暖かくなってくると、食品の衛生が心配な季節で、
主婦の方々は食中毒を起こさないように気を遣いますね。
どんなに気を付けていてもかかる時は、かかってしまうもの。
大まかな食中毒の特徴やかかったときの対策をまとめました。
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【ブドウ球菌】
食中毒で下痢だけの場合はブドウ菌の場合が考えられます。
食品の保存のときに、冷蔵庫ではなく常温で放置してから
食べたりはしていませんか?
ブドウ球菌はかまぼこやおにぎり、乳製品など、
痛みやすいものを食べることで感染しやすい食中毒です。
潜伏期間は1~6時間と、とても早く
平均すると3時間ほどで症状が出ます。
症状は下痢や嘔吐などで、発熱はしないのが特徴です。
【腸管出血性大腸菌】
十数年前に流行したO-157もこれに分類されます。
毒素が腸に炎症を起こすのが、この腸管出血性大腸菌です。
感染源は豚肉、牛肉、野菜、リンゴジュース、ヨーグルト、
浅漬けなど、未加熱の食べ物や、加熱が不十分な食品です。
食品を75℃で1分間加熱することによって、防ぐことができます。
下痢が主な症状ですが、赤ちゃんや病気のお年寄りなどがかかると
重篤になり、死に至ることもある恐ろしい食中毒です。
潜伏期間は4~8日間と長く、
腹痛が伴った水っぽい下痢が出続けたあと、血便が出ます。
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【サルモネラ】
たんぱく質を媒体にして増殖する菌です。
年中かかる食中毒ですが、夏場に多いのがサルモネラ菌です。
感染源は食品だと肉、卵、マヨネーズで
犬や猫、ミドリガメなどのペットという場合もあります。
他の食中毒同様、75℃以上で
1分間しっかり加熱することが予防に繋がります。
38℃以上の高熱と下痢が主な症状で、
嘔吐や腰痛、悪心などを伴うこともあります。
潜伏期間は6~48時間と開きがあり、
健康な若い人ほど症状が重いのが特徴です。
5~7日ほどで回復に向かっていきます。
【腸炎ビブリオ】
10℃以下では繁殖できない菌のため、
冬場よりも夏場に多くみられる食中毒です。
海水中に分布する菌で、魚介類を生食することで
感染することが多いのが特徴です。
38℃以上の高熱と下痢や腹痛の症状が出ます。
潜伏期間は6時間~20時間で、
症状が出てから2~3日程度で回復してきます。
下痢や嘔吐、発熱の症状のある食中毒をご紹介しましたが、
自分や家族が食中毒にかかったときはどんな対処をするのが
いいのでしょうか。簡単にまとめました。
【水分補給は十分に】
下痢や嘔吐は、体内から毒素を追い出そうとして起こる
体の防衛反応の一つです。
放って置くと脱水になってしまうので、
水やスポーツドリンクや経口補水飲料などで
水分補給をしましょう。
冷やしたものを一気にというよりも
常温のものを口に含んで飲み下すというのを
こまめに繰り返す飲み方がおすすめです。
【食事】
おかゆや柔らかめのご飯、煮込んだうどんなど、
消化にいいものをゆっくりと摂りましょう。
バナナやリンゴなどもオススメです。
また、食中毒にかかったときにオススメの食材は梅干しです。
梅干しの持つ殺菌作用が、菌の増殖を防いでくれます。
食欲がないというときには、
お湯にしょうがなどと一緒に溶かして
ドリンクにして飲むというのも一つの手です。
逆に食中毒にかかったときに摂らないほうが良い食品は
ゴボウやキノコなどの繊維質のもの、
芋やこんにゃくなど胃に負担をかけるもの、
肉や揚げ物の消化が悪いもの、
キウイやパイナップルなど体を冷やす果物などです。
・食欲がないときは点滴を
下痢や発熱があるとき、まずは病院にかかると思いますが、
そのときに食欲があるかどうかも伝えて、
場合によってはお医者さんに点滴をお願いしてみましょう。
食中毒を防ぐために自分で出来ることは
生ものは高温でしっかり加熱すること、
痛みやすい食品はすぐ冷蔵庫に入れるなど管理すること、
消費期限や賞味期限を守ること、
保存のきかないものは早めに食べること
など当たり前のようなことが多そうですが、
思い返してみるといい加減になっていそうな事ばかりですね。
食中毒を予防して、健康に夏を乗り切りましょう!
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