帯状疱疹 一周回ると

帯状疱疹が一周すると・・・

噂を知っていますか？

噂は本当なのでしょうか。

良く聞くけれど、それで亡くなったと言う話も聞かないような気もします。

でも、かかってしまうと噂でも心配になってしまいますよね。

本当なのかどうか、キチンと知っておきましょう。

帯状疱疹が一周回るとどうなるの？

帯状疱疹に関する「噂」があるのをご存知でしょうか？

「帯状疱疹が一周すると死んでしまう」

もちろん「噂」であって事実ではありません。

このような噂は日本のみならず、ヨーロッパ諸国でも存在するようです。

人間の考えることはどこの国でも同じなのですね。

通常では帯状疱疹は体の片側のみ発疹や痛みが現れます。

神経節に潜んでいる水痘・帯状疱疹ウィルスが、免疫力の低下したときに活動し始めるため、痛みを生じます。

発疹の部分に現れる痛みは人により程度が異なりますが、痛みが強い場合では寝付けないほどの人もいるといいます。

「針で刺されるような痛み」、「焼けるような痛み」、「切れるような痛み」など痛みの表現の仕方も人により様々です。

痛みは発疹の直下の神経に沿って現れるため、帯状疱疹が一周するということは、この痛みも一周することになります。

噂は「こんな痛みが体を一周したら、死んでしまうほど辛いのではないか」という例えなのかもしれません。

帯状疱疹が体を「一周する」と言っても、人間の神経は左右で分かれています。

そのため、見かけ上は一周しているように見えても、実際は体の両側で発症しているのです。

体を一周しても死んでしまうことはありませんが、片側のみに発症するよりも免疫力が低下している状態です。

放っておくとウィルスが血液に乗って全身に広がり、全身に発疹を生じる他、脳炎や髄膜炎などを引き起こす恐れがあります。

絶対に放置せず病院に行き、抗ウィルス薬をもらいましょう。

帯状疱疹には後遺症があります。

帯状疱疹後神経痛をご存じでしょうか。

帯状疱疹の発疹が治まっても、3か月以上痛みがなくならない場合に診断されます。

ウィルスに感染して炎症を起こし、神経が傷つくことで痛みが残ってしまうと言われています。

ほとんどの場合は1か月～3か月で痛みが治まりますが、長い人では10年以上も痛みが継続する人もいるようです。

帯状疱疹を放置していると、このような後遺症が残りやすいようです。

帯状疱疹の痛みや発疹が一周することも恐ろしいですが、帯状疱疹後神経痛もなかなか恐ろしいですね。

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帯状疱疹が一周すると死んでしまうというのは迷信です。

ですが、恐ろしい後遺症も存在しますので油断はできません。