汗疹なのか帯状疱疹なのか痒いけど違いはどうやって見分けるの?

目安時間:約 6分

皆さん、汗疹が出来たことはありませんか?

夏場に汗疹で悩む方も多いと思いますが、赤い発疹が出る病気は他にもあり、帯状疱疹もそのうちのひとつですよね。

汗疹かと思っていたら帯状疱疹だった、帯状疱疹だと思っていたら汗疹だった、など、どう見分ければいいのでしょうか?

早く治療して完治するには、しっかりと見極めることが大切となります。

そこで今回は、汗疹と帯状疱疹の違いについてお話を進めてまいりたいと思います!

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汗疹なのか帯状疱疹なのか痒いけどどうしたらいい?

汗疹とは、大量に汗をかいたとき、その汗が皮膚に詰まった状態で炎症を起こし、かゆみを伴う発疹が頭やおでこ、首、肘の内側、足の付け根、膝の裏側にできやすい病気です。

汗疹ができたらとってもかゆいですよね><

掻き毟ってしまったら傷が出来て、そこにまた汗が付着すると痛みが・・・と悪循環を引き起こすこともあるので、あまり搔きたくないですよね><

汗疹のかゆみへの対処法としては、汗をかいたらこまめに拭き取ること!

これが汗疹を発生させない一番の近道です。

また、汗をかいてもすぐ乾くように、通気性のよい洋服を着たりこまめに着替えたりといった対処法もいいと思います^^

万が一汗疹ができてしまっても、引き続き汗をこまめに拭き取りましょう。

汗拭きシートなどを使うのもいいですね^^

それでも掻き毟ってしまいなかなか治らないときは、病院へ行ってステロイド外用剤を処方してもらうと良いでしょう。

かゆみ止めを塗布して、汗を拭き取るなどのセルフケアも行って、かゆみ対策しましょう♪

それに対して、帯状疱疹とは、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因となって起こる病気で、水疱瘡にかかったことのある方は誰しもが発症する可能性を秘めているんです。

原因となるウイルスが、水疱瘡治療後も体内の神経節に潜み、その人の免疫力低下やストレス・疲労の蓄積によって悪さを働きます。

これによって、痛みやかゆみを伴う水泡性の発疹が出現するんですね。

およそ1ヶ月ほど症状は続きますが、症状が治まった後も後遺症として痛みが残ることもあります。

この帯状疱疹によるかゆみの対処法は、身体をあたためることです。

痛みもかゆみもあるので、冷やした方がいいのでは・・・?と思いがちですが、実は、冷えは原因ウイルスを活発に働かせてしまい、さらなる症状悪化を招きかねません!

身体をあたためることで、原因ウイルスの活動を抑制するだけでなく、免疫力の回復も見込まれており、その上リラックス効果もあるので、かゆみに対して有効な方法であると言われています^^

かゆみや痛みでさらにストレスが溜まってしまうところですが、身体をあたためることで、身体だけでなく心にもゆとりと安静を与えてあげることができるんですね^^

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帯状疱疹とあせもの違いは?

汗疹と帯状疱疹の違いは一体何なのでしょうか?

まずはかゆみの点で、汗疹は皮膚が、帯状疱疹は体内がかゆいという点。

帯状疱疹も皮膚がかゆいのでは・・・?と感じるかと思いますが、実は神経節に潜んでいたウイルスが悪さをしているので、皮膚表面の炎症というよりは体内での炎症となります。

したがって、汗疹に対する治療法としてステロイド外用剤が有効ですが、帯状疱疹にはこれは当てはまりません。

皮膚炎症ではないため、外用薬はあまり効果的ではないんですね。

一時的にかゆみが消失するかもしれませんが、ほんの一時しのぎだと言われています><

また、発疹が現れる場所も特徴的で、汗疹は汗が溜まる場所、いわゆる全身に出る可能性がありますが、帯状疱疹は身体の左右どちらか半身にしか出ません。

次に、帯状疱疹はかゆみの他に痛みの症状もあるという点。

汗疹に関して言えば、ほぼほぼ痛みの症状はありません。

掻き毟りすぎて皮膚に傷が出来てしまい、そこに汗が流れることで滲みて痛むということはあるかもしれませんが、これは汗疹の症状には当てはまりませんね。

帯状疱疹の痛みについては、発疹が現れる前、帯状疱疹の前兆として、チクチクとした痛みがあると言われています。

その痛みが7日ほど続いたあと、発疹が現れ、かゆみや痛みにも襲われるのが帯状疱疹なんですね。

そして、この痛みが帯状疱疹後神経痛という後遺症として残ることもあります。

このように、同じ赤い発疹が出る病気だといっても、まったく違う病気があるということがわかりましたね。


汗疹と帯状疱疹、どちらもかゆみを伴うものですが、極力かゆみに悩まされたくないですよね><

汗疹はセルフケアが大切ですが、帯状疱疹は早めに医療機関を受診して治療を進めていくことが重要視されています。

早く見極めて正しい治療が出来るよう、この記事が参考になればいいなと思います!

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