カンピロバクターで頭痛が治らなくて吐き気もするときに薬は飲んでもいい?人にうつるの?

目安時間:約 7分

食中毒の中でも、原因になっている菌によって種類があり、特に鶏や牛がたくさん保有している菌で、発生源になりやすい食中毒として、カンピロバクター食中毒というものがあります。

症状としては、腹痛や下痢、発熱や嘔吐が見られます。

食中毒と言えば、これらの症状が思い当たりますが、ときに頭痛も伴うことがあるんです!

今回は、カンピロバクター食中毒の症状で頭痛についてお話していきましょう!

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カンピロバクターの食中毒で頭痛が治らないときはどうしたらいい?

カンピロバクター食中毒になってしまったけど、頭痛は何故起きるのでしょうか。

一見、胃腸と頭部は、直接的に関連が低そうに思いますが、下痢や嘔吐というような消化器症状によって、脱水症に陥ることがあります。

この脱水が引き金となって、めまいがしたり頭痛がしたりするんです。

それに加えて、胃腸炎は風邪に似た症状を引き起こすこともあります。

例えば、筋肉痛や関節痛などといった感冒時疼痛もそれに当たり、胃腸炎の原因ウィルス、ここではカンピロバクターですが、このウィルスが風邪のような病状を伴うこともあるんですね。

頭痛もその症状の中に含まれているため、日頃から頭痛持ちの方であれば、こういった症状が出やすいとも言われています。

したがって、カンピロバクター食中毒で身体が弱ったときに、身体で他の弱いところも悪影響を受け、痛みを感じるということが言えます。

カンピロバクター食中毒で頭痛の症状が出たときは、とにかく安静に過ごしましょう。

原因は脱水症状からくるものであることが多いです。

常温のミネラルウォーターやスポーツドリンクなどを積極的に補給しましょう。

しかし、たかが頭痛と思ってしまいがちですが、頭痛の原因である脱水症状を見逃したままにしておくと、食中毒の悪化や、最悪の場合、死に至ることも考えられます。

あまり我慢しすぎず、病院へ行ってくださいね。

カンピロバクターで頭痛と吐き気があるときに飲んでもいい薬は?

カンピロバクター食中毒は、本当に辛い症状だと思います。

腹痛や下痢、発熱に嘔吐などの症状に加えて、頭痛もあるととてもしんどいですよね。

頭痛も吐き気もある場合、薬を飲んでもいいのでしょうか。

また、飲むとなるとどのような薬が有効なんでしょうか。

まずお伝えしたいのは、自己判断で市販薬などの痛み止めを服用しないでほしいということ。

ロキソニンなど、今ではドラッグストアなどでも販売されている薬ですが、痛み止めに対する効果はかなり期待されており、常用している方も多いと思います。

しかし、ロキソニンは効果が見込める分、刺激も強い薬となっていて、胃や腸に炎症を起こしてしまう可能性が考えられています。

胃腸炎で弱っているとき、頭痛がするからと言って、ロキソニンを服用すると、すでに炎症を起こしている胃や腸に対して、さらに症状の悪化を促進してしまいかねません。

症状の悪化を招いてしまうと、頭痛だけでなく胃腸炎の治りも遅くなってしまいます。

ただ、医療機関を受診して、医師の判断によってロキソニンが投薬されるときは、用法・用量など指示に従って服用してください。

市販薬が飲めないからと言って、我慢し続けるのもよくありません。

頭痛を我慢し続けてそれがストレスとなり、カンピロバクター食中毒が長引いても本末転倒ですよね。

頭痛に対して痛み止めを服用したい場合は、病院で専門医に診てもらい、処方を受けましょう。

他に何か飲める薬としては、市販薬では整腸剤です。

整腸剤を服用しながら、食事では消化の良いものを摂取し、胃や腸にあまり刺激を与えないように過ごしてください。

ただ、下痢や嘔吐がひどくても、下痢止めや吐き止めの薬は飲まないようにしてください。

下痢や嘔吐によって、体内の菌などを体外に排出しているので、薬で無理にそれを止めると治りも遅くなる可能性があります。

以上、まとめますと、カンピロバクター食中毒の頭痛に対する薬としては、

●病院で処方されたロキソニンなどの痛み止め

●整腸剤

にて対応しましょう。

頭痛の症状がきついからといって、まずは頭痛を治すことに専念するのではなく、頭痛の原因となっている胃腸炎に対する治療を中心に行っていきましょう。

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カンピロバクターは人から人にうつるの?

カンピロバクターは、人と人の間で感染することはあるのでしょうか?

確率としては低いと言われていますが、人から人への感染は認められています。

何故感染の確率が低いのかと言うと、実はカンピロバクターは乾燥に弱く、空気中に長い時間滞在することができないのです。

感染力は強いんですが、空気感染ができないため、人から人への感染はグッと減ります。

ただ、人から人への感染は0というわけではありません。

便を介して感染することがあるんです!!

カンピロバクター感染者の便には、原因菌が含まれており、それを処理する際に接触することで、感染の拡大が懸念されています。

便に触れた手の洗浄が十分でなく、その手のまま食事の用意をしたりすることで、感染する可能性は大いにあるんですね。

したがって、カンピロバクター感染者の看病をすることになり、便の処理もするとなったときには、手袋をしたり処理後は十分に手を洗ったりして、対策をするようにしてください。


カンピロバクター食中毒の頭痛を中心にお話してまいりました。

このように辛い食中毒にかからないよう、鶏肉などカンピロバクターが含まれるものは、しっかり過熱するなどの調理をした上で、食事を楽しむと良いでしょう。

万が一感染したときは、病院へ行き安静にしてくださいね。

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