水いぼができると、感染予防や早期治癒のために病院を受診する場合があります。
かかりつけの小児科がよいのか、それとも皮膚科を受診したほうが良いのか、初めてのときは分からないことも多いでしょう。
ここでは、水いぼができたときにかかる医療機関について紹介します。
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子供に何かあったときは、まずは小児科に相談を、と考える人は多いかと思います。
それは間違ってはいませんし、必要に応じて小児科医に病院を紹介してもらうといことも良いでしょう。
そのため、皮膚科がよいか、小児科がよいかというところでは、はじめの相談はどちらでも構いません。
小児科は厳密に言えば「小児内科」のことですが、子供のかかりつけ医であれば、その他の症状の有無も確認してもらうことができるるので、総合的な判断を仰ぐことができます。
一方、皮膚科は、皮膚疾患が専門になりますので、水いぼだけを診てもらい処置等してもらう場合、また再発防止の相談の際には、受診先として適切でしょう。
保護者の方が皮膚科にかかったことがあれば、相談しやすいでしょうが、そうでない場合には、どこの医者が良いのか見当もつかないかと思います。
水いぼの処置の方法はいくつかありますが、治療方針は医師によって様々です。
まずは相談したいということであれば、かかりつけの小児科に相談してみてください。
速やかに除去したい、ということであれば、当日の処置も可能な皮膚科の受診をおススメします。
水いぼは、胸やおなかなどの皮膚の薄いところや、こすれやすいところにできることが多いものです。
皮膚科での水いぼの処置方法は、除去するか、自然治癒を待つか、の2通りあります。
除去する場合、先が輪の形になった専用のピンセットで、水いぼをつまみとるという方法が一般的です。
つまみとるときには痛みを伴うため、数が多い場合には、テープ状やクリーム状の麻酔を使用する場合もありますし、液体窒素を使用して水いぼの部分を凍結させて除去することで、痛みを伴わないような処置をとる場合もあります。
水いぼの数が1~2個と少ない場合には、特に麻酔を行わずに処置をすることが多いです。
痛みはあるものの、つまみとる一瞬ですので、子供の扱いに慣れている医師であれば、恐怖心を与えないように処置してくれます。
水いぼは、半年から数年で自然治癒するため、特段の処置はしない医師も多いですが、接触感染するものですので、兄弟に赤ちゃんがいる場合には、感染防止のために積極的に除去措置をとったほうが良いという考え方もありますので、その点は十分に医師と相談しましょう。
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小児科であれ、皮膚科であれ、処方される薬は基本的には同じものです。
しかし多くの場合、小児科では、自然治癒するものを無理に治療するということはしないかと思います。
子殿の成長や免疫をつけるためにも、子ども自身の自然治癒力を高めるよう働きかけていく、という方針が将来を考えると望ましいからです。
さて、水いぼについて、除去以外の治療法としてよく使われるのが、漢方の「ヨクイニン」という生薬です。
除去しないため痛みは伴いませんが、1回に飲む量が多く、効果が限定的であるというのがデメリットではありますが、自然治癒という方針を考えているのであれば補助的に服用することもよいでしょう。
ただし、飲む量が多いことや、漢方独特の飲みにくさがありますので、子供にとっては服用を嫌がる場合があるかと思います。
子供の性格や生活スタイルを踏まえて、どのような治療が適切か、小児科で相談してみると良いでしょう。
ただし、水いぼのほか、アトピー性皮膚炎のような皮膚疾患がある場合には、水いぼを引っかいて他の部位に拡がる恐れがありますので、気になる症状がある場合には、放置せず早めに医師に相談するようにしてください。
水いぼが出来たとき、まずはかかりつけの小児科もしくは皮膚科に相談しましょう。
気になる皮膚疾患がある場合には、早めに医療機関を受診してください。
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