プール熱の症状で咳が止まらない!熱や鼻水もある時の対処法

目安時間:約 7分

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これから夏にかけて感染しやすいと言われているプール熱は、「アデノウイルス」というウイルスに感染することにより、発症する病気で、

プールの水から感染源が多く確認されていることから、別名、プール熱と言われています。

感染者は小児が多く、特に小児同士が同じプールに入る機会が多い、幼稚園、保育園、小学校は感染者が一気に増加する恐れがあります。

この病気は、喉、目にも症状が現れることから、別の名称で、咽頭結膜熱とも言われています。

この病気は症状として、発熱を主とした様々な症状が現れますが、もし発症した場合の対処方法、潜伏期間、予防方法などを今回はご説明したいと思います。

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プール熱で咳が止まらない

プール熱の症状の1つとして咳があげられます。

アデノウイルスに感染した場合、咳が酷い場合が多く感染者は苦しみます。

咳が続いて、止まらない!という人の為に対策法をご説明します。

●刺激物は避ける

食事を摂る際、パンなどのパサついたものや、辛いものなどの刺激物は喉に悪く、咳が出やすくなります。

おかゆなど、飲み込みやすいものを食べること、また、よく噛み、喉に負担をかけないようにして下さい。

●蜂蜜を摂る

蜂蜜にはアデノウイルスなどのウイルスを殺菌する作用があるとされている「グルコン酸」が含まれています。

蜂蜜は甘いので、子供にも適していると思います。

そのまま服用しても良いですし、飲み込みにくいならぬるま湯に溶かして飲んでも良いです。(蜂蜜の量はスプーン1杯程度)

ただし、1歳未満の赤ちゃんは「乳児ポツリヌス症」という呼吸器が麻痺し、呼吸困難を招く病気になる恐れがある為、与えてはなりません。

●長時間の入浴は避ける

人間の気管は急激な湿度、温度の変化により気道が狭くなって咳が出やすくなります。

入浴時間は5分程度に止めるようにして下さい。

●生姜湯を飲む

生姜にはジンゲロールという成分が含まれており、咳を引き起こす原因とされている中枢神経に働きかけます。

また、ウイルスを殺菌する作用、免疫力を高める効果もある為、大変お勧めです。

そのまますりおろして、お湯に混ぜて飲んでも良いですが、蜂蜜と混ぜて飲むのもお勧めです。

上記でご紹介しました通り、蜂蜜自体にも、咳に大変効果が期待できますので、この組み合わせもとても良いと思います。

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プール熱で高熱と咳が止まらない

プール熱の喉にウイルスが感染し、咽頭炎になる他、症状の1つとして、高熱が出ることがあります。

どのくらいの熱が出て、発症期間はどのくらいなのかをご説明します。

●感染~潜伏期間~発症期間~回復期~二次感染期間

プール熱は感染した後

潜伏期間は「5日~7日以内」
発症期間は「3日~5日」

その後回復し

二次感染は「発症日~2週間程度」

(飛沫感染、接触感染は14日程度であるとされているが、糞口感染は30日程続く)

とされています。

潜伏期間~二次感染期間までは、感染・再感染する可能性がある為、注意が必要です。

感染した場合の体温は38℃~40℃までもの高熱が4日間~7日間も継続することもあります。

感染力が非常に強いウイルスですが、子供がかかることがほんとどの病気としてしられていますが、成人が感染するケースも毎年、一定数以上見られます。

また、免疫力がまだあまりない赤ちゃんにはこの病気が重症化すると、「アデノウイルス肺炎」というただのプール熱より更に咳が酷くなり、

呼吸が苦しくなるといった症状が出る病気を引き起こすこともあります。

プーツ熱にはワクチン・特効薬の取り扱いが現在無いので、前の見出しで紹介していることなどを良く注意して、

睡眠をしっかり取り早い回復が出来るようにして下さい。

また、何度も言いますが、感染力が強い、2次感染もある病気ですので、感染後の幼稚園や保育園や学校などの通園、通学は

主治医の先生と良くご相談されて時期を決めるようにして下さい。

プール熱で咳や鼻水が出る場合もある

前の見出しでもご説明しました通り、プール熱は発熱や咳も伴いますが鼻水が出ることもあります。

症状の中でも、咳と鼻水は「飛沫感染」や「接触感染」によって他の人への感染や、自分が回復した場合は二次感染の恐れもありますので、

マスクの装着、手洗いうがいをきちんと行うようにして下さい。

それではここでは、鼻水が続いて、止まらない!という人の為に対策法をご説明します。

鼻水って多く出ると鼻がつまり、苦しいと思います。

しかし、だからといって鼻炎薬などの服用はあまりお勧めできません。

食中毒の時に、菌を外に排出する為に嘔吐や糞便をする、と同じようにプール熱が発症した場合も、その際に出る鼻水には多くの菌が含まれています。

なので、薬を飲んだり鼻水をすすったりせず、出たらかむようにします。

ですが、強くかむと逆流の恐れもあるので少しずつかむ方が良いです。

また、苦しいかもしれませんが、即効性のある止め方はなくなるべく治癒を早める方法をご説明します。

まず、家の中で咳や鼻水に伴うくしゃみにより、部屋には菌が増殖するので家の中をこまめに換気するようにして下さい。

換気をせず、菌がいる部屋に居続ければ治りも悪くなります。

勿論、十分な睡眠、食事も大切です。

どうしても苦しくて眠れない、などと言った症状が酷い場合は、お医者さんに相談するようにして下さい。


いかがでしたでしょうか。

これからの時期、流行すると言われているプール熱。

発症してしまうと、発症期間も長く、重症化するリスクもあるので日ごろからの手洗い、うがい、良い生活習慣を心がけ予防をするようにして下さい。

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