風邪をひいていたと思っていたら、咳だけがいつまでも続くという事があるかもしれません。
その咳は、いつもではなく決まった時間帯や状況だけに生じるという事にお気付きかもしれません。
それは、「咳喘息」とも呼ばれる喘息の種類で、慢性化するとなかなか治り難いものです。
今回は、風邪と咳喘息の関連や、咳が長引く際の対処方法を見ていきます。
ぜひ参考に見てください。
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風邪は「ウィルス性」のもので何百ものウィルスの種類を含めて「風邪」と呼びます。
対して、「咳喘息」は「アレルギー性」のものですから風邪とは異なる原因から生じる事を理解出来ます。
ただ、風邪だと思っていたのが咳喘息だったという過程では、以下のような状況が生じている可能性が大いにあるようです。
咳喘息の条件を作ってしまう風邪のパターンです。
①鼻やのどがウィルスで炎症して弱っている
②免疫力が下がっている
③体の水分量が減っている
④そこにアレルギーの元となるもの(ハウスダスト・ペット・花粉などが代表的)が追い打ちをかけて喘息を発症する
特に、免疫力の低下はアレルギーの引き金になりやすく、回復する力を奪ってしまう可能性があり、病気が長引く事が多く見られます。
また、体の水分量が発熱などで減った後アレルギーが発症しやすいというケースもあります。
風邪の時には、安静にして水分をシッカリと摂る必要があるという説には、咳喘息を予防するという隠れた大切な役割もあると言えますね。
では、風邪の咳なのか咳喘息の咳なのか見分ける事は出来るのでしょうか?
ここでは、風邪と咳喘息の「咳」の違いを取り上げていきます。
■風邪の咳
発熱やくしゃみなどが伴う事が多い
関節の痛みや倦怠感などを伴う事が多い
「ゴホゴホ」と言った湿った咳を伴う事が多い
胃腸や食欲の低下、味覚の変化を感じる事が多い
咳が喉から出ている感じで喉が痛い
■咳喘息の咳
発熱やくしゃみなどの風邪の症状が伴わない事が多い
温度差や匂いなど何かのきっかけで咳が始まり、なかなか止まらない
「ケホケホ」「コンコン」と乾いた咳が出る事が多い
ご飯はいつもの様に食べれるという事が多い
咳が喉の下または肺から出ている感じで、横腹や胸が痛い
しかし、見分ける事が難しい場合がほとんどです。
風邪をひいて2週間をめどに咳喘息の検査をしてみる事も出来ます。
内科や呼吸器科で相談してみましょう。
咳喘息は多くの場合慢性化して気管支炎として残ってしまうので、2週間ほど咳が続くと思ったら、出来るだけ検査をして医師の指示を仰ぐようにしましょう。
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咳喘息は多くの場合きっかけとなるものがあります。
ここでは、アレルギーの元となりやすいものと、対処方法を参考に挙げていきます。
①ストレス
これが最も大きいかもしれません。
仕事や家庭で過度の重圧がある場合には、相談してストレスを減らすように努力しましょう。
また、介護や子育てで睡眠が損なわれている場合もあります。
積極的に手伝ってくれる何か、または誰かを探して乗り越えましょう。
②禁煙
自分はもちろんですが、周囲の喫煙も咳の引き金になってしまいます。
喫煙場所を屋外に徹底するなど、周囲の協力を仰ぎましょう。
③カフェインを控える
コーヒーやソフトドリンクなどカフェインを多くとると体の自律神経が正常に働きにくくなってしまい、喘息の原因になりやすくなります。
飲み物を変えるだけでも多くの改善が見られるようです。
④温度差を減らす
屋外との温度差を減らすようにエアコンの設定を調整してみましょう。
また、マスクをして出掛ける事は花粉予防にもなり有効であるようです。
⑤偏った食生活を避ける
栄養のバランスを考えて野菜を中心にした献立を立てるようにしましょう。
また、睡眠時間をきちんと確保して体をシッカリと休めるようにしましょう。
風邪は休んでいたら治ると思われがちですが、長引く咳の原因である「咳喘息」は長引く場合が多くあります。
病院に行く事を怠って市販の咳止めを飲んでも効かないばかりか、症状を悪化させる場合もあるようです。
ですから、風邪をひくといつも咳が続く場合や、同じ環境でいつも咳が出始める場合には、ぜひ一度呼吸器科を受診しましょう。
咳喘息をこじらせると気管支炎や肺炎を併発する事になりかねません。
お大事にしてください!
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