帯状疱疹が顔に出来ただけで入院になるって本当?他の症状は治療はどんな感じ?

目安時間:約 6分

帯状疱疹は「水疱瘡」に掛かった人には、誰でもなる可能性がある怖い病気です。

出来る場所は、腰周りや胸周りが多く、人によっては顔やおでこに出る事もあります。

しかしながら、顔に出来る帯状疱疹は症状が重症化しやすく、場合によっては入院を強いられる事もあります。

そこで今回は、顔に出来た帯状疱疹の症状や治療について検証していきます。入院をしなくても済む方法も参考にしてください。

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帯状疱疹が顔にできたら入院?

帯状疱疹は体の中にある神経節に影響を及ぼします。

そのため、かゆみや痛みが長期に及び、処置が遅れると神経痛などの後遺症を抱える事になってしまう恐い病気です。

特に、顔面には三叉神経という神経があり、顔面の皮膚だけではなく目・耳・口など至る所に麻痺を生じさせてしまいます。

顔がピリピリしていると感じた時には直ぐに皮膚科を受診し、一刻でも早く処置を始める事が完治に必要であると言われています。

入院を求められるのは以下のような状態に場合が多くあります。

・休養が必要と判断された場合

何より休養が最も回復に役立ちます。

家の事情など、家ではユックリ休めない立場である場合には医師は入院をすすめて早期回復を図るかもしれません。

・点滴が必要である場合

顔に出る症状は、目や耳など重要な器官の神経に影響を与える場合が多くあります。

そのため、点滴などを通して抗生物質の投入する場合があります。

・家族に移らないように警戒するため

帯状疱疹が子供に移ってしまう事もあります。

最も重症な時期だけ入院をして経過を見る場合もあります。

帯状疱疹が顔にできたときの症状は?

目の周りや時には目の中に帯状疱疹が出来る事があります。

目の周りに出た時に入院がすすめられる危険な理由としては、後遺症として失明やマヒ、顔面神経痛などのリスクがあります。

また、角膜炎や網膜炎といった目の病気に掛かってしまう事もあるため、早期発見と治療が必要です。

特に、顔の神経をつかさどる三叉神経は目や耳、口腔の神経に繋がっているため、疱疹がきれいに治るまでガーゼを替えたり、処置をする事が求められます。

顔面に出来る帯状疱疹の初期症状には以下のようなものがあります。

・耳や耳の奥に水膨れなどの症状が見られ、聞こえにくい事がある。

・耳鳴りがしたり、めまいやふらつきが見られる。

・顔面がこわばったような気がする。

・表情を作るのが難しい、または左右が対称ではない。

・まぶしい、腫れ、チカチカするなど目の違和感が強い。

・涙が出ない、もしくは目が充血していたり、乾いている。

・意識がハッキリしない、またはぼんやりしてしまう。

・飲み込みにくい、または口が開けにくいなどの症状。

・髪に触れるとチクチクする。

・頭痛がする。

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帯状疱疹が顔にできたときの治療は?

帯状疱疹に掛かった時には、特に後遺症が残りやすい顔や目に出来た疱疹を治療するために入院をすすめる医師もいます。

服薬では完全に処置出来ない抗ウィルス剤も、点滴によって早急に処置出来る、または自宅に比べて病院では十分に休養出来るため早期回復が見込まれるなどがその理由と言われています。

では、実際に入院した際どのような処置が施されるのでしょうか?

■抗生物質の点滴または服薬

重度の帯状疱疹には抗ヘルペスウィルス剤が1~8日点滴で処置されます。

飲み薬には症状によって処方が変わりますが、症状によって通常7~10日抗ヘルペスウィルス剤が出されます。

■塗布薬

症状が比較的軽い場合は、患部に抗ヘルペスウィルス剤の軟膏を塗布するよう指示が出る場合があります。

市販の皮膚薬にはステロイドなど患部を悪化する要素が含まれるものもありますから、必ず医師の診断に従って処置しましょう。

■休養が何より第一

免疫力を高める事が何より必要です。

仕事・子育て・家事は最低でも1週間は休んで、自分の体に集中してケアしましょう。


帯状疱疹は50歳以上の人が掛かりやすいと言われていましたが、最近では30代~40代でも少なからず掛かるようです。

実際、私の友人(40代前半)はおでこの部分に発症する前日まで仕事をしていました。

彼女が言うには、不調と咳が長引くので風邪か気管支炎ぐらいにしか考えなかったようです。

明らかに、体は休養を求めていたのです。

ですから、いつもと違って時間が経っても不調が治らない時には是非医師に相談しましょう。

特に、帯状疱疹は早期発見が回復の鍵ですので出来るだけ早く受診しましょうね。

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