帯状疱疹 何科

もしかすると、帯状疱疹になってしまったかも・・・？

病院を受診しようにも、どの科に行けば良いかわからないですよね。

今回は、帯状疱疹にかかってしまったときの病院はどうすればいいのかお話してまいりましょう

帯状疱疹は何科にかかればいいの？

まず簡単に帯状疱疹という病気について説明しますね。

帯状疱疹とは、水疱瘡のウイルスが原因となり、それに加えて免疫力の低下や疲労が重なったときに発症する病気です。

神経節に沿って発疹や痛みが出るのが特徴ですが、神経細胞の集まるところに原因ウイルスが潜んでいるからであり、

さらに言えばそのウイルスは幼少期の頃に水疱瘡にかかった人の体内に何十年も隠れていて、出る機会をうかがっているんですね。

きっかけは免疫力の低下や疲労だけでなく、ストレスやケガを伴うこともあります。

注意していても、その注意がストレスとなり、引き金になって発症してしまう場合もあるんです。

帯状疱疹になると、はじめに赤い発疹ができ、それが水ぶくれとなっていきます。

発疹は全身ではなく身体の半身に出てきて、かゆみを感じるときもありますが、ほとんどの方が痛みを訴えられるそうです。

痛みと言っても人それそれで、夜も眠れない方もいれば、何も感じない人もいるくらいです。

さて、帯状疱疹がどんな病気かわかったところで、病院へ行くときには何科を選択すればいいのでしょうか。

首から下の身体の半身にブツブツとした発疹が出てくれば、まず皮膚科を受診しましょう。

帯状疱疹かどうか見分けるポイントとしては、神経節に沿って身体の半身に発疹が出ること。

身体の半身のみに痛みや発疹が出てきたら、真っ先に帯状疱疹を疑ってかかりましょう。

しかし、顔に発疹が出てきたとき。

このとき皮膚科でも診察してもらえますが、眼科を受診することも頭の片隅に入れておいてください。

顔には三叉神経といって、目にかかる大事な神経があります。

帯状疱疹が顔に出た場合は、角膜炎、結膜炎、緑内障など目の疾患を併発される可能性もあります。

顔に帯状疱疹が出たら眼科の受診も併せて考えてみてください。

また、帯状疱疹の症状が重かった方、糖尿病の持病がある方などは耳鼻科の受診もおすすめします。

このような方々は、帯状疱疹後神経痛といった後遺症が残ることも考えられます。

さらに、帯状疱疹が顔に出ていれば顔面神経痛に、耳に出た場合は難聴になってしまう可能性も無きにしも非ず、なのです。

首から下の皮膚に出た場合と、顔に出た場合で区別して受診できればいいですね。

最後に、免疫力の低下やストレスも引き金になるということから、内科や心療内科でも診察してもらえます。

体の調子を整えて帯状疱疹とうまく付き合っていきたいですね。

---

早めの治療は、帯状疱疹の症状も軽症で済み、後遺症もなく過ごすことができるので、帯状疱疹が発症したときは、早めに医療機関を受診するようにしてください。