カフェイン中毒になったらどのタイミングで病院に行けばいい?診断されたらどんな治療をするの?

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カフェイン中毒・・どの様な物か、ご存知ですか?

中毒というくらいなので厄介なイメージは湧くと思いますが、詳しくは知らないという方が多いそうです。

ここでは、カフェイン中毒の治療にスポットを当てていきます。

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カフェイン中毒になったらどのタイミングで病院に行くの?

中毒とは、摂取した物によって機能障害を起こす生理的反応の事です。

なのでカフェイン中毒とは、カフェインを摂取する事によって中毒症状を引き起こす事です。

カフェイン中毒の症状は、大きく分けると精神症状と身体症状の2つになります。

精神症状は不眠・高揚感・焦燥感などで、身体症状は頭痛・胃痛・下痢・動悸・呼吸などです。

重症化すると、幻覚・幻聴・パニック発作・痙攣・瞳孔拡大などを引き起こします。

重症化している症状が出ているのであれば、病院に行くべきです。

(詳しい治療法は後述します。)

カフェイン依存症と一緒だと思われがちですが、依存症は自分で摂取や消費などがコントロール出来なくなる事です。

簡単に説明すると、「カフェインを摂取すると体調が悪くなる・・。」というのがカフェイン中毒で、「カフェインの摂取が我慢出来ない!」というのがカフェイン依存症です。

カフェインはコーヒーに含まれているイメージだと思いますが、紅茶・緑茶・コーラ・エナジードリンクなど、多くの物に含まれています。

気を付けていないと、知らない間にカフェイン中毒になっているかもしれません。

カフェイン中毒と診断されたらしなければいけないことは?

軽度のカフェイン中毒なら体内からカフェインが分解されていけば症状は治まるので、カフェインの摂取を控えていれば基本的には問題ありません。

ですが、症状が悪化する可能性があるので一気に減らしたりしないでください。

カフェインの含有量を確認して、徐々に減らしていく様にしてください。

余談ですが、カフェインを摂取する事で得られるメリットを紹介していきます。

●眠気防止

覚醒作用があるので、眠気を覚まさせる効果が見込めるそうです。

●疲労回復

こちらも覚醒作用によるもので、疲労回復感が見込めるそうです。

疲労回復を目的としてコーヒーを飲むなら、エネルギーとなるブドウ糖を摂取する為に砂糖や蜂蜜などの糖分を混ぜるのがおすすめです。

●運動能力向上

持久力が必要な自転車競技・遠泳・マラソンなどでは、カフェインがパフォーマンス能力の向上に有効に作用します。

アデノシンという脳内物質をカフェインがブロックする事で、疲労が溜まりにくくなり集中力が高まるのだそうです。

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カフェイン中毒の治療はどんなことをする?

カフェイン中毒は、病院での治療が必要になる事もあります。

主な治療法は以下の通りです。

●胃洗浄

チューブを口から胃に挿入して内容物を吸収洗浄して、体内のカフェインを除去する方法です。

●酸素吸入・薬物投与

カフェイン中毒による呼吸不全を防止する為に行われる方法です。

●抗不安薬や鎮静薬の処方

慢性カフェイン中毒の場合、カフェインが切れると不安感に襲われたり興奮状態になったりといった症状が出るので、それを抑える方法です。

●点滴・入院

症状によっては、入院が必要となる場合もあります。

点滴による栄養摂取とともに、心身が安定した状態へと回復する様に目指します。

また、カフェイン中毒になると骨粗鬆症の発症率が上がるとも言われています。

カフェインの利尿作用で、体内のカルシウムが尿とともに排出されてしまうからだと考えられています。

骨粗鬆症になると骨が脆くなるので、些細な事で骨折しやすくなり、場合によっては寝たきりになってしまう事もあります。

骨粗鬆症は女性が発症しやすい病気なので、女性の方は特に気を付けましょう。


中毒や依存症になってしまっては、どんな物でも身体的・精神的にマイナスです。

他人事と思わず、日常的に意識しましょう。

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