帯状疱疹では入院が必要になることがあります。
それはどんなときなのでしょうか。
また、入院期間や費用はどれくらいなのでしょうか。
家族がかかった時はおおよその目安として知っておきたいですよね。
今回は、帯状疱疹の治療で入院になった場合、どのくらいの日数がかかるのか、また費用はどのくらいなのかについて調べてみました。
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帯状疱疹では多くの場合、病院で処方された抗ウィルス薬と痒み止めや痛み止めを服用し、免疫力を高めるような生活をしていれば治ります。
しかし、入院が必要になることがあります。
それは、顔や耳など一般的な発疹の範囲の外に発疹が現れた時です。
通常では体の片側の背中から腰や胸にかけて発疹が現れます。
顔面に帯状疱疹が現れると、顔面神経麻痺や聴覚や視覚にも影響を及ぼすことがあり、重症化すると失明に至る恐れがあります。
顔面神経麻痺では、顔の筋肉が思い通りに動かず、片方の目や口が閉じられなかったり、表情が作れなかったりします。
そのため、大事をとって入院となります。
入院中は、抗ウィルス薬を点滴して治療します。
入院することで治療に専念できるため、重症化しにくく後遺症が残りにくいようです。
帯状疱疹で入院した場合、退院までの期間は症状の程度により様々です。
症状が軽く、大事をとって入院する場合は1週間から10日間程度で済むようです。
しかし感染症としての帯状疱疹が、免疫不全などを伴うことで重症化した場合は3~4週間の入院期間を要します。
免疫不全では、全身の免疫機構が正常に働かないことで、通常では病原性を持たないような弱毒微生物によっても感染を起こしてしまいます。
呼吸器や消化器、泌尿器、皮膚などにわたり合併症が現れる本当に恐ろしい状態です。
水痘・帯状疱疹ウィルスによる感染症が重症化すると、大きな水疱の出現や出血性発疹、肺炎を合併することがあります。
このような場合は病院で全身管理が必要となります。
最悪のケースを避けるためにも入院し、治療に専念しましょう。
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さて、気になるのは入院の費用だと思います。
帯状疱疹のため入院すると、個室を使用することが多いです。
大部屋でも他人に移ることは極めて少ないですが感染症であることや、同室には免疫力の低下した患者さんもいる可能性もあるため個室になります。
個室代は保険適用外です。
より集中した治療を受けるため、特別室を用意されることがありますが、これも自己負担となります。
特別室とは一室に4床以下、プライバシーを確保することのできる設備がある、個人用の収納・照明、小机・椅子などの条件を満たしている部屋のことです。
以上の理由から、帯状疱疹により入院すると費用は1週間で10万円程度になります。
全身管理が必要となり、長期間入院した場合はさらに高額となります。
詳細な金額が知りたい場合は、病院の会計の方に尋ねると教えてくれます。
帯状疱疹は重症化すると顔面神経、聴覚、視覚などに影響を及ぼすことがあります。
入院を勧められた際は、重症であることを受け入れ、治療に専念しましょう。
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