目の病気は色々あります。
その中でも身近なものは、ものもらい・はやり目だと思います。
その2つがどんな病気なのか、皆さんはご存知でしょうか?
詳しく説明していきます。
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ものもらいとは、正式には麦粒腫と呼ばれる病気です。
黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌に感染する事で発症します。
発症から数日後に、肉眼で見える膿が皮下に現れます。
これを外麦粒腫といいます。
膿が瞼の内側に現れるものは、内麦粒腫といいます。
はやり目とは、正式には流行性角結膜炎と呼ばれる病気で、感染力がとても強いです。
主にアデノウイルスというウイルスの、8型・19型・37型・54型が原因で発症します。
ものもらいとはやり目の共通の症状としては、充血・痒み・違和感・瞼の腫れ・目やになどがあります。
共通点が多いですが、下記の様な見分け方があります。
ものもらい:瞼の1ヶ所を押さえると痛い・充血が軽い・初期段階では目やにがあまり出ない
はやり目:目全体に違和感がある・充血が強い・目が開かなくなる程の目やにが出る
どちらの場合であっても、眼科で適切な治療をしてもらいましょう。
ものもらいとはやり目を見分けなければならないのは治療法が違うからですが、それ以外にも重要な要素があります。
次で詳しく説明していきます。
ものもらいとはやり目は共通点が多いですが、最大の違いは感染するかしないかです。
はやり目はウイルスによって引き起こる病気なので、人から人へと感染します。
感染している人が目を触った手で触ったものに触れれば、ほぼ100%の確立で感染します。
水からも感染しますので、発症後少なくとも2週間はプールに入ってはいけません。
プールを介して、はやり目を大流行させてしまう可能性さえあります。
治りが遅れたり角膜や結膜の感染症を引き起こす事があるので、そういう観点からも注意が必要です。
また、同じアデノウイルスの3型・4型・7型などが原因で発症する咽頭結膜熱も、充血や目やになどの似た症状が現れます。
それに加えて、発熱や喉の痛みも現れるのが咽頭結膜熱の特徴です。
症状は3~5日程度続いた後で徐々に治まっていきますが、39度前後の高熱が出るので、熱性けいれんや脱水に注意しましょう。
咽頭結膜熱はプール熱とも呼ばれていて、その名前の通りプールを介して感染しますので、こちらも発症後少なくとも2週間はプールに入ってはいけません。
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では、ものもらいならプールに入っても大丈夫なのでしょうか?
答えは【 休ませた方が良い】です。
その理由は2つあります。
①ものもらいではなかった場合、他人に感染させてしまう可能性があるから。
ものもらいは他人へ感染しませんが、ものもらいだと思い込んでいただけで本当ははやり目であったりすると、プールを介して他人に感染させてしまうかもしれません。
②ものもらいを悪化させてしまう可能性があるから。
ものもらいは、簡単にいうと瞼が炎症を起こしている状態の事です。
激しい運動は炎症を助長させるかもしれませんし、プールの後にタオルで顔を拭いたりする行為も、炎症を強める一因となり得ます。
ものもらいは、マイボーム腺※や付近の脂腺に菌が入っている状態でもあります。
その様な状態でプールに入ると菌が更に侵入する可能性があり、結果としてものもらいを長引かせる事に繋がります。
※マイボーム腺とは上瞼・下瞼の縁にある皮脂腺の一つで、涙液膜の蒸発を防いだり瞼を閉じた際に皮脂を供給するのが主な役割になります。
ものもらいが出来た時は、冷やしてみましょう。
1番効果があるのは抗菌作用のある目薬や内服薬ですが、冷やすという行為には炎症を抑える効果がありますので、早めに完治させる手助けになります。
炎症を起こしている時は、間違っても温めない様に気を付けましょう。
炎症を助長させてしまいます。
温めるのは、ものもらいを予防する時です。
ものもらいの一種である霰粒腫は、マイボーム腺に脂が詰まる事が原因で発症します。
その脂は温めると柔らかくなるので、入浴中や就寝前に2分程度ホットタオルなどで温めると、マイボーム腺の詰まりに効果的です。
ものもらいとはやり目は、似ている様で全く別の病気です。
素人目ではなく、専門医に適切な判断をしてもらいましょう。
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