ヘルパンギーナで口内炎が痛いけどいつ治る?効果的な治し方は

目安時間:約 5分

herupangina16

ヘルパンギーナになって、口の中にぶつぶつが出来てしまった!

子供は気持ちが悪いから、食べ物を摂ろうとしなかったり、ずっと機嫌が悪かったりと大変です。

大人でも嫌ですよね・・・

痛くてつらいヘルパンギーナの口内炎ですが、いつ治るのでしょうか。

どのような治療が効果的なのでしょうか。

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ヘルパンギーナで口内炎が痛い

ヘルパンギーナに罹ると、喉の奥に小さな水疱ができますが、この水疱が破れて潰瘍になりチクチクと痛みます。

子供は喉に違和感や痛みがあるとすぐに触ろうとしてしまいますよね。

この「口の中を触る行為」は非常に危険です。

ヘルパンギーナの原因となるコクサッキーウィルスは、感染者の唾や鼻水、便などを介して他者へ感染します。

そのため、ヘルパンギーナに罹った子供が喉の違和感のために口の中を触った手で、いろいろな場所を触るとウィルスを拡散し、第2、第3の感染を招くことになってしまいます。

コクサッキーウィルスは構造上、アルコールによる消毒は効果がなく、環境表面の消毒が容易ではありません。

さらには、自分の手に付着した別のウィルスや細菌により新たな感染症に罹ってしまうことも考えられます。

ヘルパンギーナが流行する季節には、エンテロウィルスやアデノウィルス、エコーウィルスなど夏風邪の原因となる他のウィルスの活動も活発になっています。

子供がヘルパンギーナに罹った際は、口の中を触らないように注意し、感染拡大をなんとしても食い止めましょう。

ヘルパンギーナの口内炎はいつ治る?

ヘルパンギーナの主な症状は突然の喉の痛みや口内炎、発熱、頭痛などですが、どのように治っていくのでしょうか。

ヘルパンギーナの口内炎や水疱は1週間ほどで良くなることが多いようです。

喉の痛みは突然の発熱から2~5日ほど続き、この間は食欲の減退にも注意が必要です。

ヘルパンギーナでは突然の発熱があり、驚くこともあるかと思いますが、この熱は2~4日程度で下がります。

また、喉の奥に現れる痛々しい水疱は熱が下がってから2~3日で消えます。

症状が治まり、一見治ったかのように見えても油断はできません。

原因となるウィルスは、まだ体内に存在しています。

コクサッキーウィルスは腸管内で増殖し、感染者の便から排出および検出されます。

上記のような症状が現れてから2~4週間は、便中にウィルスが含まれていることがあるので、掃除やオムツ交換の際には注意しましょう。

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ヘルパンギーナの口内炎の治し方?

ヘルパンギーナはコクサッキーウィルスによる感染症であるため、薬による根治療法ができません。

また、ヘルパンギーナによる口内炎はウィルス感染により、「プラスミン」というタンパク分解酵素が産生されて起こります。

さらにプラスミンはヒスタミンやプロスタグランジンなどの分泌・放出に関わり、炎症や痛みをもたらします。

いずれにしてもウィルスを直接撃退する薬はないため、患者さん自身の免疫力を武器にしてウィルスと戦うしかありません。

免疫力を高めるには、食べることや睡眠をとることが大切です。

口内炎が痛むうちは、「のどが痛くて食べられない」という訴えが少なからずあると思います。

なるべく刺激の少ないものをお勧めします。

あまり食べられないとなると、スポーツ飲料に手が伸びがちですが、スポーツ飲料の中には味が濃く、炎症を起こしている粘膜にはしみてしまうものもあるので注意しましょう。


口内炎が気になりますが、時間の経過とともに回復していきます。

可能な限り触らないようにしましょう。

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