脳梗塞の後のリハビリの方法や期間はどれぐらい?グッズの使い方は?

目安時間:約 6分

noukousoku5

脳梗塞はかかった本人はもちろん、介抱する家族も回復が順調にいくように気を遣いますね。

実際にリハビリはどのように行われて、どのくらいの期間かかるものなのでしょうか。

脳梗塞のリハビリについて調べました。

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脳梗塞のリハビリの方法

脳梗塞は脳の血管が詰まり、脳の一部分がダメージを受ける病気ですね。

この脳がダメージを受けた部分は再生しませんが、その場所によって後遺症の症状が違います。

後遺症の内容によってリハビリの内容も変わってきます。

脳梗塞の主な後遺症には下記ようなものがあります。

・麻痺(右脳に脳梗塞が起こったなら左側、左脳におこったなら右側)

・運動機能の低下(細かい作業や運動が上手く出来なくなる)

・言語障害(言葉が出にくくなったり、理解しにくくなったりする)

・嚥下障害(食べものを咀嚼して飲み下すのが困難になる)

・感覚障害(寒さ、暑さの感覚が鈍くなる)

・視覚障害(物の見え方が二重に見えたりする)

・認知障害(認知症のように、物忘れが激しくなったり、迷子になったりする)

・精神症状(不安に襲われたり、うつのようになったりする)

自力で立つことや歩くことが困難な場合など、体の運動全般のことに関しては、理学療法士、作業療法士の方と一緒にリハビリをしていきます。

屈曲運動を繰り返して関節や筋肉を動かし、手足が屈曲したまま固まらないように訓練します。

ベッドのそばで体の向きを変えて、立つ、座るを繰り返し、できるようになったら歩行訓練に入ります。

立てるようになったら、平行棒や手すりを頼りながら歩く練習をして、最終的には退院したあとに外でも歩けるように杖を使って歩く練習をします。

言語障害と嚥下障害については言語聴覚士などが、リハビリにあたります。

症状の度合いを見て、言葉についてや食べることの訓練をしていくのですが、特に話すことに関しては家族からのサポートが重要で、

言語聴覚士に頼るだけでなく、周りの家族が積極的に意思疎通をとろうとする姿勢が大切と言われています。

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脳梗塞のリハビリの期間

リハビリの期間は、症状の具合や箇所によっても異なります。

症状がそこまで重くない場合で一番多いのが、一般病棟で初期治療とリハビリを20日行って退院というパターンのようです。

症状がすごく軽い場合には4~6日点滴をして退院ということもあります。

しかし、症状の度合いも人それぞれですね。

麻痺が重く日常生活を送るのが困難だという場合には、リハビリテーション病棟やリハビリテーション専門病院に移って引き続きリハビリを続けるということも少なくはありません。

そういったリハビリ専門の病棟や病院では脳梗塞などの脳血管疾患の場合、150日~180日間ほど入院することが出来るとされています。

しかし、入院できる期間に関しては、病院の規則などもあって必ずこの期間入院できるとは限りません。

場合によっては、その期間が過ぎるのを待たずに、老人保健施設などの入所を勧められることもあります。

お医者さんやソーシャルワーカ-と、自宅でどれくらい世話ができるか、リハビリの期間について希望を話し、入院できる日数を把握しておく必要があります。

脳梗塞のリハビリのグッズ

麻痺が残ると、手の感覚が鈍くなり力が入りにくいので、以前のように手でモノを掴むのが困難になることがあります。

そうしたときに、手の機能を回復させるのを手伝ってくれるこんなグッズがあります。

・セラピーエッグ

脳梗塞で手の機能を回復させるために用いられるグッズです。

何とも言えない不思議な感触と握り心地で、握力や手先の感覚を取り戻す訓練になります。

卵型で、縦に握るか横に握るかにもよって、手にかかる負荷が違うので、最初は横、慣れてきたら縦というように、段階に合わせて使い方を変えながら使っていきます。

・ハイパークルミ

福島発條 ハイパークルミ FL2411
価格:1026円(税込、送料別)

こちらも手の感覚を取り戻すためのリハビリグッズです。

こちらは手の中でクルミを左右に回転させるように使うことで、細かい手の動きを足り戻すのを助けてくれます。

磁気を帯びていて、手のツボを刺激する効果も期待できるそうです。


症状の内容や度合いによって、リハビリの内容や期間が変化するということが分かりました。

かかった本人は

「元の生活に戻れるのだろうか」

「ずっとこのままだったらどうしよう」

「迷惑をかけて申し訳ない」

など、不安な気持ちを抱えているかもしれません。

そばで見守る家族が、優しい言葉をかけながら、心身ともにサポートしてあげたいですね。

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