プール熱で出席停止になった保育園にはいつから行ける?他の兄弟は登園してもいいの?

目安時間:約 6分

夏風邪の一つである、咽頭結膜熱は子供がプールなどで泳いで感染しやすい事から、「プール熱」とも呼ばれています。

時期的には6月から夏の終わりにかけて流行りやすいとされていますが、一年を通じていつでもかかる可能性があります。

今回は、プール熱に家族がかかった場合も含めて、その対応の仕方を検証していきます。

子供が何人かいる場合など、気を付けたい点もあげています。

さっそく見ていきましょう。

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プール熱になったら出席停止に保育園はなるの?

プール熱は接触または空気感染しますから、症状が出ている時はもちろん熱が下がった後でも2日間は外出を控える事が望ましいとされています。

また、集団感染を抑えるために、保育所や学校によっては、医師の診断書を提出する事を求める場所もあります。

では、簡単にプール熱の症状と回復までの期間を見ておきましょう。

以下の症状の時には、外出は控える事が望ましいでしょう。

■潜伏期間

感染者のくしゃみや唾液、排泄物などに感染して体内に入り込みます。

感染してから4~5日は潜伏していると言われています。

■発症期間

①喉の痛み

扁桃腺が腫れる、咳が出るなどの風邪に似た症状が出ます。

ひどい場合には、咽頭が膿を持った状態で飲み込む事が出来ないほどに腫れます。

②目が充血

涙が出たり、目やにが多量に出るといった異常が見られます。

③発熱

39度前後の高熱が1日~1週間続きます。

■回復期間

熱がおさまって、食べられるようになってきます。

食事は消化の良いものを少しずつ与えるようにしましょう。

プール熱になったら保育園にいつから行ける?

上記の点から考えて、保育所に行けるようになるのは回復期に入って少なくとも2日経っている時が良いでしょう。

それでも、まだ体力は戻っていないかもしれませんから様子を見て半日から始めてみる事も出来るでしょう。

外出出来るようになっても以下の点は気を付けるようにしましょう。

■感染予防

感染させる事も、病原菌をもらう事もしないように気を付けなければなりません。

感染予防には、手洗いうがいとアルコール消毒が有効です。

また、マスクをしても良い場合にはマスクを着けるように励ましましょう。

小さい子供であれば、先生に協力を仰ぐようにしましょう。

■水分量

発熱でたくさんの水分を奪われている事でしょうから、水やお茶をいつも以上に飲むようにさせましょう。

■良い睡眠

シッカリ体を動かしてよく眠れるように室内環境を整えてあげましょう。

必要であれば、除湿器や加湿器を使って湿度を平常に保ってぐっすり眠れるように工夫してあげたいですね。

■食事

胃が弱っている間はお粥やうどんなど消化の良い食べ物を与える事が出来るでしょう。

食べ過ぎないように少しずつ数回に分けて与える事も出来ます。

■習い事

必要以上の体力を使わないように、お休みできる習い事はその週は休みましょう。

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プール熱にかかっていない兄弟は登園してもいいの?

では、プール熱にかかっていない他の兄弟や家族を持っている場合にはどのようにすれば良いのでしょうか?

最初にあげたように、プール熱は空気感染しますから、それが流行っている時期には私たちの周りでどこでも浮遊していると考えた方が理に適っています。

そのことを踏まえた上で、他の兄弟を保菌者としてしまう事は可哀想です。

プール熱の症状が出ていなければ、学校でも会社でもいつも通りに外出出来る事でしょう。

ママが二人の子供を保育園や小学校に連れて行かなければならない状態では以下のような工夫が出来るかもしれません。

■近所のママともに頼んでみる

家から出られない状況を説明して、助けを求めてみましょう。

困った時はお互い助け合える方が良いですね。

■その時間だけパパに家にいてもらう

子供の送迎時間に合わせて、パパが出勤を遅らせる事が出来ないかどうかを尋ねてみましょう。

病気の子供を一人家に置いていく事は避けたいですからね。

■一緒に連れて行く時は毛布などでシッカリ包んであげる

子供を連れて出なければならない状況であれば、風にさらされないように毛布で包んであげましょう。

最小時間で帰って来れるようにしましょう。


プール熱に限らず、子供の病気は家族の計画を狂わせてしまいますね。

ですから、早めに回復して元に戻る事はとても大切です。

また、予防にも気を付けて病気の負けない免疫力を付ける事も大切ですね。

それでも、病気にかかってしまった時には、仕方がありませんから優しく介護してあげましょう。

お大事にしてくださいね。

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