幼少期の頃にかかることが多い病気のひとつに水疱瘡があります。
かかってすぐは虫刺されと間違えることもあり、適切な治療が遅れてしまうこともあるようです。
また、かきむしってしまったりすると、ウイルスをまき散らしてしまう事にもなりますし、周りの対応も遅れてしまいますよね。
あれあれ?と思っている内に、兄弟もかかってしまったり、免疫力の落ちている方などに感染してしまう事もあるようです。
早く違いを見極めたいところですね。
今回は水疱瘡と虫刺されの見分け方についてお話を進めていきましょう。
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まず、水疱瘡についてご説明しますと、原因菌はヘルペスウイルス科の水痘帯状疱疹ウイルスによって、かゆみを伴う発疹や発熱を引き起こす病気です。
飛沫感染や空気感染でうつることがあり、水疱瘡にかかったことがなければ感染して発症する可能性があります。
一度かかったことがあると、水痘帯状疱疹ウイルスは身体の神経節に潜み、過労やストレスなどによって帯状疱疹を発症することもあります。
こういった水疱瘡ですが、発症してすぐは赤い発疹ができ、これが虫刺されとよく似た症状なので、虫刺されと間違うこともあるそうです。
しかし、その赤い発疹がおなかや胸、背中、おしりまで全身に出現したかと思ったら水泡性の湿疹に変わっていき、なおかつかゆみまで伴うので、水疱瘡だと判断できるのですね。
発疹が出るときに発熱をするお子さんもいるので、ただの虫刺されじゃないなと思えますね。
ただ、この時点で発症してすでに時間がたっているので、医者による確定診断が1、2日経過して行われることもあるんですね。
では、水疱瘡の初期の見分け方はあるのでしょうか?
実は、水疱瘡はすぐに発疹が出るわけではありません。
はじめの頃は喉の痛みや微熱、倦怠感、頭痛や腹痛などが現れます。
そこから1~2日が経ち、赤い発疹がポツポツとできてくるのです。
まだ虫刺されかな?と疑うかもしれませんが、発疹のできた場所も注意深く見てみてください。
おしりや陰部、背中など洋服で覆われているところにも発疹が出ていることがわかります。
このころになると、はじめの発熱や倦怠感は少なくなってきますが、この赤い発疹が水泡性の発疹に変わり、ここで強いかゆみに襲われ、発疹も全身に広がっていきます。
したがって、見分け方としましては、発疹よりも先に微熱などの体調に異変が出ることがまずポイントとなります。
さらに、肌の露出がない洋服に覆われているところにも赤い発疹が出てくるので、ただの虫刺されではなく水疱瘡を疑うようにしてください。
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水疱瘡はかさぶたになれば完治であると言われています。
水泡性の発疹になってから3~4日で乾いた黒いかさぶたになります。
しかし、発疹すべてが同時にかさぶたになるわけではありませんので、このころは赤い発疹や水泡性の発疹、膿疱やかさぶたがある状態になっています。
もうすぐ治るところですが、引き続きかゆみが継続することもあるので、掻き毟って水泡性の発疹を破ってしまわないように気をつけてくださいね。
そのかさぶたが取れると、皮膚の色素が抜けて少し白っぽく見える状態になりますが、どんどん目立たなくなっていきますよ。
そして、かさぶたは無理に剥がさないようにしてください。
もう少しの辛抱で治りますよ!
いかがでしたでしょうか?
ただの虫刺されだといって放置していると、重症化して肺炎や脳炎にもなりかねません。
一番はお子さんがつらくないよう、そして免疫のないお子さんや大人にうつしてしまわないように注意することです。
おかしいなと思ったら早めに病院へ行きましょうね。
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