溶連菌になってもプールは入れるの?感染するかもしれないならいつから入れるの?

目安時間:約 6分

子供の急な発熱は、誰もが心配になりますね。

特に、「溶連菌」と呼ばれる感染症で38~40℃の高熱が突然出る場合があります。

溶連菌は抗生物質を使って治療する病気ですが、社会復帰、とりわけ学校やスイミングなどの外出はいつから出来るのでしょうか?

今回は、溶連菌の子供のスイミング復帰に注目していきます。

ぜひ参考にしてください!

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溶連菌のときのプールはどうしたらいい?

溶連菌は感染病です。

■飛沫感染

くしゃみや咳など空気中にある細菌を吸い込む事で感染します。

多くの場合、免疫力の低い子供さんが発症の被害を受ける事が多く見られます。

基本的な事ですが、予防には手洗いうがいが欠かせません。

■接触感染

鼻水や唾液が相手に付く事で感染し、溶連菌にかかってしまいます。

おもちゃなど子供たちが共有しているものを除菌・殺菌する事は予防に有効です。

では、溶連菌と診断されるまでの経緯を見ていきましょう。

①細菌を吸い込んでしまって2~5日後に症状が現れます。

(代表的なものとしては、38~40℃の高熱・喉の痛み・体に発疹・舌にブツブなどを見られます。)

②診察をして、医師は喉の粘膜を綿棒などで採取して検査をします。

③感染が確認されたら、抗生物質の処方が指示されます。

④多くの場合、24時間で溶連菌が威力を失いますが、抗生物質は最後まで飲み切らなければなりません。

ですから、学校や外出はもちろん、プールなどの習い事にも十分に注意して、再開する時期を見極めなければなりません。

溶連菌はプールで感染するの?

上記の経緯を見ていくと、多くの場合抗生物質を飲み始めて24時間経っていれば溶連菌が大人しくなっていると考えられます。

溶連菌は1年中いつでも観測されますが、インフルエンザのような怖い病気ではなく、比較的予後は良好である事を知っておきましょう。

そうすれば、子供が「溶連菌」にかかってしまっても、過度に引きこもるように促す事を避けられます。

ここでは、症状の重軽を見ていきましょう。

■重症

溶連菌の合併症で重症化しやすい病気に腎炎・リウマチ熱などがあります。

また、子供がアトピー性皮膚炎を持っている場合、患部に菌が感染すると重症化する場合があるので注意が必要です。

■通常

発熱や喉の痛み、痒みを伴う体の発疹が出ます。

食欲が低下する事がよく見られますが、水分だけでもシッカリと摂っておきましょう。

症状が出て受診をした日とその次の日は自宅待機して様子を見ます。

■軽症

症状が全く出ない感染者もいます。

そのため気が付かずに他の人に感染してしまうケースもある事でしょう。

子供が溶連菌にかかった場合には時期や症状を観察して、学校やプールに行く時期を決めなければなりません。

また、周りで溶連菌のうわさを聞いた時には、特に、手洗いうがいを徹底して予防に努めたいですね。

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溶連菌になったらプールはいつから?

最後に、スイミングにいつから通えるのかを考えていきます。

一概に1ヶ月は禁止など規則的な考えは持たないように気を付けましょう。

それでも、正しい時期を見極める事はとても大事です。

以下のような点に注意してみましょう。

①体力的にはどうか?

プールは全身運動ですから、泳いだ後に多くの体力が奪われて症状が悪くなる事も考えられます。

一日元気に遊んでいるなど、普段と変わらない様子が見られていればプールに行く事が出来るかもしれません。

②食欲は戻った?

喉の痛みで食べられない状態が続くかもしれず、極度の運動には耐えられない体かもしれません。

いつもの様にモリモリご飯を食べられるようになったかどうかは大切なポイントと言えます。

③体の発疹は?

症状の一つで舌や体、手足にかゆみを伴う発疹が出る場合があります。

発疹が出ている間はプールは控えた方が良いでしょう。

また、抗生物質が合わずに発疹が出る場合もあります。

経過を見て、必要であれば医師に直ぐに相談しましょう。

以上のような点を観察して大丈夫であると判断出来れば、スイミングの再開も考える事が出来ると思われます。

スイミングでは、お母さんたちの会話で溶連菌に感染した事などを話すかもしれません。

でも、アルコール消毒やスーパークロリネーションと呼ばれる除菌剤などが正しく使用されていれば心配する事はありません。


いかがでしたか?

子供たちの元気で活発な姿を見る事が出来るのは嬉しいものです。

その子によって回復力は違うと思いますから、あなたが正しく判断してあげて社会復帰を助けてあげましょう。

また、溶連菌は大人でもかかりますからあなたも感染に気を付けてください!

お大事にしてくださいね!

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