帯状疱疹の時の入浴で気を付けることは?痛みが出たりするの?デイサービスで入浴してもいい?

目安時間:約 6分

帯状疱疹は衣類が触れても痛いと思うほど、皮膚の状態がデリケートになる病気です。

ご高齢の方で、デイサービスを利用している場合、入浴はどのようにすれば良いのでしょうか?

今回は、帯状疱疹の際の入浴にポイントを絞って一緒に検証していきたいと思います。

特に、介護に当たっている家族の方にとって参考になればと思います。

さっそく見ていきましょう。

スポンサーリンク

帯状疱疹の時の入浴はどうしたらいい?

帯状疱疹は、子供の頃に水ぼうそうにかかった人であれば抗体を持っていると言われるウィルスです。

しかし、生活習慣やストレスが多いこの時世に、多くの人が免疫力の低下を抱えて、抗体が弱ってしまう事でウィルスに感染してしまい帯状疱疹になります。

帯状疱疹の症状としては以下のようなものが代表的です。

・発熱

・リンパ腺の腫れ

・水ぶくれ

・神経節の痛みや痒み

皮膚の状態があまり見られない場合にも異変に気が付いたらすぐに皮膚科を受診しましょう。

入浴は以下の点に注意して可能です。

①医師の指示

シャワーや入浴は問題がないという場合が多いようですが、水ぶくれや発熱などの症状が出ている場合、医師は入浴を控えるように指導するかもしれません。

②家族の構成

小さい子供や妊娠中の家族が同居している場合、帯状疱疹ウィルスは「水ぼうそう」として感染してしまいます。

入浴は控えるか、最後に入るようにしましょう。

③痛みや痒みの程度

帯状疱疹で痛みや痒みがある場合、温める事はメリットにもなり、デメリットにもなり得ます。

特に乾燥肌の人では、痒みを強める事になりかねませんので、ぬるめのシャワーでサッと洗う程度に止めておきましょう。

帯状疱疹で入浴すると痛みが出るの?

帯状疱疹の時には皮膚の清潔や代謝のため、入浴した方が良いというケースが多いようです。

では入浴する場合に気を付けておきたい幾つかのポイントを抑えておきましょう。

■入る前に

発熱の有無や他の症状をチェックして入浴するかどうかを決めます。

衣類に血が付いていないか、水ぶくれが大きくなっていないかも同時にチェックしましょう。

■入浴中

熱い湯は避けて、少しぬるめのお湯を使います。

水ぶくれや皮膚が弱っている部分はガーゼでカバーするかゴシゴシ擦らないように洗います。

皮膚が過剰な刺激を受けてしまうので、長風呂は避けます。

■洗身

石鹸をよく泡立ててタオルで洗身します。

洗身用のタオルは他の人と共有しない様に気を付けましょう。

子供や妊娠中の人は一緒に入ってはいけません。

■入浴後

吸水性の高い柔かいタオルでトントンと軽く叩くようにして水分を取ります。

タオルは他の人と別にします。

入浴後、軟膏など処方された薬を患部に付けます。

体力が回復するまで体をしばらく休ませましょう。

スポンサーリンク

帯状疱疹の時の入浴をデイサービスでもできるの?

では最後に、デイサービスの利用や注意点に関して見ていきましょう。

帯状疱疹は大人でも、免疫力の下がっている人であればかかる可能性がある病気です。

ウィルスは接触感染で広がりますから、医師が自宅待機を求めている場合にはデイサービスには行かない方が良いと言えます。

皮膚の状態がカサブタになるなど、落ち着いて来た場合以下のような点に注意しつつデイサービスや入浴を検討しましょう。

■必ずデイサービスのスタッフに伝える

医師の指示や、塗布薬の必要などスタッフが確実に理解出来るように伝言します。

■入浴は看護師やケアマネと相談して決定

高齢者の場合帯状疱疹にかかりやすく治り難いというケースが多く見られます。

特に入浴は感染の危険度が高いので、タオルは私物を使う・最後にシャワー浴をしてもらうなど他の利用者にも安全に入浴してもらう配慮が必要です。

■入浴剤やシャンプーの使用

入浴剤は気持ちをリラックスする働きがありますが、肌に刺激の強いものは逆効果です。

また、シャンプーは使わないか低刺激のものを選びましょう。

■爪を切る

デイサービスで入浴をする前に爪を切ってあげる事もおすすめします。

特に、水ぶくれを掻くと症状がひどくなってしまいますから爪を短くしておきましょう。


いかがでしたか?

入浴は出来なくても、蒸しタオルでトントンと軽くと叩くようにして拭くだけで気持ちが良いので試してみましょう。

また、帯状疱疹で後遺症として残りやすい神経痛など長引く症状もありますから、直ぐに治そうと躍起になるのではなく、長い目で治療が必要な場合もある事を覚えておきましょう。

少しでも早く症状が治まり、痛みがマシになる事を願っています。

お大事にしてくださいね。

スポンサーリンク


コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
当サイト人気記事
季節の病気
科別
症状別
アーカイブ
最近の投稿