結膜炎 保育園 登園

子供の白眼が急に充血して目やにが出ているとなると、結膜炎を疑いますよね。

ひどい時は目やにで目が開けれなくなってしまうほど。

もし結膜炎だと診断された場合、保育園に登園出来るのかはご存知でしょうか？

いざという時に慌てない為に、勉強しておきましょう。

結膜炎になったら保育園は登園できるの？

先ずは、結膜炎について説明します。

結膜炎とは、片眼または両眼の結膜(白眼)に充血が起こり眼脂(目やに)が出る病気です。

浮腫（水ぶくれ)・異物感・痒み・羞明(光を異常に眩しく感じる事)・熱感などを伴う事もあります。

重症化すると眼痛が出る場合もあります。

結膜炎は非常に多くの原因で引き起こされますが、大きく分けると感染性とアレルギー性になります。

感染性は、細菌性とウイルス性に分かれます。

(アレルギー性の場合は痒みがあり、ウイルス性の場合は耳の手前のリンパ節が腫れ痛みを伴うと言われています。)

結膜炎になった子供が登園出来るかは、アレルギー性か感染性かによって変わってきます。

素人が判断するものではないので、疑わしい症状が出たら早めに病院を受診して専門医の指示を仰ぎましょう。

ただ、専門家が許可を出したからといって保育園が許可しない場合があります。

その様な場合は、無理に登園させるのは止めておくのが無難です。

結膜炎になったら保育園は何日ぐらいで行けるようになるの？

出席停止になっても、適切な治療をすれば平均で１～２週間で登園出来る様になります。

【主な治療法】

細菌性の場合は、抗菌薬を点眼します。

効果のある薬は細菌の種類によって異なりますし、耐性菌の場合は今まで効果があった薬が効かなくなる場合もあるので、薬の選択には注意が必要です。

一般的には、多くの菌に有効な抗菌薬が使用されています。

ウイルス性の場合は、直接ウイルスを死滅させる薬が無いので、細菌による混合感染を防ぐ為の抗生剤の点眼や炎症を抑える為のステロイド薬の点眼をします。

アレルギー性の場合は、症状が軽ければ非ステロイド性の抗アレルギー薬・消炎薬・消炎酵素薬の点眼を行います。

症状が重ければステロイド薬の点眼を行いますが、ステロイド薬は効果に優れる反面、緑内障などの副作用に注意が必要です。

殆どの場合は２週間も経過すれば完治しますが、痒みや違和感などの所為で目を触ってしまうと、角膜が傷付いたり重症化したりして治りが遅くなってしまいます。

出来るだけ目を触らせない様にしましょう。

結膜炎は出席停止ではない？

出席停止になるかどうかは、病気によって違います。

学校保健安全法に基づく出席停止の基準は、３種類に分けられています。

第１種：治癒するまで

エボラ出血熱・クリミアコンゴ出血熱・痘そう・南米出血熱・ペスト・マールブルグ熱・ラッサ熱、・ジフテリア・重症急性呼吸器症候群（SARS）・急性灰白髄炎（ポリオ）・鳥インフルエンザ（H5N1）などが、これにあたります。

第２種：決められた期間を経過するまで・医師が感染の恐れが無いと認めるまで

インフルエンザ ・百日咳・麻しん（はしか)・流行性耳下腺炎（おたふくかぜ）・風しん・水痘（みずぼうそう）・咽頭結膜熱・結核・髄膜炎菌性髄膜炎が、これにあたります。

第３種：医師が感染の恐れが無いと認めるまで

コレラ・細菌性赤痢・腸管出血性大腸菌感染症・腸チフス・パラチフス・流行性角結膜炎・急性出血性結膜炎が、これにあたります。

(第３種には、ウイルス性肝炎・手足口病・ヘルパンギーナなどの病気の型や期によって対応が変わるものもありますが、ここでは省略します。)

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如何でしたか？

たかが結膜炎などと侮らずに、お子さんや周りの子供達の為に適切な対応をしてあげてくださいね。