麻疹と風疹は何が違うの?予防接種も違うの?

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皆さん、麻疹と風疹の違い、ご存じでしょうか?

「え、麻疹と風疹って違うの?」「風疹の重い症状が麻疹がじゃないの?」と今知った方も多いと思います^^;

実は、麻疹と風疹は全く別の感染症なんです!!

今回は、麻疹と風疹の違いについてご説明してまいりましょう!

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麻疹と風疹の違いは?

麻疹と風疹、一体何が違うのでしょうか?

まずは感染源のウイルスが違います。

麻疹は、パラミクソウイルス科モルビリウイルス属RNAウイルスという麻疹ウイルスが、風疹は、トガウイルス科ルビウイルス属RNAウイルスという風疹ウイルスが要因となって発症します。

そのウイルスですが、風疹に比べ、麻疹の方は感染力が非常に高く、体の免疫機能を破壊し麻疹だけでなく重い合併症も併発することが多いとされています。

これらのウイルスですが、感染経路にも相違点があり、麻疹は飛沫感染が、風疹は空気感染が主な感染経路となっています。

ただ、両疾患に言えることは、共通して飛沫感染、空気感染、接触感染の可能性はあるということです。

主な感染経路がわかったとしても、すべての可能性において予防を怠らないようにしましょうね。

加えて、潜伏期間にも相違点があり、麻疹より風疹の方が長く、麻疹は9~12日間、風疹は14~21日感もの潜伏を経て発症すると言われています。

症状の違いに関して言うと、麻疹は高熱、咳、口内のちょうど頬の内側にあたる粘膜に赤みのある白い発疹ができることが特徴的で、風疹は発熱から始まり、発疹の出現や耳下腺・首のリンパ節の腫れ、目の充血が特徴的です。

そして、麻疹は発症から14日、風疹は3日ほど経過すると症状も軽快すると多く報告されています。

麻疹と風疹は同じ病気であると勘違いされることが多いですが、以上のことから症状、主な感染経路、潜伏期間、治癒までの期間など、さまざまな点で違いがあることがわかりました。

風疹については、ウイルスに感染したとしても発症しないこともありますが、麻疹も風疹もつらい症状を伴いますので、なるべく感染したくないですよね。

感染しないためには、どのように予防すればいいのでしょうか?

一番良いとされている予防法としては、予防接種です。

では、麻疹と風疹では予防接種も違うのでしょうか?

麻疹と風疹の違いで予防接種も違うの?

麻疹についても風疹についても、両疾患ともに予防接種で防げる病気なので、予防接種を受けることが推奨されています。

先述したとおり、麻疹と風疹は別の疾患なので、症状などさまざまな部分で相違点がありましたよね。

ということは、予防接種も2種類受けなければいけないのでしょうか?

皆さん、ご安心ください。

麻疹風疹混合ワクチン、いわゆるMRワクチンが生成されており、これは定期接種に含まれるものなので無料で受けられ、1歳を過ぎたら接種することが可能となります。

なるべく早めに受けることで、麻疹だけでなく風疹も予防することができますよ。

ただ、幼少の頃にこの混合ワクチンを受けておらず、大人になってから接種するという方も少なくありません。

大人の場合、無料ではなく自費となり、8,000円~10,000円かかります。

高いな・・・と感じる方が多いと思いますが、麻疹や風疹は妊婦さんが発症すると危険である病気に含まれており、早産や流産、何らかの障害をもって胎児が生まれるといったリスクも格段に上がってしまいます。

そのことを含めて考えると、妊娠を考えているのであれば、事前に接種しておくことも必要かもしれませんね。

また、混合ワクチンだけでなく単独ワクチンもあり、単独であれば4,000円~8,000円前後の値段で受けることが可能です。

前もって自分に抗体があるかどうか調べた上で、医療機関に相談してみてはいかがでしょうか^^

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麻疹と風疹の違いについてご説明してまいりました。

実は全く違う病気であること、予防接種を受ければ感染を防ぐことができることがわかりましたね☆

それらの病気にかかってつらい症状が続くのはもちろん、さらに合併症を併発して重症化するのもしんどいですよね。

さらに妊婦さんであれば、心配も倍増だと思います。

まずは、ご自身に抗体があるかどうかを調べ、なければ予防接種を受けることを考えてみてはいかがでしょうか?^^

皆さんのご参考になれば幸いです☆

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