年できたワクチンを接種しよう!と思っても、実際のところ、副作用がないのか心配になりますよね。

今回はロタウイルスの予防接種に副作用があるのか、あればどのような症状なのかをお話していきましょう。

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ロタウイルスの予防接種の副作用は?

よく報告されているのは、ロタウイルスの予防接種を受けてから30日以内にロタウイルスに感染したときの症状が現れるということです。

数日で治まりますが、下痢や嘔吐、発熱、鼻水、咳などの症状が出てきます。

予防接種を受けて副作用を起こす確率としては、5パーセント前後と低く、安全と言えるでしょう。

しかし、この中でも特に気をつけたいことは、初回接種から1週間以内に腸重積という症状が出ることです。

この7日間に腸が重なり合い腸閉塞になってしまうことが多く見られています。

泣いたり不機嫌になったりを繰り返してぐったりしていたり、顔色が悪かったり、嘔吐を繰り返していたり、血便が出ていたりしたら、これは腸重積の前兆の可能性が高いので、すぐに病院へ行くようにしてください。

ただ、こちらの腸重積については、ワクチンを早めに受けて接種期間も守っていれば、副作用が起きる可能性が下がるので、そこまで心配しなくてもいいと思います。

ロタウイルスの予防接種の副作用で下痢になったら?

いくら確率が低いと言っても、いざ副作用が起こるかどうかは心配ですよね。

副作用で下痢になったときはどうでしょうか。

まずは、赤ちゃんの様子をしっかり見てあげてください。

便の様子もよく見ておきましょう。

血便であれば腸重積の可能性が高まるので病院へ行くべきです。

米のとぎ汁のような白い水様性の便であれば、ロタウイルスの可能性が高いので、感染しないよう注意して処理を行ってください。

白い便でなくても、接種して7日くらいは便にロタウイルスが混在しています。

二次感染に気をつけましょう。

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ロタウイルスの予防接種の副作用で発熱したらどうすればいい?

続いて、発熱の副作用症状についてお話しましょう。

副作用で発熱が起こる確率は低く、例え発熱しても2~3日で治りますし、重症化した例をあまり見ないので、腸重積などの副作用に比べてまだ安心できると言ったところです。

また、お子さんが普段熱が出たときと同じような様子であれば、お家で安静にしておくことで対処できるでしょう。

逆に、ぐったりしていたり高熱が2、3日以上続いたり、普段と少しでも違う様子が見て取れたら、予防接種の副作用が原因でない場合もあるので、病院へ連れて行ってあげてください。


もし副作用が出てしまった場合は、それぞれの症状に合わせて対応してあげましょうね。

下痢であれば、オムツなどの処理に気をつけ、脱水になりやすいのでこまめに水分補給をしておくこと。

発熱であれば、腋の下や足の付け根などを冷やしてあげるなど、つらい症状を少しでも和らげてあげましょう。

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