事故や生活習慣によって、脳に血液が供給されなくなり、脳が壊死してしまうと言われる小脳梗塞。
リハビリはどんな場所で行われて、どんな人が携わるのか気になりますよね。
小脳梗塞のリハビリについて調べました。
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小脳は脳の中でも、運動神経や平衡感覚を司る部分です。
その部分に何らかの原因で血栓ができ、血液によって送られる酸素や栄養が遮断されてしまい、脳が壊死してしまうことで小脳梗塞にかかってしまいます。
運動神経や平衡感覚が上手く行かなくなるということは具体的にいうと、手先を使った細かい作業や、立ったり歩いたりするときにバランスを取ることが難しくなるということです。
平衡感覚が失われると立ってまっすぐ歩くことが困難になりますし、運動能力が損なわれると、何かを掴んだり、手足を使った精密な作業がしにくくなります。
脳梗塞の場合は麻痺やしびれが出るため、早期発見をすることが多いですが、これがないため小脳梗塞は発見が遅れ、場合によっては後遺症にかかることがあると言われています。
後遺症や再発を防いで、日常生活を送るのに必要な運動の機能や能力を取り戻すためにあるのがリハビリです。
小脳梗塞のリハビリは医師の指導のもと、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士などによって行われます。
血栓が出来てしまう原因はケガや事故、それから高血圧や動脈硬化などの生活習慣によるものがありますが、生活習慣的なものに関しては、食事療法や指導なども行われます。
発症してから3週間までを急性期と言い、そのころのリハビリは病院で行われることが多く、その後の病状が安定してくる頃のことを回復期と言い、
専門の施設やリハビリ病棟などでリハビリが行われていきます。
リハビリの期間は、本人の病状などにもよりますが、家族の支えも重要になってきます。
とくに、回復期のリハビリ施設などはあまり数が多くないため、良いタイミングで入所するのは難しく、家族と施設との情報交換や相談が重要になってきます。
急性期の時点で早めに動きだし、本人を支えながら施設を探したり連絡をしてみるなどの活動がカギになります。
回復期の専門施設でのリハビリには期限があり、例外的に延長されることもありますが最大で180日とされており、その後の維持期は経過を見ながら自宅療養になることが多いようです。
どんな病気でもそうですが、患っている本人は体が思うように動かせないストレスもあり、精神的に不安定になるため、支える家族にも大きな負担が降りかかってきます。
先にも書いた通り、脳梗塞は脳の一部が壊死してしまう病気なので、元の通り完全に体の機能が回復することは難しく、長い生涯を通して病気とお付き合いしていくことになります。
家族の問題だけだとはとらえずに、外来のリハビリや訪問のサービスを頼りつつ、家族にも本人にも負担になり過ぎないようにバランスを取りながらリハビリを続けることが大切です。
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急性期、回復期、維持期と小脳梗塞のリハビリにも段階があることが分かりました。
後遺症を出来る限り残さないようにするには、早期発見が大切なんですね。
小脳梗塞は麻痺としびれが出ないだけあって、気が付くのに時間がかかるとも言われていますが、
日々の自分や家族の体調の変化を敏感に察知し、大丈夫だろうとは思わずに、早めに病院にかかりたいものです。
本人だけでなく家族で支え合って、病気と向いあって行きたいですね。
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