食あたり 頭痛

食あたりでつらい時はどのようにすればよいのでしょうか？

また、食あたりで病院に行きたい時には何かを受診する事が出来るのでしょうか？

今回は、食あたりに合った時に覚えておきたい幾つかのポイントをあげていきます。

腹痛と併せて他の症状で苦しんでいる場合の対処方法も載せていますのでぜひ参考にしてください。

さっそく見ていきましょう。

食あたりで頭痛もするものなの？

先ずは、食あたりと食中毒の違いから症状を見ていきます。

食中毒は食品の中に潜むウィルスや細菌が原因で下痢や嘔吐と言った症状を出し、感染性の高いものが多くあります。

名前の知れた原因菌としてはノロウィルスやO-157、サルモネラ菌などがあります。

食あたりもウィルスや細菌が原因の場合がありますが、特に名前の知られていないものでも、古くなった果物や食品などよく言われる「変なもの」を口にする事や、食べ合わせが悪かった事が原因で下痢や嘔吐などの症状が出ます。

特に、食あたりは急にお腹が痛くなってトイレに駆け込むといった急性胃腸炎が主な症状である場合が多く見られます。

症状は食中毒に比べると食あたりの方が軽く、数日後には治まっている場合が多くあります。

食あたりは大なり小なり以下のような症状が伴います。

・下痢
・嘔吐
・発熱
・頭痛
・吐き気
・腹痛
・顔色が変わる
・呼吸困難
・ふるえ
など

特に、発熱や頭痛はウィルスや細菌と闘って起こる事があります。

その場合には、受診も必要になってきますので、経過を見て早めに治療にあたりましょう。

食あたりで頭痛と吐き気があるときの対処の仕方は？

では、食あたりでつらい時の対処方法を見ていきます。

ここでは、病院に行く前の応急処置的な対処方法を紹介していきます。

改善が見られなければ直ぐに受診をしましょう。

①水分補給

下痢で体の水分がかなり損なわれます。

スプーン1杯ずつ水分を補給して様子を見ます。

水も受け付けないようであれば、点滴が必要になる可能性がありますので、早く受診します。

②全部出し切る

つらいですが、トイレに行く必要を感じなくなるまで悪いものを出し切ります。

感染性のある細菌に感染している可能性がある場合には、殺菌に配慮してタオルやドアのノブなど共用している部分を出来るだけ除菌しましょう。

③絶食

胃腸が弱っている時には食べない事が最も胃腸の回復に良いポイントです。

丸一日～2日間絶食して様子を見ましょう。

絶食中でも、水分補給は怠らないようにしましょう。

④温める

お腹周りを貼るカイロや腹巻を使って、お腹の周りを温める事が回復を早めてくれる事があります。

⑤薬を飲む

食あたりの時に飲む薬には整腸剤や下痢止めなどの成分が含まれています。

必要であれば薬を飲むようにしましょう。

食あたりになったときの病院は何科に行けばいい？

では、最後に受診が必要である場合の幾つかのポイントを紹介していきます。

■症状が良くならない

症状が治らないまたは、だんだん悪化している場合には受診をしましょう。

血便が出ている場合にも受診をおすすめします。

腹痛がひどい場合や、水分が受け付けられないほど嘔吐が激しい場合も受診します。

■受診の受け入れ先

食あたりは「内科」で診察する事で、問診や検査をしてもらえます。

「感染症内科」「胃腸科」「消化器系内科」など専門家が受け入れてもらえる場合にはそれらも受診出来ます。

■受診のタイミングは上記にあげたような食あたりの症状がひどく見られた場合です。

症状が悪化しやすい子供やお年寄り、妊婦であれば出来るだけ早く受診しましょう。

また、集団生活（学校）や食品を扱った職場で働いている場合には、二次感染の恐れもありますから、必ず医師の診断を得てから社会に復帰するようにしましょう。

■食品のアレルギーなどに初めて気が付いた場合には、アレルギーの元となる食品を特定する検査をしてその後はその食品を警戒するようにしましょう。

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食中毒や胃腸のトラブルは避けるに避けられないものです。

ですから、症状が出ないように予防にも気を配りましょう。

特に、症状が重症化しやすい人の場合には、そのうちに治ると放置せずに出来るだけ早く受診をしましょう。

また、胃腸の働きを良くするように納豆やヨーグルトなどの発酵食品を積極的に摂る事も予防のために有効のようです。

お大事にしてくださいね。