妊婦さんがインフルエンザに罹ってしまうと大変なのは想像に難くないですね。
薬も飲んではいけない、胎児に影響があるかも知れない。
しかも、高熱も危ない・・・
絶対にかかりたくない!と思うのは当然ですが、周りで流行ってくると心配ですよね。
予防はどのようにしたら良いのでしょうか。
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妊婦さんでも妊婦さんでなくてもインフルエンザの基本的な対策は同じです。
インフルエンザはウィルスによる感染症です。
ウィルスが気道の粘膜に付着し、細胞内に侵入することで感染します。
うがいと手洗いを励行しましょう。
また、室内の気温や湿度を高めに保つことも予防となります。
気道の粘膜は乾燥したり冷たい空気にさらされると、ウィルスを排出する能力が低下してしまいます。
室温は寒く感じない程度に保ち、湿度は50~60%程度に保つようにしましょう。
インフルエンザウィルスは高い湿度の環境下では、空気中を浮遊しにくくなるうえ、生存できなくなります。
加湿によってウィルスの毒性が抑えられるともいわれています。
外出の際はマスクを着用することも、喉の保湿になるため有効です。
妊婦さんが予防接種を受ける上で気になるのは、赤ちゃんへの影響ですよね。
今のところ、妊婦さんがインフルエンザの予防接種を受けたことが原因で流産や早産のリスクが高まったり、胎児に異常が現れる確率が上昇したという研究結果や報告はないようです。
インフルエンザワクチンにはチメロサールという保存剤が使用されているといわれていました。
チメロサールはエチル水銀化合物であり、水銀と名のつくことから赤ちゃんへの影響を危惧する声が多数上がりました。
現在、国内で使用されているワクチンはチメロサールは含まれていないものもあり、本人の希望により保存剤を含まないワクチンを選択することができます。
また、妊婦さんがインフルエンザに罹ると重症化しやすいことはよく知られています。
特に肺炎を起こしやすかったり、発熱により早産の危険があります。
妊婦さんがインフルエンザワクチンの接種を希望する場合、まずは産婦人科などのかかりつけ医に相談しましょう。
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お腹に赤ちゃんがいる場合、薬の服用は避けたいですよね。
インフルエンザに罹ってしまったらどうしたらよいのでしょうか。
2010年に「イナビル」という抗インフルエンザ薬が登場しました。
2014年には日本産科婦人科学会が「イナビルを服用しても流産・早産・胎児形態異常などの有害事象は増加しなかった」と報告しました。
イナビルは妊娠中の方が服用しても安全であるようです。
まずは産婦人科や内科を受診し、かかりつけの医師に相談しましょう。
それでも、薬を服用したくないのが本当のところだと思います。
薬を飲まないためには、インフルエンザに罹らないように免疫を高めたり予防をしっかり行うしか方法はありません。
手洗い・うがい・予防接種や免疫力を高める生活を積極的に取り入れましょう。
妊婦さんはインフルエンザにおいては予防接種や治療薬について、かかりつけ医に相談する必要があります。
まずは予防を徹底し、インフルエンザに罹らないことが理想的です。
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