子供がかかりやすい夏風邪の一つに「手足口病」があります。
感染病の一つである反面、学校やプールなどの再開の目途は症状によって考え方が異なるようです。
今回は、手足口病になった場合、スイミングにはいつから行く事が出来るのかを考えていきます。
また、予防の方法についてもあげていますのでぜひ参考にしてください。
さっそく見ていきましょう。
スポンサーリンク
手足口病はウィルスが患部に接触する事で発症する病気です。
プールの水やシャワーではウィルスが感染する確率は、無いとは言えないまでも低いと言えます。
ですから、プールに入る事には問題はないかもしれません。
しかしながら、症状がひどいうちには体力や体調も考えてプールをお休みした方が良いと判断出来る事もあるでしょう。
では、発症から回復の経過を見ていきましょう。
■潜伏期間
感染してから3~6日間の潜伏期間があるようです。
発熱する事はまれで、出ても38℃くらいに留まると言われています。
■発症期間
その名の通り、手・足・口の中に水ぶくれの湿疹が出ます。
水ぶくれがお尻やお腹に出る事もあります。
口の中以外は、痛みやかゆみを感じる事が少ないと言われています。
■回復期間
一週間を超えた頃から湿疹が消えていき、回復します。
時々、発熱や湿疹が長引く事もありますが、食欲が戻って元気が出始めて丸一日経っていれば、学校やプールに行ける可能性も出てきます。
では、手足口病の時のプールの感染について考えていきましょう。
最初でもあげたように、プールの水を介して感染を広げる事は非常に確率の低い事ですが、ないと言いきれません。
プールに入る事にした場合でも、以下のような点には気を付けましょう。
①水疱が潰れないように防水の絆創膏などで保護をする。
水疱がたくさんある場合では、ウィルス源が多く、スイミングはまだ再開出来ないかもしれません。
②水泡が潰れた後では汁が出ていないかどうかをチェック。
傷口をチェックする事はとても大切です。
絆創膏や傷口を保護出来る水着を選びましょう。
③プールでは個人用の浮き輪やガーグルを使う。
共有するもの(ビート板や浮き輪など)を介して感染させないように、必ず個人用の用具を使うようにしましょう。
④タオルは個人用のものを使う。
タオルは最も感染しやすいので、必ず個人用のものを使い他のものを一緒にして洗濯しないように気を付けましょう。
⑤プールの後はシャワーでキレイに洗う。
スイミングの後では塩素を始め、プールの雑菌を体から洗い流して着替えるようにしましょう。
必要であれば、保湿やケアの薬を直ぐに付けましょう。
スポンサーリンク
最後に気を付けておきたい点として、塩素の害があります。
スイミングなど不特定多数の人が利用するプールでは、塩素の使用が義務付けられています。
塩素の濃度は、0.4㎎/Ⅼ以上とされています。
通常30分くらいのスイミングであれば、塩素の濃度は危険ではありませんが、長時間または肌の弱い状態で塩素に長く浸ると以下のようなダメージを受けてしまう可能性があります。
・肌が赤くなったり、ヒリヒリ痛くなって炎症を起こしてしまう。
特に手足口病を始め風邪をひいている時では、免疫力も下がっていますから激しい運動は控えましょう。
・塩素アレルギーの症状を出す。
肌だけではなく、発熱・くしゃみ・鼻詰まりなど、塩素アレルギーが原因で風邪の症状がひどくなる場合があります。
アレルギーを治すには服薬が必要になり、治るまではプールには入る事が出来ません。
・アトピーがひどくなるケースがある。
アトピーの改善にスイミングはすすめられていますが、皮膚の状態が悪い時ではアトピー症状が悪化する事があります。
バランスを保って体力を付ける事が求められてきます。
手足口病は肌を清潔に保つ事や体をシッカリと休める事で数週間で回復していく風邪です。
子供を介護しているうちに、親が感染するケースも多いため大人の皆さんも気を付ける必要があります。
特に、オムツを替える際には使い捨ての手袋をして、ウィルスに感染しないように最低でも5週間は気を付ける必要があります。
長期に及ぶと大変ですが、長期化しないように十分に気を付けましょう。
お大事にしてください。
スポンサーリンク
インフルエンザでふくらはぎが痛かったり筋肉痛みたいになることもあるの?だるくなるのはどうして?
インフルで学級閉鎖になったら習い事は行ってもいいの?兄弟がなった場合は?
インフルになった時の保育園の送り迎えや兄弟はどうしたらいい?母親がなったらどうするの?
インフルになったらふろはいつから入れる?シャワーだけの方がいいの?悪化することもある?
インフルになったら運動はいつからできるの?治りかけならやってもいいの?
コメントフォーム