帯状疱疹とヘルペスは似たような症状があらわれますが、一体どのような違いがあるんでしょうか?
症状が似ているからといって、同じ薬で対処してもいいんでしょうか?
とにかく痛みがあるので早く治したいけど、帯状疱疹なのかヘルペスなのかわからなかったら対処の仕様がありませんよね。
そこで、両者の症状や治療法等の違いを詳しくお話していきましょう。
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帯状疱疹とヘルペスの症状は、基本的には似ています。
帯状疱疹の原因となるのが、「水痘・帯状疱疹ウイルス」というヘルペスウイルスの種類のひとつであるので、症状は似ていると言えます。
帯状疱疹もヘルペスも、原因となるウイルスが身体の神経節に潜み、人間の免疫力が下がったときや過度の疲労、ストレスを感じたときに発症します。
ですが、やはり帯状疱疹とヘルペスは違います。
どこが違うのかというと、帯状疱疹の方が痛みや皮膚の症状が重く、ヘルペスの方が帯状疱疹に比べてそれらの症状が軽いということです。
また、帯状疱疹はその症状を繰り返すことが少ないですが、ヘルペスは繰り返して発症することが多いです。
あとは、皮膚症状が出現する場所にも違いがあります。
帯状疱疹は神経節に沿って、なおかつ身体の片側に症状が出ます。
ヘルペスはウイルスの型によっても違いますが、目の角膜、唇などの顔面や手指、性器に出ることもあります。
さらに感染力にも違いがあります。
帯状疱疹に関しては感染力が弱く、ヘルペスは発症者の使ったタオルや便座から感染するほど強い感染力を持っています。
ただし、帯状疱疹の場合は、水疱瘡にかかったことのない小さなお子さんや妊娠中の女性には感染することがありますので、注意が必要です。
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それでは、両者の症状について詳しく説明していきましょう。
帯状疱疹の症状は、はじめに、皮膚にチクチクとした痛みが現れ、のちに水ぶくれができます。
神経節の周囲にできやすいので、頭部、顔、胸部、背中に現れやすく、特徴的なのが必ず身体の片側のみに発症することです。
そして、何よりつらいのが痛みです。
皮膚症状が落ち着いても「帯状疱疹後神経痛」といって痛みの残る後遺症が続いてしまうケースもあります。
ヘルペスの症状は、ウイルスの種類によっても違いますが、身体のあらゆる部位に発症します。
かゆみや痛みを伴う水ぶくれができますが、帯状疱疹に比べればまだ痛みはそこまで強くありません。
両者ともに3週間~1ヶ月ほどで症状は和らぎます。
両方とも痛みも伴うので、その間は薬など上手く用いてできるだけ楽に過ごしたいですね。
長く続く痛みや皮膚の症状を少しでも和らげたい、少しでもいつも通りに過ごせるようにしたい、と思っている方は多いと思います。
両者の薬は同じものを使用しても構わないようです。
特に、内服薬「バルトレックス錠」は、ヘルペスウイルスが原因の感染症全般に効力があるようです。
ただし、帯状疱疹かヘルペスかによって、内服量が違うようですし、やはり医師の判断を仰ぎましょう。
また、内服薬だけでなく、皮膚症状へ効果のある塗り薬なども活用していけばいいと思いますが、
できるだけ近医の皮膚科を受診して、適切な薬を処方してもらうことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
発症してしまえば治るまで痛みや水ぶくれに耐えるしかありません。
少しでも楽に過ごせるように安静にし、ストレスをためることなく良質な食事と睡眠をとるように心掛けていきましょう。
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