膀胱炎のお腹の痛みや張る感じはもしかして妊娠の可能性もある?

目安時間:約 5分

膀胱炎は、身体の構造的に女性に多い病気です。

ですが、女性の体は複雑なので、膀胱炎の症状が出ていても膀胱炎と判断されない場合もあります。

それはどんな時なのでしょうか。

膀胱炎の症状と合わせて、女性ならではの症状なども詳しく見ていきましょう。

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膀胱炎でお腹の痛みはいつまで続く?

膀胱炎とは、大腸菌などの細菌が尿道(尿の通り道)から膀胱に入り込んで、そこで増殖して炎症を引き起こす病気です。

女性は男性と比べて尿道が短いので、細菌のいる肛門や膣の近くに尿道口がある事になります。

最初に書いた身体の構造的に女性に多いというのは、こういう理由なのです。

膀胱炎の主な症状は頻尿・残尿感・下腹部の痛みですが、重症化すると血尿や高熱が出てきます。

軽度の場合は、下記の様な事を心掛ければ2週間程度で自然に治ると言われています。

●下腹部を温める

血液の巡りを良くして、免疫機能の向上を図ります。

カイロや毛布や湯たんぽなどを、上手く利用しましょう。

●積極的な水分補給

原因菌の排出を促します。

身体を温めるのに最適な白湯・利尿作用のあるどくだみ茶・抗酸化作用の強いクランベリージュースがオススメです。

炭酸飲料・カフェイン含有飲料・アルコール飲料は、刺激になるので出来るだけ避けましょう。

●排尿を我慢しない

原因菌を体内に溜め込まない様にしましょう。

病院で薬を処方された場合は、1週間程度で治る事もあるそうです。

膀胱炎でお腹が張ることってあるの?

膀胱炎の主な症状に、お腹の張りはありません。

ですが、間質性膀胱炎の場合は別です。

間質性膀胱炎とは、膀胱炎と違って細菌の増殖による炎症によって起こる病気ではありません。

詳しい原因は解明されていないそうですが、膀胱の壁が薄くなった事により尿が膀胱に染み込み、それが原因で膀胱に炎症が起こるのではと言われています。

膀胱の壁が薄くなる原因については、全く不明だそうです。

症状は基本的には膀胱炎と同じですが、軽症の場合はトイレがちかい・尿が溜まった時にお腹が少し張るだけという場合もあります。

また、膀胱炎は尿の検査で異常が発見されますが、間質性膀胱炎は尿の検査では異常が発見されません。

その場合、膀胱水圧拡張術と呼ばれる方法で、膀胱の中に生理食塩水を注入して水圧で固くなった膀胱を広げ、間質性膀胱炎に典型的な所見である点状出血があるかどうか検査します。

この膀胱水圧拡張術は、検査であると同時に治療法でもあります。

何度も膀胱炎を繰り返したり、尿が溜まると下腹部に違和感があったり、その様な症状がある方は間質性膀胱炎の可能性があるので要注意です。

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膀胱炎じゃなくて妊娠の可能性はあるの?

膀胱炎の主な症状である頻尿や下腹部の痛みは、妊娠の初期症状でもあります。

どちらの場合でも、通常は尿検査をします。

ですが、あまりに初期の妊娠の場合は尿検査の反応が薄くて分かりにくい可能性がありますし、膀胱炎と妊娠では検査項目が違う可能性もあります。

その結果として妊娠が膀胱炎と判断されてしまう場合があり、実際にそう判断されたというケースは少し調べるだけで沢山出てきます。

そういった事態を防ぐ為にも、膀胱炎の検査だとしても妊娠の可能性があるなら申告しておきましょう。

話は変わりますが、妊娠の症状だと思っていたのが膀胱炎の症状だという場合もあります。

排尿時や排尿後に痛みを感じたり尿が白っぽく濁っていたりする場合は、膀胱炎を疑いましょう。

また、妊娠中は主に下記の原因で膀胱炎になりやすいと言われています。

●子宮が大きくなる事で膀胱が圧迫されて、排尿しても尿が膀胱内に残りやすくなっている。

●体調の変化などから免疫力が低下してしまい、体内が細菌に感染しやすく細菌が増殖しやすい環境になっている。


如何でしたか?

最終的に膀胱炎であっても妊娠であっても、素人判断で決め付けない様にしましょうね。

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