足裏の皮が剥ける・・経験した事のある方は多いと思います。
その原因は、ちゃんと分かっていますか?
原因が分かっていないと、見当違いな対処をしてしまうかもしれません。
詳しく見ていきましょう。
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冬に足裏の皮が剥けるのは、主に水虫と乾燥が原因です。
先ずは、水虫について説明していきます。
水虫は足指の間が痒くなると思っている方が多いと思いますが、実はそれだけではありません。
水虫には、趾間型・小水疱型・角化型・爪白癬型の4パターンがあるのです。
●趾間型
足指の間に起きる水虫で、強い痒みを感じる場合が殆どです。
患者数が一番多いので、水虫の痒みや指間に発症するイメージの元になっているのでしょう。
症状としては、皮が剥けたり赤くなったりしていき、その後にはジクジクしてきたり爛れたりしていきます。
●小水痘型
土踏まずや足指の付け根などに、複数の水痘が現れる水虫です。
その症状は様々で、一ヶ所に固まって現れる場合も何ヶ所かにばらけて現れる場合もあります。
水痘の中には液体が入っていますが、それには水虫の原因菌である白癬菌は存在しないので、液体から水虫が伝染する事はありません。
●角化型
足裏、特に踵の角質層(表皮の最外層)が厚くなっていく水虫です。
このタイプの水虫が足裏の皮が剥ける一番の原因なのですが、痛みや痒みなどを感じる事が殆ど無いので、水虫と気付かないケースが多いです。
単なる乾燥と思いがちなので、注意しましょう。
●爪白癬型
白癬菌が爪に入り込み変色や変形を引き起こす水虫で、爪水虫と呼ばれています。
水虫を放置していると発症する事が多いので、他の3パターンの内のどれかと併発している可能性が高いです。
足裏の皮は、汗によって剥ける事もあります。
そのメカニズムは下記の通りです。
1:角質層が汗でふやける
汗腺で作られた汗は、汗管を通じて皮膚の表面に分泌されます。
この時に多量の汗をかくと、角質層がふやけます。
2:汗の出口が塞がれる
ふやけた角質層が汗の出口を塞いでしまい、汗が皮膚内に溜まっていきます。
そうなると、身体は汗を異物だと認識して、免疫反応で炎症が起こります。
3:炎症が広がる
皮膚内の炎症が角質層まで広がると、汗疱が出来ます。
汗疱とは、掌や足裏などに強い痒みを伴う水泡が生じる病気です。
ニッケルやコバルトなどの金属との接触性アレルギーや刺激物に触れる事などで発症しますが、一番の原因は発汗です。
汗をかきやすい環境で発症する事が多いので、関連性を指摘されているのです。
発症から3週間程で水泡が破れて皮膚が剥けて剥がれ落ちていくのですが、皮膚には外部から細菌が入り込まない様にする為のバリア機能としての役割があります。
汗疱を発症するとバリア機能が正常に働かなくなるので、細菌感染が合併するリスクを伴います。
そうなると治療が複雑になるので、早期発見・早期治療が重要になります。
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冬は皮膚が乾燥しやすいですが、その中でも足裏、特に踵の皮膚は乾燥しやすいです。
・皮膚の透明感が失われて黒ずんでいる
・皮膚が硬く厚くなっている
・皮膚がかさついてガサガサしている
・皮膚が白い粉をふいている
・皮膚に亀裂や罅割れが出来ている
これらの症状が現れていると、皮膚が乾燥しているという事になります。
皮膚が乾燥すると、見た目が悪くなりますし先程書いたバリア機能が衰えてしまいます。
乾燥させない為には、不要な角質を落とした上で保湿する事が重要です。
不要な角質を落とすのに人気な方法は、フットケアジェルとフットファイルです。
フットケアジェルは、足に塗るタイプと足を浸すタイプがあります。
どちらも効果は折り紙付きですが、使用して数日経過しないと角質は完全に落ちないので、即効性は期待出来ません。
フットファイルは足用やすりの事です。
角質を削り落とすので即効性はありますが、加減が分かっていないと必要な角質まで落としてしまいます。
保湿をするのに人気なのはクリームですが、種類が様々でどれを選べば良いのか迷うと思います。
そんな時は、フットケアクリームを選ぶのがおすすめです。
コスパを考えるなら、ヴァセリンもおすすめです。
如何でしたか?
皮が剥けているだけなどと思わずに、正しい対処をしてくださいね。
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