子供の目もとびひに感染してしまったら保育園は休ませないといけない?

目安時間:約 5分

子供の目の近くがとびひになってしまうと心配ですよね。

周りに広がらないように気をつけないといけないし、大したことはなさそうと、安易に判断することもできません。

保育園のこと、仕事のこと、いろいろと心配になってしまいます。

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子供の目がとびひになってしまったらどうしたらいい?

とびひ」とは、細菌による皮膚の感染症のことで、火事の飛び火のように、あっという間に広がることから、そう呼ばれています。

正式には、「伝染性膿痂疹」といい、黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などに感染することで発症し、子供に多い病気です。

患部を触ったり、ひっかいたりして水疱が破れると、周囲に菌が飛び散って、患部が広がったり、細菌が手についたまま他の部位を触ってしまうと、さらに広がってしまいます。

子供はよく顔や目の周りを触ります。

このため、目の近くにとびひができることもあります。

とびひが出来てしまったら、患部を擦ったり掻いたりせず、清潔にすることが大切です。

洗うときには、よく泡だてた石鹸で優しく洗いましょう。

治療には、細菌を殺すために抗生物質の軟膏を使用することになります。

無意識に触ってしまいそうであれば、患部をできるだけ触らないようにするため、ガーゼなどで保護しても良いでしょう。

また、とびひの原因菌は、鼻の中に沢山いますので、よく鼻のあたりをいじる場合には、鼻の穴に指を入れないように注意することが大切になります。

プールや水泳などは、他の人への感染の恐れがあるので、完全に治るまでは控えてください。

とびひが目のまわりに感染してしまったら失明とかしてしまう?

とびひでは、痒みのある水疱ができます。

水疱は破れやすく、ジュクジュクとただれた状態になることもあります。

小さな傷や虫刺されのあとを掻いたりして、傷口が細菌に感染しますので、乾燥や痒みが出やすいアトピー性皮膚炎の子供は、とびひになりやすいと言えます。

また、アトピー性皮膚炎の子供は重症のとびひになりやすいとも言われています。

さて、とびひが目元にできると、視力への影響が気になりますが、目元のとびひが酷い場合、痒みを伴うものですので、目を強く擦ったりして網膜に傷がついてしまうと、視力に影響がでる恐れがあります。

目の周りを強く擦ることによって、網膜が剥がれてしまい、網膜剥離になると失明の恐れもありますので、目の周りにはできるだけ刺激を与えないようにすることが大切です。

また、ジュクジュクした体液が目の中に入ると、他の目の病気を発症する可能性もあります。

顔の周り、目の周りにとびひが出来てしまったら、医療機関を早めに受診して、症状が軽いうちに治すようにしましょう。

子供であれば、小児科でみてもらえますし、皮膚科でも良いでしょう。

眼科を併設している皮膚科もありますので、目の状態もきになるようであれば、そのような医療機関を選んでも良いでしょう。

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とびひになったら子供は保育園は休まないといけないの?

とびひになったとき、保育園は休ませる必要があるのでしょうか。

学校保険法によると、とびひは「学校感染症、第三種(その他の感染症)」という扱いになり、他の子供に移してしまう可能性があることから、医師による診察が必要とされています。

登園の可否については、適切な治療を行い、感染防止のために、患部を露出させないようにガーゼで覆うなどすれば登園はできます。

ただし、患部が広範囲にわたっていたり、多発しているような場合は、重症化しても良くありませんので、症状が改善されるまでは休ませた方が良いでしょう。

目元にとびひができてしまった場合も、医師の診察を受け、適切な治療をして、ものを見ることに問題が無いようであれば、登園の許可は降りるでしょう。

まずは医師の判断を仰ぎ、保育園にも登園の可否を確認してみましょう。

多くは学校保険法に準じた判断になろうかと思いますが、保育園によってはそれを踏まえつつ、少し厳しい基準を設けているところもあるかもしれません。

登園の許可が得られたなら、登園するかしないかについては、子供のことを第一に考えて保護者の方が判断してください。


とびひは、体中どこにでもできる可能性があり、顔や目の近くにもできます。

とびひが出来てしまったら、患部を清潔にして、早めに医療機関を受診しましょう。

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