小脳梗塞といった脳の病気がありますが、一体どのような病気なのでしょうか。
後遺症として性格が変わってしまうともよく聞きますが、本当なのでしょうか。
今回は小脳梗塞について詳しくみていきましょう!
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まず、小脳梗塞とはどういった病気なのでしょうか。
小脳梗塞とは、小脳で起こる梗塞のことで、激しい頭痛や吐き気、嘔吐、そして呂律が回らなくなるなどといった症状が見受けられます。
この小脳という場所は、運動を司る部分と言っても過言ではないので、四肢・体幹の運動失調や酩酊状態のような歩行、平衡障害も起こると言われています。
後遺症としては、運動障害が顕著に見られ、それに加えて目や口の動きも制限されることもしばしばです。
目や口も運動することのひとつですからね。
早口言葉が言いにくくなるといったことも後遺症のひとつとして挙げられるでしょう。
また、回転性のめまいも伴うことが多いようです。
さらに、性格が変わってしまったという事例もあります。
発症前より喜怒哀楽が激しくなったりすることも多く見られます。
原因としては二つ、高次脳機能障害と脳血管性認知症だと言われています。
高次脳機能障害とは、より高次的な脳の機能が低下することで、社会的適応が難しくなるといったことです。
脳血管性認知症とは、小脳梗塞が引き金となって認知症になることを言います。
また、他の理由としては、やはり今まで普通にできていたことが、小脳梗塞によって制限されるようになったというストレスも関係しているのではないかと思います。
これらの理由から、性格がガラリと変わってしまったといった出来事もあるようです。
続いて、小脳梗塞のリハビリについて説明していきましょう。
小脳梗塞になると、筋緊張が低下し体幹が不安定となってしまいます。
したがって、腹帯などをおなかに巻き、体幹を安定させることから始めます。
そして、安定した状態から徐々に動作の難易度を上げていくようにしましょう。
はじめは寝た姿勢から、ゆっくり体位を変えていき、最終的には手や足に重りを付けて反復動作をしてリハビリを行っていきます。
運動についてのリハビリは以上ですが、それではめまいのリハビリは可能なのでしょうか。
実は、めまいについてのリハビリは特にありません。
唯一言えることとすれば、慣れることです。
めまいとうまく付き合っていくために、薬を利用したり、吐き気や嘔吐に注意しながら徐々に慣れていくということが大切です。
無理なく生活していくことが一番ですね。
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治療に関しては、主な治療法としては三つあり、内科的治療である薬物療法、手術、そしてリハビリテーションになります。
薬物療法は、脳にできた血栓を溶かす血栓溶解薬、血液が固まるのを抑える抗凝固剤、血小板の働きを抑える抗血小板剤、脳の腫れやむくみを抑える脳浮腫軽減薬などを用いています。
これらを注射や内服することによって、症状の悪化を防ぎます。
次に、手術についてですが、脳血栓のレベルなどによって方法は異なりますが、閉塞した血管を他の血管につなぐバイパス手術や、
ステント留置術という網状で金属製の筒を狭窄したところに留置するといった手術などがあります。
最後に、リハビリテーション。
理学療法、作業療法、言語療法などさまざまありますが、後遺症など何か障害がある場合は根気強く取り組むようにしましょう。
どうでしたか?
一番は小脳梗塞を発症しないように日々予防していくことですが、万が一これは小脳梗塞では・・・?といった疑いがある場合は、医療機関を早く受診するようにしてくださいね。
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