カフェイン中毒になる量はコーヒー1日どれぐらい?急性と慢性になってしまう違いは?

目安時間:約 5分

コーヒーを飲み過ぎるとカフェイン中毒になる、というのは聞いた事があると思います。

ですが、1日どの位の量を飲むとなってしまうかは知っていますか?

また、症状や対策は知っていますか?

詳しく説明していきます。

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カフェイン中毒になる量でコーヒーは1日どれぐらい?

カフェイン中毒とは、カフェインが体内に入る事によって機能障害を起こす生理的反応の事です。

カフェイン依存症と同じ物だと思われがちですが、全くの別物です。

(カフェイン依存症とは、自分でコントロール出来ない程にカフェインの摂取が我慢出来ない状態の事です。)

カフェインの1日あたりの安全な摂取量の基準は、現在の日本にはありません。

(食品安全委員会がデータを収集している段階らしいです。)

なので、2015年にEFSA(欧州食品安全機関)が発表したデータをご紹介します。

【成人:1回あたり3mg×kg(体重)まで・1日あたり5.7mg×kg(体重)まで】

<体重60kgの場合>

1回あたり:3mg×60kg=180mgまで

1日あたり:5.7mg×60kg=342mgまで

カフェインが含まれている物の代表・コーヒーで、具体的に説明します。

エスプレッソコーヒー :量・50ml/カフェイン量・140mg

ドリップコーヒー:量・150ml/カフェイン量・135mg

インスタントコーヒー:量・150ml/カフェイン量・68mg

缶コーヒー:量・190ml/カフェイン量・120mg

どれだけ飲むと中毒になるかの明確な数値は無いので、あくまで平均値ですが上記の摂取量を守りましょう。

カフェイン中毒が急性で起こる場合はどんな時?どうなるの?

カフェイン中毒には、急性症状と慢性症状があります。

急性症状が現れる摂取量には個人差があり、ほんの僅かな量であっても頭痛や吐き気を感じる人も居ます。

先程説明した通り、カフェインの1日あたりの安全な摂取量の基準は日本にはありませんが、体内の代謝によりカフェインが半減するには3~6時間が必要とされているので、一般的に3時間以内の大量摂取で中毒症状が現れると言われています。

カフェイン中毒は命にかかわる事もありますが、飲料で致死量になるだけの量のカフェインを摂取するのは難しいです。

しかし、体調不良の時はカフェインの影響を受けやすいと言われているので、特に注意が必要です。

また、手軽にカフェインが摂取出来るカフェイン錠の服用にも注意が必要です。

カフェイン錠は眠気の防止や倦怠感の解消に効果があるので、愛用している人も居ると思います。

使用法や使用量は、必ず守りましょう。

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カフェイン中毒が慢性化されるとどうなるの?

慢性化したカフェイン中毒の代表的な症状は、カフェインを摂取しないと不安や焦燥感に襲われる事です。

カフェイン中毒になっても体内のカフェインが分解されていけば症状は治まっていくので、軽度のコーヒー中毒であればカフェインの摂取を控えていれば特別な事をする必要はありません。

しかし、重症化して幻覚・幻聴・精神錯乱・パニック発作などが起こるレベルなら病院に行くべきです。

(カフェインには特異的な解毒剤や拮抗薬が無いので、血中濃度を低下させる対症療法が行われます。)

そうならない様に、日頃から摂取量を意識する事が大切です。

以下に当て嵌まる人は、カフェインを過剰摂取している可能性があります。

(ここではコーヒーとしていますが、紅茶・緑茶・エナジードリンクなどにも多量のカフェインが含まれています。)

・コーヒーを毎日飲んでいる

・コーヒーを飲まないとイライラする

・1日に4杯以上のコーヒーを飲む

・息切れや動悸を感じる時がある

・不眠に悩まされている

・水よりもコーヒーを飲む事が多い


如何でしたか?

カフェインは身体に良い物なので、量に気を付けて摂取したいですね。

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