じゃがいもで食中毒!潜伏期間や症状を知って正しい治療を!

目安時間:約 4分

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生肉や生魚に気をつけていれば食中毒にはならない・・・と考えている方、かなり多いのではないでしょうか?

実は、じゃがいもでも食中毒になるんです!

たいてい肉ジャガやポテトサラダなど、一度加熱して料理することが多いじゃがいも。

食中毒なんてならないんじゃない?とついつい考えてしまいますよね。

そこで、じゃがいもで食中毒になったときの症状などご紹介していきましょう。

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じゃがいもで食中毒になる場合の潜伏期間は

実は、じゃがいもは表皮と芽の部分に毒素を持っているのです。

植物が毒素を持っていることはごくごく普通のことで、他の生物から自分の身を守るためなのです。

じゃがいもは、「ソラニン」と「チャコニン」という有毒成分を含んでおりますが、私たちがじゃがいもを食べるときは、皮をむき、芽を取り除きますよね。

なのに、何故毒素が身体に入ってしまって食中毒の症状が出てしまうのか。

原因は、個人で栽培したじゃがいもの栽培方法や保存方法にあります。

存分に大きくならずに緑色になってしまったものや、よく日の当たる場所で保管しているものは、ソラニンやチャコニンが増加してしまい、これを食べることで食中毒が起こってしまうのです。

発症時間は、摂取してから20分~数時間とすぐに症状が出やすいです。

では、じゃがいもで食中毒になったとき、どのような症状が出るのでしょうか。

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じゃがいもで食中毒になった場合の症状

主に、腹痛、下痢、頭痛、嘔吐が症状として出てきます。

下痢の症状は1週間ほど続きます。

大量に摂取して中毒症状に陥った場合は、めまい、頻脈、胃炎も引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。

特にお子さんであれば、身体も小さいので、大人の摂取量の10分の1でも食中毒の症状がみられるときがあります。

じゃがいもを食べてすぐに気分が悪くなったときは、真っ先にじゃがいもの食中毒を疑い、医療機関に出向くようにしてください。

じゃがいもが原因で食中毒になったときの治療方法

もし、じゃがいもを食べてこのような症状が出てしまったらどうしよう・・・。

治療法は、ずばりありません。

じゃがいもの持つ毒素を直接分解する薬などは見つかっておらず、対症療法になりますので、下痢や嘔吐などで身体の中から毒素を出すしかありません。

症状が軽いといっても、もしかすると重篤な症状に陥ってしまう場合もあります。

先ほども言いましたが、場合によっては死に至ってしまうような食中毒です。

症状が出た場合は、我慢などせず積極的に病院へ行くようにしましょう。

また、食中毒にならないように、常温で暗いところに保管しておくようにしたり、小ぶりで緑色のものは食べないようにしたり、予防もしておきましょう。

ジャガイモのソラニンという天然毒素についての記事はこちら


じゃがいもなんかで食中毒にはならない!と、実は私自身も思っていましたが、最悪の場合は死に至ってしまうという恐怖がじゃがいもには潜んでいました。

しかし、ホクホクのじゃがいもは美味しいし、嫌いにはなれませんよね。

じゃがいもの持つ毒素を増やしてしまわない保管方法で、尚且つ、毒素を含むところを取り除くという予防をしっかりすることで、これからも美味しくじゃがいもを食べたいですね。

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