食中毒の症状の頭痛がなかなか治らなければ気を付けて!

目安時間:約 5分

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食中毒になってしまい、下痢や嘔吐で苦しむ人が多いですが、

頭痛を伴う食中毒も中にはあります。

もしかしたら食中毒ではなく、何か別の病気にかかってしまったのでは・・・?

と不安な方も多いかと思いますが、今回は頭痛を伴う食中毒についてお話していきましょう。

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食中毒で頭痛と嘔吐がある場合

頭痛や嘔吐の症状が見られる原因菌は、主に5種類あります。

まず一つ目は、サルモネラ菌。

よく卵を使用した食品に多く見られ、他には、加熱し足りない肉類や肉類調理後で

洗浄の足りなかったまな板などから感染する場合もあります。

次に、カンピロバクターですが、こちらも過熱不足の鶏肉や

洗浄不足の調理道具から感染することが多いです。

次に、ボツリヌス菌。

この菌は魚介類食品からよく感染します。

次に、ノロウィルスですが、こちらは牡蠣などの二枚貝が感染源としてよく見られます。

感染力が強く、人から人への感染もよく見られるので、さらに注意が必要となります。

最後に、ヒスタミン食中毒。

マグロやブリに含まれているヒスタミンという成分が原因となり発症する食中毒です。

以上が頭痛も引き起こしてしまう食中毒になりますが、頭痛、嘔吐だけでなく、

下痢や発熱なども発症するものもありますので、

それぞれの症状によって対処が必要になりますし、最悪の場合、死に至る食中毒もあるので、

少しの異変でも病院で受診することをおすすめします。

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食中毒で頭痛や関節痛も起こる?

食中毒になったけど、頭痛の他に関節痛も経験されたことがある方、多いのではないでしょうか。

下痢や頭痛だけでなく、関節痛、発熱も発症した場合、

サルモネラ菌によって起こる「腸チフス・パラチフス」を疑いましょう。

これは人にしか感染しません。

菌が繁殖した食品や、手指に触れたものが口に移ってしまって感染するので、

まわりの衛生状態をよりよく保つことで感染を防ぐことができます。

2週間前後の潜伏期間の後、まずは発熱の症状が現れます。

そして頭痛や関節痛に伴い全身がだるくなり、食欲もなくなります。

症状が重くなると、意識障害も引き起こす場合があります。

また、腸出血も起こしてしまい、まれに腸穿孔を併発してしまう方もいるので、

放置しておくと怖いですよね。

近年、日本での発症数は少なくはなっていますが、海外渡航の後では多く見られることがありますので、

海外、日本に関わらず注意が必要です。

食中毒で頭痛がなかなか治らない時は?

食中毒になってしまって1週間ほどたつのに、頭痛もずっと治まらない。

そんなときは医療機関へ絶対に行ってください。

1週間もたつと、下痢や嘔吐などで原因菌も身体の外へ排出できている頃ですし、

そうとなると別の病気を疑うことも大切です。

放置しすぎて場合によって死に至ってしまっては、元も子もありません。

薬を飲んで頭痛を解消するよりは、下痢・嘔吐による脱水を防ぐためにも

水分補給は引き続き行い、しかるべき病院へ行きましょう。


いかがでしたでしょうか。

たかが食中毒、されど食中毒ですね。

病院へ行っても、直接的に菌をやっつける薬がないことが多い食中毒ですが、

菌によっても人によっても症状はそれぞれです。

もし食中毒になってしまったら、無理することなく、病院へ行ったり、

水分・休息をしっかりとったりして、十分に休んでくださいね。

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