水いぼの原因で大人の場合は?大人がなると治りが遅いの?治療の仕方はこともと違う?

目安時間:約 5分

水いぼは子どもが罹る病気、だと思っている人は多いと思いのではないでしょうか。

確かに子どもに多い病気ですが、実は大人も罹る可能性はあるのです。

大人が水いぼにかかる原因や対処法などは子供の水いぼとは違うのでしょうか。

そのあたりを詳しく見ていきましょう。

スポンサーリンク

水いぼの原因で大人の場合は?

水いぼとは、1~6歳の子どもに多く見られるウイルス性の皮膚疾患です。

(伝染性軟属腫ウイルスの感染によって起こる病気なので、正式には伝染性軟属腫と呼ばれています。)

白い液体を含んだ1~3mm程度の発疹が出てくるのが主な症状ですが、大人の場合はそれ以上の大きさの発疹が出てくる可能性があります。

ツルツルの表面と、ウイルスを多く含んだ白い芯があってぷっくり膨れている中心部分が、発疹の特徴です。

水いぼは主に皮膚と皮膚の接触によって感染する病気なので、大人の場合は皮膚の免疫力が落ちている時に子どもの皮膚から感染して起こる場合が殆どだと言われています。

また大人の場合は、デリケートゾーン・肛門の周辺や太もも内側に水いぼが出来る、別の種類の水いぼの可能性も考えられます。

子どもがよく罹る水いぼは1型の伝染性軟属腫ウイルスが原因ですが、こちらの水いぼは4型の伝染性軟属腫ウイルスが原因です。

主な感染源は、肌が触れ合う事です。

ただ、日本での感染者数は極めて稀と言われていますので、日本で大人が感染する水いぼは1型の水いぼであると考えて間違いないでしょう。

水いぼに大人がなってしまうとなかなか治らない?

水いぼは、大人が罹ったからといって治りにくくなったりする病気ではない様です。

子どもが罹った場合と同じ様に、個人差はありますが3週間から1年程度で自然治癒すると言われています。

いぼの1つ1つには寿命の様なものがあるので、子どもが罹っても大人が罹っても基本的には自然治癒が推奨されています。

ですが、皮膚に異常のある人(主にアトピー性皮膚炎などの病気に罹っている人)は、水いぼが治りにくいので治療が必要になります。

(治療法に関しては、後述します。)

また、水いぼのウイルスに対して人体は終生免疫※が得られない為、1度感染した人が再び感染する事も考えられます。

※終生免疫:ワクチン接種やウイルス・細菌の感染によって、それが原因の感染症には一生罹らないという強い免疫の事。

大人が罹る場合はただでさえ免疫力が落ちている可能性が高いので、再発した場合は特に、水いぼの事だけに気を取られるのではなく免疫不全を引き起こす他の病気に罹っている可能性も考えた方が良いかもしれません。

スポンサーリンク

水いぼに大人がなったときの治療の仕方は?

別の皮膚疾患がある人・治癒までに掛かる時間を待っていられない人などには、下記の治療が主に施されます。

因みに、治療法に子ども大人の区別はありません。

♦ピンセットで除去

水いぼの対処法として、最もオーソドックスな方法です。

消毒した医療用のピンセットで、水いぼを1つずつ摘まみ上げ、芯(ウイルスに感染した細胞)を除去します。

1番確実な方法ではありますが、かなりの痛みを伴いますし、水いぼの数が多い場合には難しい作業になります。

♦液体窒素で死滅

凍結療法と呼ばれる、液体窒素を使う治療法です。

水いぼが感染した細胞を、液体窒素で凍らせて死滅させます。

痛みのあまり無い有効な方法ですが、数回行わないと効果は期待出来ません。

♦硝酸銀で死滅

硝酸銀を塗って、水いぼが感染した細胞を死滅させる方法です。

有効な方法で痛みもありませんが、皮膚が一時的に黒っぽくなるので見た目が悪くなってしまいます。

更に、一時的にですが皮膚がヒリヒリしたり痒みが出たりする可能性もあります。

♦ヨクイニンで死滅

ヨクイニンとはハト麦茶の成分の1種で、ドラッグストアや薬局などで購入が可能です。

飲むだけの簡単な治療法です。

ただ、水いぼに対する治療効果は弱いらしく、治るまでに2・3ヶ月掛かる場合もあります。

また、ヨクイニンが効かない人もいます。

どの方法も一長一短なので、お医者さんと相談して、自分に合った治療法を探してみてください。


如何でしたか?

大人になってから水いぼに悩まされずに済む様に、生活習慣を見直して常日頃から免疫力の向上に努めましょう。

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿