膀胱炎で頻尿の回数や残尿感で困っていたら読んでみよう!

目安時間:約 8分

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膀胱炎が発症した際に多くの人が悩まされる、【頻尿】【残尿感】についてですが、そもそも、膀胱炎になると、何故、頻尿や残尿感と言った症状が現れるのでしょうか。

膀胱炎にも実はいくつか種類があり、個々に症状の出方も多少異なりますので、との特徴についてもご説明させて頂きます。

また、1日どのくらい排尿回数があると、頻尿、つまり膀胱炎かも?と考えるべきなのか、平均的な成人の方の排尿回数と、頻尿と言われる人の排尿回数を比較してみます。

最後に、外出先や会社など、トイレにすぐに行きたいのに行くことが出来ない、漏れてしまったらどうしよう?と不安になる人もいると思います。

そんな方の為の緩和策、対策もご紹介させて頂きます。

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膀胱炎で頻尿で残尿感もある

膀胱炎の症状の中で、多くの人に症状が出ると言われているのが【頻尿】【残尿感】です。

・頻尿になる原因

まず、頻尿になる膀胱炎の種類は膀胱炎の中でも最もなりやすい【急性膀胱炎】です。

膀胱炎は尿道に膀胱炎のもととなる細菌の増殖によりなる病気ですが、そもそも、排尿の役割は細菌など悪いものを流す役割をしています。

したがって、「膀胱炎で多くなった細菌を頻繁に流す=頻尿」ということになるわけです。

また、他にも頻尿になる膀胱炎はあります。

【神経因性膀胱】というものです。

あまり聞きなれない病名ですが、これは骨盤の手術をした後や、脳梗塞や糖尿病やパーキンソン病を患っている患者にかかりやすい種類の膀胱炎の1つなのですが、

これらが原因でこの病気にかかっていると、膀胱の神経が傷つき上手く排尿が出来なくなるのです。

神経のコントロールが出来ない為にトイレに行こう!

と自分で感じる前に尿道から既に排尿が始まっている・・・なんてこともあります。

最後にもう1つは【過活性膀胱】というものです。

最近、テレビCMで耳にする人もいるかと思います。

過活性膀胱とは、尿意がないのにも関わらず通常なら、一定の膨らみまで保ち尿を溜めておけるはずの膀胱が突然収縮し、トイレに行こう!

と自分で感じる前に排尿が始まっている・・・というものです。

上記でお話した【神経因性膀胱】と似ています。

ただ、神経因性膀胱と違うのは、「尿意切迫感」や「切迫性尿失禁」といった何の前触れもなく、突如、激しい尿意に襲われるということです。

【急性膀胱炎】だけは、頻尿にはなるもの尿意をしっかり自分で前もって感じることが出来るのでまだいいですが

【神経因性膀胱】や【過活性膀胱】は常にトイレのそばにいないと不安になる状態の事を言います。

・残尿感が出る場合

これも、膀胱炎の中で最も発症者が多いとされる【急性膀胱炎】に起きる症状です。

細菌が一定以上いる場合は膀胱を刺激し続けられるため、いくら排尿しても残尿感が残る場合があります。

また、もう1つは【神経因性膀胱】です。

上記でもお話しました通り、3つの病気を抱えて合併しこの神経因性膀胱を発症した人は膀胱のコントロールが出来ない為、

排尿したとしても、十分な排尿をすることが出来ず、残尿感が残ってしまいます。

この神経因性膀胱は通常の膀胱炎の検査では原因が特定されにくいのですが上記のような病気や手術の経歴がある方で頻尿感、残尿感がある方

この病気の可能性がある為、必ず医師に相談するようにして下さい。

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膀胱炎で頻尿の症状の回数はどれぐらいなのか

成人の排尿回数は通常、昼間は5回、夜(寝ている間)は多くても1回です。

勿論、その人その人の個人差やその日の水分回数によって、排尿回数は異なりますので、多少それよりも多いからと言って、すぐに「膀胱炎」と断定することは出来ません。

昼間に8回以上、夜に2回以上の排尿回数がある場合は頻尿の目安となり、膀胱炎が疑われますので検査をお勧めします。

長く放置しておくと、排尿時に痛みが起きたり(個人差はあるものの結構痛いです)することもあります。

また、前の見出しでもご紹介しました通り、膀胱炎の種類によっては失禁など、日常生活に支障をきたす場合もあるので、注意が必要です。

膀胱炎で頻尿の時の応急処置

外出先や会社などで、頻尿なり、残尿感の症状が続いている状態では辛いですよね。

そんな時、これといった応急処置ははっきり言ってないです。

強いていうなら、

「いつでもトイレにすぐ行けるように、トイレの近くにいる。」

のが無難ですが、それはなかなか難しいですよね。

そこで、症状を緩和させたり、もしも症状が出てしまった時の為に行える対策方法をご紹介させて頂きます。

○緩和方法

膀胱炎で最も主流な【急性膀胱炎】は免疫力が低下した時に膀胱に細菌が増殖しなる病気です。

①しっかりした睡眠、バランスの取れた食事を取る

身体をリラックスさせるとほぼすべての病気から言えますが、免疫力を下げない為には「良い生活習慣を心がけること」が大切です。

②トイレを済ませた後、前から後ろに拭き、お尻付近の大腸菌を尿道に近づけないこと
 
この大腸菌が膀胱炎の細菌を増殖させる原因になってしまいます。

③便秘にならないように心がける

膀胱炎は「尿」なのに?と思われるかもしれませんが、②でもお伝えしました通り、大腸菌は膀胱炎の細菌を増殖させる場合があります。

便秘が続くということは、体内に大腸菌を溜め込むということなので、排便時の大腸菌の量は計り知れません。

④細菌を増やさない為には、尿道付近を清潔に保つこと

性行為後はしっかり洗浄したり、生理中のナプキンはこまめに変えるようにして下さい。

○対策方法

外出時や会社でトイレが近くにない時、なかなかトイレに行けなかったり、残尿感で漏れてしまったりしたら、と不安になってしまいますよね。

そんな時にお勧めなのが、パンティライナーという、おりものシートのようなものですね。

あとは、量が多くて気になる場合は、生理用ナプキンやタンポンでもいいと思います。

これなら、変えられる時まで漏れてしまったりすることもないので、何もしないよりはずっと安心だと思います。


いかがでしたでしょうか。

今回は、何故膀胱炎になったら、頻尿感、残尿感が出てしまうのか。

その原因追求と、膀胱炎と判断する際の頻尿回数のボーダーラインと外出先、会社などで、すぐにトイレに行けない時に症状が出た場合の

対策方法と緩和方法についてご説明させて頂きました。

是非、参考にしてみて早急に治ればいいなと思います。

また、膀胱炎は一度発症すると繰り返しやすいので、予防もしっかり行うようにして下さいね。

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