水いぼが出来たら芯を取れば治る、というのは知っている方も多いと思います。
ですが、正しい取り方を知っている方は少ないと思います。
闇雲に取れば良いという訳ではありませんので、しっかり学んでいきましょう。
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水いぼは、正式には伝染性軟属腫と呼ばれる感染性の皮膚疾患です。
白い液体を含んだ1~3mm程度の発疹が、点々と体中に出てくるか一部分に密集して出てきます。
ツルツルの表面とぷっくり膨れた中心部分が、発疹の特徴です。
その中心部分には、ウイルスを多く含んだ白い芯があります。
水いぼは、殆どの場合は痛みや痒みといった症状は伴わないと言われています。
ですが、患部が気になるあまり触り過ぎたり掻き毟ったりしてしまうと、周りが赤くなってとびひ※の様になってしまうので注意が必要です。
※とびひ:水膨れが破れて、びらんと呼ばれる皮膚がめくれた状態になる事。
そんな水いぼの対処法として一番オーソドックスなのが、ピンセットで水いぼの芯を一つ一つ取り除くという方法です。
水いぼの数が少ない場合におすすめの方法ですが、数が多くても時間と根気があれば出来ます。
ピンセットは、医療現場や赤ちゃんの耳鼻のお手入れなどに使われる先端が丸くなっているものだと、芯が摘まみやすい上に怪我をする可能性を減らせます。
芯にはウイルスが含まれているので、作業は手袋をはめて行います。
使い捨てのビニール手袋がおすすめです。
ピンセットと水いぼの部分を消毒液で消毒してから、白い液体の入った芯の中心を摘まんで軽く引っ張る様に持ち上げます。
それ以外の部分を潰してしまうと、他の皮膚の部分にウイルスが移ってしまうので、出来るだけ手早く慎重に除去しましょう。
芯が取れたら消毒液で再び消毒して、絆創膏を貼れば終了です。
除去した後の芯はティッシュや脱脂綿などに包んで、触れられない様にしてから処分しましょう。
そして、バイキンが入らない様に暫くの間は消毒を続けてください。
これで、全ての作業が完了です。
先程の対処法を行っても、上手くいかずに芯が残ってしまう可能性はあります。
ですが、そうなっても心配はいりません。
何故なら水いぼは、特別な治療をしなくても半年から3年程度で自然と治る病気だからです。
病院によっても診療方針は異なっていて、自然に治るので敢えて特別な治療をしないという所も治るのに時間が掛かるので積極的に治療するという所とがあります。
なので治療しないという場合は、潰した部分が回復してきた頃に馬油やワセリンなどで保湿して皮膚の再生を助けてあげる程度の事を心掛けるだけで良いのです。
これは、潰した痕を残さない為です。
治るまでに時間が掛かると気になるので治療したいという方は、積極的に治療してくれるお医者さんに相談してみてください。
ヨクイニンという漢方薬を処方してくれたり、液化窒素で焼いてくれたり、スピール膏と呼ばれる絆創膏を貼ってくれたり、何らかの対処をしてくれる筈です。
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治療法は様々なので、自分に合ったものを見付けてくださいね。
そして、タオルの共用や密着した接触は控えて、周りの人が感染しない様に配慮してくださいね。
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