小脳梗塞の症状は脳梗塞とどう違うの?脳梗塞にあって小脳梗塞にない症状は?

目安時間:約 4分

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脳梗塞や小脳梗塞は年配の方がかかるイメージでしたが、最近ではミスチルの桜井さんも30代でかかったということで、若い人にも増えてきている小脳梗塞。

脳梗塞はよく聞くけれど、小脳梗塞とって脳梗塞とは何が違うかと疑問に思いますよね。

脳梗塞と小脳梗塞の症状の違いを調べました。

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小脳梗塞の症状は?

そもそも脳梗塞というのは脳に血栓が出来てしまい、血液が行き届かず脳の細胞が死んでしまうことを言います。

血液は、酸素はもちろん、必要な栄養を脳に運んでいますが、血栓によってそれが妨げられてしまうのです。

それが小脳に起こった場合に小脳梗塞という診断を受けます。

小脳とは脳の10%程を占める部分で、小脳の重さにして120~140gと言われ、主に運動神経や平衡感覚を司っています。

具体的にどんな役割を果たしているかというと、指先で細かい運動をしたり、運動をスムーズに行ったり、バランスを保ったりといった役割を果たしているのが小脳です。

小脳梗塞の初期症状はふらふらとめまいのような状態になる、細かい作業がしにくくなる、目が意図しない方向に勝手に動いてしまうなどがあります。

日常生活で言えば立ったり座ったりが上手くいかない、立っているときにバランスがとりにくい、まっすぐ歩けず片側に寄ってしまうなどの支障が生じてきます。

お酒を飲んで酔っ払ったときのような感じです。

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体を動かす運動以外で言えば、呂律が回らない、うまく話せない、手足を上手く動かせないなどの障害が現れていきます。

この小脳梗塞ですが、どんなことが原因で引き起こされるのでしょうか。

小脳梗塞に限らず、脳梗塞の原因となる血栓が出来てしまうのは、高血圧や高血糖などの生活習慣によって動脈硬化が起こってしまうことや、

事故やケガによって脳に損傷が起きて血栓が出来てしまうということが挙げられます。

気になるのはよく言われる脳梗塞、つまり大脳の脳梗塞の症状と、小脳梗塞の症状にはどんな違いがあるかということですね。

脳梗塞の主な症状としては呂律が回らなくなる(言葉が上手く話せなくなる)、手足が上手く動かせなくなる、目の焦点が合わなくモノを上手く見る事ができない、

人のいう事が理解できない、顔の片側が歪む(麻痺)、手にしびれや麻痺を感じるなどがあります。

このように大脳の脳梗塞の場合、麻痺やしびれといった症状が出てきます。

脳梗塞では片側が動かしにくくなる片麻痺がありますが、小脳梗塞ではそれが現れることはあまりありません。

これが大きな違いだと言われています。

小脳梗塞の場合、この麻痺がないために病院にいくのが遅れてしまい、壊死した脳の機能は取り戻すことが難しいため、後遺症が残るということも多くあります。

小脳梗塞は早期発見によって、リハビリを続けていくことで後遺症をある程度軽減できると言われています。

小脳梗塞で食事や排せつ、歩行が上手く行えない場合は、生活を普段通り行えるようにリハビリ回復病棟で行われています。


小脳梗塞は麻痺やしびれが起きないために脳梗塞とは違い、発見が遅れてしまい後遺症が残ることがあるということが分かりました。

どんな病気も早期発見と早めの処置が大切です。

体の小さな不調を見逃さず、後遺症が残らないように健康で過ごしていきたいですね。

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