風邪でもアレルギーの薬は効果があるの?風邪薬と併用しても大丈夫?

目安時間:約 6分

鼻炎薬などのアレルギーを飲んでいる時に、風邪をひいてしまった場合どうすれば良いのでしょうか?

鼻炎薬と風邪薬を併せて飲む事が出来るのか悩むかもしれませんね。

風邪薬の中には鼻炎薬と重なっている成分もあるため、併用すると副作用が出る場合もあります。

今回は、アレルギー薬と風邪薬の併用に的を絞って注意点をまとめていきましょう。

症状を緩和するため、ぜひ参考にしてくださいね。

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風邪でも アレルギーの薬は効果があるの?

風邪薬には以下のような成分が含まれています。

■鎮痛・解熱成分

アセトアミノフェン・イソプロピルアンチピリンなど

■咳止め・気管支拡張剤・去痰・消炎酵素成分

■抗ヒスタミン成分

マレイン酸クロルフェニラミン・フマル酸ケトチフェン・塩酸プソイドエフェドリンなど

■鎮痛・抗炎症成分

イヴプロフェンなど

■その他

無水カフェイン・ビタミンB1誘導体など

飲み合わせ注意①

抗ヒスタミン剤

アレルギー薬の中に含まれている抗ヒスタミン薬が風邪薬に重複する事で、副作用も重複する事があると言われています。

先ずは、鼻炎薬に含まれている抗ヒスタミンの種類を見ていきましょう。

・第一世代抗ヒスタミン成分

マイレン酸クロルフェニラミン・プロメタジンなど

・第二世代抗ヒスタミン成分

エピナスチン塩酸塩・ロラタジン・フェキソフェナジンなど

名前が異なる場合もありますが、上記のような抗ヒスタミンは総合感冒薬(総合風邪薬)や他の風邪薬に一般的に含まれています。

ケースに記載されている成分を見比べて、どちらにも抗ヒスタミン成分が含まれている場合には注意が必要です。

飲み合わせ注意②

鎮静・解熱剤

風邪薬に含まれている鎮痛剤には、強い眠気やめまいなどの副作用が出る可能性があるものがあります。

特に、片頭痛の場合は血管を拡張する働きと、鼻炎薬の血管収縮剤の働きがそれぞれの効果を下げてしまう事があり得ます

飲み合わせ注意③

カフェイン

風邪薬に含まれている無水カフェインと、アレルギー薬の眠くなる成分がそれぞれの効果を下げてしまう可能性があります。

アレルギー薬と風邪薬の併用は大丈夫?

上記のように、アレルギーの薬と風邪薬は効果を下げてしまう可能性がある事から、飲み方を変える必要がある事が分かります。

ですが、それほど神経質になる必要がない事も明記しておきましょう。

では、アレルギーの薬を飲んでいる場合、以下の点に注意しながら風邪症状を緩和していきましょう。

■頭痛を治したい時

薬を飲まずに安静にする・蒸しタオルで頭痛の緩和を試みるなどが出来る場合は服薬を避けて症状を治しましょう。

時間がない場合は、鼻炎薬をいったん止めて鎮痛剤を服用するか、血管拡張剤の入っていない鼻炎薬に変えてみます。

医師や薬剤師の指示を仰いで正しい服用を教えてもらいましょう。

■くしゃみや鼻水の症状を抑えたい

すでに鼻炎薬に抗ヒスタミン剤が配合されている場合には風邪薬を飲むと成分が重複してしまいます。

どちらか片方の薬を選んで服用するか、比較的副作用が出にくいと言われている第二世代抗ヒスタミン成分を含んだ鼻炎薬を服用して様子を見ましょう。

■咳を止めたい

鼻炎薬には咳止めに効果がある成分はほぼ含まれていませんから、風邪薬を服用出来ます。

しかし、風邪の症状によっては咳を止めない方が良い場合もあります。

服薬は医師や薬剤師の指示を仰ぎましょう。

■発熱や悪寒を緩和したい

解熱に関しても体がウィルスと闘っている間は熱を下げる事が逆に症状の重症化を促してしまう事があります。

体を温めて水分(スポーツ飲料など)を補給する事で症状の緩和を目指しましょう。

風邪は、基本的に休養が最も効果があるのです。

■漢方薬を服用したい

比較的副作用が少ないとされている漢方薬を服用したい場合があるかもしれませんが、漢方薬にも飲み合わせの悪い成分があるようです。

やはり医師や薬剤師に一度聞いてから服用をした方が良いといえます。

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いくつかのポイントを見ていきましたがいかがだったでしょうか?

風邪の症状が出た時には何が原因なのかを見極めて、出来れば安静にして療養しましょう。

自分に合っていない鼻炎薬を長く続ける事から、頭痛やめまいなどが来ている事があるかもしれません。

逆に、風邪薬や鎮痛剤の長期使用から他の不調が出る場合もあります。

出来るだけ、服用している薬の成分を知って調整しましょう。

お大事にしてくださいね。

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