風邪や鼻炎、つらい症状が続くと、日常生活に支障が出て、困りますよね。
病院へ行って処置をしてもらうのが一番良いと思うけど、毎回受診するのもなかなかできない・・・これくらいの風邪や鼻炎なら市販薬で済ませば・・・と考える方も多いでしょう。
そこで今回は、風邪薬と鼻炎薬について、ご説明したいと思います。
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風邪薬と鼻炎薬で何か違いはあるのでしょうか。
まず、風邪と鼻炎の違いを見ていきましょう。
それぞれの病気の原因として、風邪はウイルスが、鼻炎はアレルゲンが挙げられており、症状も全く違います。
風邪は発熱・鼻水・喉の炎症・咳などで、鼻炎は鼻水・鼻づまりが中心となって見られます。
鼻水、鼻づまりについては両病気とも共通している点なので、実は、薬の成分が違っても、風邪薬でも鼻炎薬でも効果的であると言われています。
ただ、鼻に関しての症状がない風邪に鼻炎薬を使用してもあまり効果が得られないでしょう・・・。
鼻への症状が顕著なときに鼻炎薬を使っても問題はないでしょう。
しかし、風邪薬と鼻炎薬を合わせて服用するのはやめてください。
飲み合わせの関係もあるため、勝手な自己判断で両方服用するのは控えてください。
では、具体的にそれぞれの薬の成分を見ていきましょう。
例として、【風邪薬】コンタック600ST、【鼻炎薬】コンタック600PLUSをご紹介したいと思います。
まず、コンタック600STに含まれている成分として、副交感神経を抑制してくれ、鼻水・涙の過剰分泌を防ぐとされているヨウ化イソプロパミド、抗ヒスタミン剤で鼻水・くしゃみ・涙目などのアレルギー症状を抑制するとされているマレイン酸クロルフェニラミン、鼻粘膜や喉の炎症を元から抑えてくれる消化酸素剤としてブロメラインがあります。
次に、コンタック600PLUSに含まれている成分として、交感神経を興奮させ末梢血管の収縮を手助けし、鼻粘膜の充血や腫れを抑制することで鼻水・鼻づまりの症状を緩和させるとされている塩酸プソイドエフェドリン、抗ヒスタミン剤で鼻水・くしゃみ・涙目などのアレルギー症状を抑制するとされているマレイン酸クロルフェニラミン、副交感神経を抑制してくれ、鼻水・涙の過剰分泌を防ぐとされているベラドンナ総アルカロイド、鼻水・鼻づまりからくる頭痛やだるい状態を緩和させたり眠気を抑制したりするとされている無水カフェイン、鼻粘膜の炎症を元から抑えてくれ鼻づまりを抑制するとされている塩化リゾチームがあります。
一点注意したいのは、抗ヒスタミン剤。
先程紹介した2つの薬の両方に、抗ヒスタミン剤の同じ成分が含まれていますが、こちらの副作用として、眠気やだるさがあると言われています。
服用したあとの運転や危険な作業は控えたいところですね。
では、風邪薬と鼻炎薬は市販で買えるのでしょうか。
もちろん、購入することができます!
ご自身の症状や体質に合ったものを選択してくださいね。
市販の風邪薬では、総合的な症状に対して有効なもの、特定の症状に対して有効なものがあります。
基本的には、どの風邪薬を選択しても、全体的に広く風邪の症状に効果があると言われていますが、風邪を引いてる方は、いま一番しんどい症状に焦点を当てて、その症状に対して有効な成分が配合されているお薬を選択すると、さらに薬の効果が得られるでしょう。
鼻炎薬ももちろん市販薬でたくさんの種類があります。
鼻炎薬で注意したいのは、先ほども少しお伝えしましたが、副作用として眠気やだるさに襲われることがあるということ。
抗ヒスタミンの含まれる薬はそれが顕著に報告されています。
特に、第1世代と言われる、先に販売されていたものに副作用が出やすいとされています。
即効性がある分、そういった副作用があるため、我慢できなくなるくらいの症状が出たときや安静に過ごすとき、運転や危険な作業のしないときに服用するのをおすすめします。
逆に、後から販売された第2世代の抗ヒスタミン剤に関しては、副作用も少ないと言われています。
体質によって変化はあるかと思いますが、ご参考程度に、ご自身に合う風邪薬・鼻炎薬を選びましょう!
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たくさん種類があって、どれを選べばいいのかわからない・・・。
そんな方々のために、おすすめの風邪薬・鼻炎薬をそれぞれ紹介しましょう!!
風邪薬は、ひとつの症状に特化したものではなく、諸症状に効果的だと言われている総合風邪薬をご紹介しますね^^
①パブロンSゴールドW微粒
アセトアミノフェンという解熱鎮痛成分が含まれている他に、ジヒドロコデインリン酸塩という咳の症状を抑える成分やアンブロキソール塩酸塩という痰の排出を手伝ってくれる成分、L-カルボシステインという喉の粘膜を普段の状態に戻そうとしてくれる成分、クロルフェニラミンマレイン酸塩という鼻水・鼻づまりを抑制してくれる成分、さらに風邪によって低迷した体力も戻す手伝いをしてくれるビタミンB2も含まれています。
これらの成分によって、発熱、頭痛、喉の炎症・痛み、咳、鼻水・鼻づまり、体の痛みなど風邪の諸症状に効果があると言われているんです。
顆粒タイプだけでなく、錠剤も購入することができますよ。
②新ルルAゴールドDX
アセトアミノフェンという解熱鎮痛成分を中心に、鼻の症状を緩和するクレマスチンフマル酸塩やベラドンナ総アルカロイド、咳症状を抑制するdl-メチルエフェドリン塩酸塩やジヒドロコデインリン酸塩、痰の排出をお手伝いしてくれるブロムヘキシン塩酸塩、喉の炎症を緩和するトラネキサム酸、頭痛、倦怠感、だるさを緩和してくれる無水カフェイン、落ちた体力を回復してくれるビタミン類が含まれていて、発熱、咳、喉の炎症・痛み、鼻水・鼻づまりなど風邪の諸症状に効果があると言われています。
こちらも細粒タイプと錠剤タイプ、両方売られていますので、飲みやすい方を選択してくださいね。
③エスタックイブファインEX
イブプロフェンという解熱鎮痛成分を中心に、咳症状を抑えて痰の排出を促進させるアンブロキソール塩酸塩やジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩が含まれている上、鼻症状によく効くとされているヨウ化イソプロパミドやクロルフェニラミンマレイン酸塩、頭痛やだるさを抑制する無水カフェインが含まれています。
さらに、イブプロフェンの吸収を助け、胃粘膜を守ってくれる酸化マグネシウムも含まれているので、高い効果が得られると言われています。
こちらも風邪の症状全般に有効だとされています。
次に、鼻炎薬のおすすめを紹介します。
前項でも説明したように、第1世代は眠気という副作用があるため、比較的副作用の出にくい第2世代のお薬の中から紹介したいと思います。
①アレグラFX
第2世代抗ヒスタミン成分のフェキソフェナジン塩酸塩が含まれており、鼻水・鼻づまり、くしゃみに有効だとされています。
1日2回服用するとのことです。
②アレジオン20
第2世代抗ヒスタミン成分のエピナスチン塩酸塩が含まれており、こちらも鼻水・鼻づまり、くしゃみに有効だとされています。
1日1回就寝前に服用するとのことです。
③エバステルAL
第2世代抗ヒスタミン成分のエバスチンが含まれており、こちらも鼻水・鼻づまり、くしゃみに有効だとされています。
1日1回就寝前に服用するとのことです。
以上の鼻炎薬で、紹介した順におすすめなんですが、これは比較的副作用が低いと言われている薬の順番で紹介させていただきました。
アレグラとアレジオンを比べると、副作用が出にくく費用も比較的安価なのがアレグラ、副作用はもちろん出にくいですがアレグラに比べると割高ですが、1日1回の服用でいいという点で楽チンなのがアレジオンかな、というところです。
また、三つ目のエバステルについては、鼻炎に対する効果が高いと言われていますが、その分、出にくくなっているとは言え副作用の眠気がある可能性も。
おすすめはさせていただきますが、副作用が出る・出ない、薬が効く・効かないは、個人差としか言いようがありません。
最終的には、ご自身の体質や症状に合わせた処方が必要となりますので、医師や薬剤師とも相談しながら選択してくださいね。
風邪薬と鼻炎薬についてお話してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
辛い鼻水・鼻づまりの症状が緩和されるよう、お祈りしています・・・♪
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