結膜炎になった子と一緒にお風呂に入ったり洗濯も混ぜてやってもいいの?

目安時間:約 5分

子供が結膜炎になったらお風呂などはどうしたらいいのでしょう。

お子さんが結膜炎になると、治療の事が真っ先に思い浮かぶと思います。

治療も勿論大切ですが、周りの家族に感染させない様にする事も大切です。

日常生活で、気を付けるべきポイントをまとめました。

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結膜炎の時はお風呂はどうすればいい?

結膜炎と一言で言っても、様々な種類があります。

●細菌性結膜炎:黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌・インフルエンザ菌などが主な原因。

感染力は弱いので健康な大人が発症する事は少ないですが、抵抗力が落ちている時や元から抵抗力の弱い乳幼児は注意が必要です。

●ウイルス性結膜炎:エンテロウイルス70型・アデノウイルス8型・アデノウイルス3型などが主な原因。

ウイルスの種類によって、流行性角結膜炎(はやり目)・咽頭結膜熱(プール熱)・急性出血性結膜炎(アポロ熱)などを発症します。

これらは、学校感染症にも指定されている感染力の強い病気です。

●アレルギー性結膜炎:花粉・ハウスダスト・ペットの毛などが主な原因。

アレルゲンの種類によって、季節性と通年性に分類されます。

結膜炎になっていても発熱がなく元気なら入浴して大丈夫ですが、感染性結膜炎の場合は普段通り入浴してしまうと周りに感染させてしまう可能性が高いです。

感染性結膜炎は接触や水を介して感染するので、以下の事に注意しましょう。

●浴槽には暫く浸からない

症状が治まってきていても、2~4週間程度はウイルスが排出され続けています。

その間は浴槽に浸かるのを控え、シャワーのみで済ませる様にしましょう。

●目に異物が入らない様にする

お湯・石鹸・シャンプーなどが目に入ると、症状が悪化する可能性があります。

病気が長引くと、それだけ周りに感染させる可能性が高まります。

●使い回しをしない

タオルや寝間着などを使い回すと、それを介して接触感染する可能性があります。

●罹患している人は最後に入浴する

浴室に置いてある洗面器やボトル、浴室のドアノブなどから、接触感染する可能性があります。

罹患している人は最後に入浴して、入浴後は浴槽のお湯を捨てて浴室内を消毒しましょう。

(浴室内を消毒するには市販のアルコールなどを使うのが効果的ですが、熱湯をかけるだけでも良いです。)

子供が幼い間は一緒に入浴する事が多いでしょうが、罹患している間は子供を最後に入浴させる様にしましょう。

一人で入浴出来ない程に幼い子供の場合は、無理に入浴させなくても大丈夫です。

あと当然の事ですが、完治するまでは温泉や銭湯などでの入浴は避けてください。

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結膜炎になっている人の洗濯は一緒にしてもいい?

結膜炎の主な症状は、急に眼の結膜に充血が起こり眼脂(目やに)が出る事です。

浮腫(水膨れ)・異物感・痒み・光を以上に眩しく感じる羞明・熱感・などを伴う事もあります。

なので、子供の場合は特に目を触ってしまいがちですが、そうなるとウイルスが手に移ってしまいます。

すると、その手で触ったものにもウイルスが移ってしまいます。

たとえ目を触っていなくても、ウイルスを含んでいる涙や目脂などが着ている衣服や寝ているシーツなどに付着している可能性があります。

なので、罹患している人の衣類や寝具などは他の家族のものとは別に洗濯しましょう。

55℃以上のお湯で5分間以上か塩素系漂白剤に30分程度浸した後で、通常の洗濯を行ってください。

洗濯をしない場合は、90℃の熱湯で5秒程度の煮沸消毒をしてください。

煮沸消毒が難しい場合は、ドライヤーで熱風を1分間程度当てて加熱してください。

衣類を干す時は、ウイルスが移る可能性があるので罹患している人の居る部屋には干さない様にしましょう。


如何でしたか?

少し気を付けて行動するだけで、感染は防げるのです。

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