帯状疱疹 かゆみ いつまで

帯状疱疹にかかると、痛みだけではなくかゆみを感じることもあります。

「かゆみ…といったら虫刺されの薬みたいなスースーするやつを塗っておけばいんじゃないの？」

と思っているそこのアナタ！

もしかしたら、それは逆に帯状疱疹を悪化させることもあるかもしれません。

帯状疱疹でかゆみはいつまで続く？

帯状疱疹は幼少期にかかる水疱瘡のウィルスが体に残っていて、何らかのきっかけ免疫力が低下したときに、ウィルスがまた増殖してしまうことで発症します。

発症直後はかゆみや痛みがどこからともなくやってきて、4～5日後には発疹が出て、痛みをはっきりと感じてきます。

頭や顔、背中や胸など上半身に集中して出る事が多く、左半身か右半身に偏って発疹が出ることがほとんどです。

発症後すぐに薬を飲めば、1週間ほどで完治することが多いですが、飲まずに治すとなると3週間～1か月程度かかることもあります。

帯状疱疹が快方に向かい、治りかけのころになると、痛みが引いてかゆみを感じてきます。

薬を使わずに治すとなると3週間～1か月かかると書きましたが、発疹がかさぶたに変わってくる2週間目くらいの時期が一番かゆみを感じやすい時期です。

痛みがかゆみに変わってきたあと、徐々に快方に向かっていきます。

帯状疱疹のかゆみの対処法

痛いのも辛いですが、かゆいのもなかなかにストレスが溜まりますね。

帯状疱疹の痛みやかゆみというのは、神経にウィルスが攻撃することによって生じているもので、皮膚表面が原因というわけではありせん。

市販のかゆみ止めにもいろいろありますが、皮膚表面に原因がないとなるとあまり効果が期待できません。

また、帯状疱疹のウィルスは温度が低いと繁殖しやすくなるので、患部を冷やしたり、冷感タイプの塗り薬を塗ることが逆効果になってしまうこともあります。

また、帯状疱疹の原因の一つに免疫力の低下があります。

よって、市販のかゆみ止めを塗って治そうと思っても、特にステロイド入りのものなどは免疫力を逆に下げてしまい、場合によっては治りが遅くなるなんてこともあります。

市販薬をうかつに使えないとなるとガッカリしてしまいますがそんなときは、発症してしばらく経っているからと思わずに、病院にかかって適切な薬をもらうのも一つの手です。

皮膚表面のかゆみではないので、塗り薬は出してもらえないかもしれませんが、適切な処置が治りを早くしてくれるでしょう。

自宅で出来る対処法は、患部を温めることです。

寝る時に熱すぎない湯たんぽを患部にあてて塗る、お医者さんから入浴の許可が出ていれば入浴するなどです。

それから、帯状疱疹の原因で多いのがストレスによって免疫力が下がっているというものもあります。

心と体に負担を掛けずに、自宅でゆっくりストレス発散して過ごすことも帯状疱疹を治すには大事なことですね。

---

帯状疱疹は皮膚表面というよりかは、神経にウィルスが攻撃を仕掛けていることによる痛みなので、うかつに市販薬を塗るなどの対処は控えた方がいいということがわかりました。

根本的に免疫力の回復を目指すなら、ゆっくり休息をとって、かつストレス解消をすること。

適切な処置を受けて早く治したいならばお医者さんにかかりましょう！