子供を持つ親の間によく聞かれる「とびひ」。
実は、接触感染で大人でも掛かる場合があるようです。
放っておくと症状が悪化したり、何度も繰り返したりするので早期発見と完治が必要になってきます。
今回は、大人がかかる「とびひ」に注目してその対処法を挙げていきます。
参考にしてください。
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とびひは「水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)」と、「痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)」という2種類の症状があります。
水疱性は皮膚に水泡が出て、多くの場合子供たちの間に流行りやすいと言われています。
これに比べて、大人に出やすい痂皮性はカサブタ(小さくて黄色いもの)が出来るという特徴があります。
とびひを治療するには、その症状や皮膚の状態によって正しい薬を使わなくてはなりません。
よって、病院での受診をお勧めします。
■塗布薬
エリスロマイシン軟膏・リンデロン軟膏・ゲンタシンなど化膿部分に直接塗って炎症を抑える軟膏があります。
病院でもらう塗布薬にも同じものが使われますが、ステロイドが含まれているものもあるので、正しい使い方は医師や薬剤師に相談の上で使用するようにしましょう。
■服薬
抗生物質や抗ヒスタミン剤を服用する事で、体の内側からとびひを治療していきます。
とびひの病原菌は、「黄色ブドウ球菌」「溶連菌」などの原因菌を体内から取り除く事が必要になってきます。
症状が軽度であったり、病院が休みなどの応急処置には市販の薬でも治す事が出来ると思われます。
先ず、自宅で様子を見る場合は以下のような点に注意しましょう。
・熱などがなければ入浴(シャワー)OK
・患部を石鹸で優しく洗って乾かしてから外薬を付ける
・患部をガーゼなどで覆って保護する
・タオルなどを他の家族と共有しない(二次感染予防)
・会社や学校は出来ればお休みする
・爪をきれいに切って無意識の間に搔きむしらないようにする
市販薬では以下のような塗布薬が有名です。
■エリスロマイシン軟膏
化膿性皮膚疾患に効く抗菌剤が配合されています。
薬局で手に入れる事が出来ます。
■リンデロン軟膏
使いやすく、効果が期待出来る軟膏です。
薬局では取り扱っていないので、病院での処方箋が必要です。
同じような薬にベトネベート軟膏があります。
■ゲンタシン
使いやすく、効果が期待出来る軟膏です。
薬局では取り扱っていないので、病院での処方箋が必要です。
同じような薬にドルマイシン軟膏があります。
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とびひの場合軽度であれば自分で治す事も出来ますが、市販薬には成分や重症度によって使い方を変える必要があるものもあります。
また、ステロイド剤を含んでいる薬はどちらも副作用の心配も出てきます。
どちらが効果があるかは、人によって異なってきます。
しかし、次にあげられているような副作用が出る場合は塗布を止めるか、皮膚科に相談しましょう。
・発熱や頭痛
大人のとびひの場合、症状の一つとして発熱やリンパの腫れが予想されます。
・吐き気や嘔吐
消化器系の症状が出やすいとされています。
・口の渇き
小まめに水分を補給しましょう。
・食欲不振
・腹痛や下痢
・患部の痒みや赤み
・倦怠感
完治の目安としては治療が3~5日で患部が軽症化して来ていれば、1週間から10日ほどで完治します。
原因菌は湿った状態で酷くなる場合があります。
衣類や皮膚は清潔に乾燥した状態を保つようにして、ガーゼなどで覆っている場合は2~3時間に一度交換しましょう。
また、皮膚が完全に戻るには少なくても1ヶ月は見ておきましょう。
とびひは軽い皮膚病ではありません。
1つ見付けると治るまで感染していく恐れがある皮膚感染病です。
早めに治療をして対策を取りましょう。
また、子供や周囲で流行っている事を耳にしたら手洗いと消毒を徹底して二次感染を起こさないように注意しましょう。
お大事にしてください。
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