夫婦喧嘩が子供に与えるストレスや影響は?トラウマになってしまう?

目安時間:約 5分

夫婦といえど他人なのですから、感性や生活習慣などの違いで喧嘩してしまう事はありますよね。

それは仕方ない事ですが、子供が見ていたり聞いていたりする所でしていませんか?

もしかしたら、それは子供の将来に悪影響を及ぼすかもしれませんよ。

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夫婦喧嘩は子供にストレスを与えるの?

言い争いや怒鳴り合いなどの様子を見たり聞いたりする事は、人に緊張感や恐怖感を与えます。

(それは夫婦喧嘩に限らない話ですが、ここでは言及しません。)

小さな子供にとって、両親との関わり合いが生活の全てです。

そこで過度な緊張感や恐怖感を与えられると、発散する場所も機会も無く、ストレスとして蓄積していく事になってしまいます。

大好きなパパやママの大きな声・荒げた口調・恐い表情などは、子供にそれ程の影響を与えてしまいます。

当事者にとっては些細な言い争いの心算でも、喧嘩の状況も理由も把握出来ない子供はそんな風には受け取れないでしょう。

とはいえ、ストレス全てが悪いという訳ではありません。

ストレスには、良いストレス(eustress)と悪いストレス(distress)があります。

良いストレス:夢・目標・良好な人間関係など、奮い立たせてくれたり勇気づけてくれたりする刺激。

悪いストレス:不安・恐怖・険悪な人間関係など、苦しくなったり嫌な気分になったりする刺激。

夫婦喧嘩によるストレスが何方にあたるかは、一目瞭然ですね。

夫婦喧嘩は子供にどんな影響があるの?

夫婦喧嘩は、子供の成長を妨げる一因になる可能性があります。

大人は不安や悩みなどがある時に眠れなくなったりしますが、それは子供でも同じです。

そして充分な睡眠を取れなくなると、成長に必要不可欠な成長ホルモンが正常に分泌されなくなってしまいます。

子供は、両親に対して絶対の信頼を置いています。

心穏やかに過ごせる家庭環境を壊さない様にしてあげましょう。

●成長ホルモンが正常に分泌されない事による悪影響

・身長が伸びなくなる

・疲れが取れにくくなる

・無気力や情緒不安定になる

・抵抗力や免疫力が下がり病気に罹りやすくなる

・太りやすくなる

また、恋愛や結婚に否定的になってしまうとも言われています。

夫婦喧嘩を目の当たりにした子供は、「お父さんとお母さんは、結婚したから喧嘩をしているんだ。」などの間違った考え方をしてしまう事があります。

そんな子供が、将来の自分の恋愛や結婚に希望を持てるとは思えませんよね。

大人なら、愛し合っていても相手を非難したり否定する事はあると理解していますから関係は簡単に破綻したりしませんが、子供はそうはいきません。

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夫婦喧嘩は子供が大きくなってもトラウマになるの?

夫婦喧嘩で子供に与えた大きな恐怖感は、ストレスとなって最終的にトラウマになる事があります。

そして、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こす可能性もあります。

<PTSDの主な症状>

●頭痛・不眠・腹痛などの身体症状

●パニック・ヒステリーなどの精神症状

●幼児退行・登校拒否などのコミュニケーション障害

●摂食障害

●自傷行為

また、夫婦喧嘩がトラウマになっている子供は、乱暴な性格になりやすいと言われています。

それは、ストレスから体や心を守る為に自分自身がストレスを与えるもの以上の存在になろうとする、子供に出来る唯一の自衛です。

【目には目を、歯には歯を。】という事ですね。

しかし、何も事情を知らない他人には、単なる乱暴な子供にしか写りません。

乱暴だと周りから敬遠されてしまいますが、そうなると子供は自己を否定されたと思い、それが更なるストレスになります。

そして、そのストレスのはけ口を求めてより乱暴になる、といった悪循環に陥ってしまいます。

夫婦喧嘩を子供が黙って見ているのは、無気力になっていたり平気な振りをして我慢しているという事です。

そんな子供の心理状態は極めて悪く将来トラウマになる可能性が高いので、見過ごさない様にしましょう。


如何でしたか?

夫婦の喧嘩に子供は関係ないので、巻き込まない様にしてあげましょう。

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