免疫力が低下したときにかかりやすい帯状疱疹。
妊娠中は体の変化はもちろん、環境の変化によってストレスもたまりやすく、かかりやすいとも言われています。
そんなときに心配なのはお腹の赤ちゃんへの影響ですね。
お母さんが帯状疱疹にかかったらどうなるのか、予防するにはどうしたらいいかなどをまとめました。
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帯状疱疹は幼少期に誰もがかかったことのある水疱瘡のウィルスが体に残っていて、免疫力が低下したときに発症します。
痛みに耐えつつも、気になるのは胎児への影響ですね。
妊娠中に帯状疱疹になっても、問題なく出産しているお母さんがほとんどなのですが、全く影響がないというわけではないようです。
妊娠20週未満でかかった場合、1~2%の赤ちゃんが低体重や体が不完全な状態で生まれることがあるそうです。
また、妊娠20週以降から出産21日前にかかると9%の赤ちゃんが帯状疱疹にかかり、
更に出産直前にかかると30~50%の赤ちゃんが水疱瘡にかかった状態で生まれてくる可能性があると言われています。
たかが帯状疱疹、されど帯状疱疹ですね…。
お母さんは体調管理に十分に気を配りたいものです。
「妊娠中は安易に薬も飲めないし、どうしたらいいの?」
という気持ちにもなりますが、帯状疱疹は薬を飲まなくても3週間~1か月程度で自然に治ると言われています。
薬を飲めば早く治ると言われていますが、帯状疱疹の治療に使われる抗ウィルス薬によって、奇形児が生まれる可能性はゼロではないので控えたほうが良いでしょう。
帯状疱疹にかかると、お腹、背中、首、顔など、上半身を中心に初めの頃はかゆみ、発症してから2~3日後に症状が本格化してくると痛みを伴うようになってきます。
患部が水膨れになり、治りかけてくると水膨れが潰れて徐々にかさぶたになり、快方に向かっていきます。
痛みの度合いには個人差があり、チクチクと痛むくらいの人もいれば、痛みがひどくて眠れないという人も。
妊娠中なので抗ウィルス薬などは飲めませんが、症状を悪化させないためには体を温めると良いそうです。
なぜなら、帯状疱疹のウィルスは温度が低いほど増殖しやすいという特徴を持っているからです。
体が温まるまでゆっくりと入浴する、患部を湯たんぽで温めて寝る、冷房に当たり過ぎたりしないようにするなど、簡単に出来ることを実践しながら、治るのを待ちましょう。
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帯状疱疹は幼い頃にかかった水疱瘡のウィルスが再度活動をはじめることで発症すると書きました。
ですので、帯状疱疹そのものは感染しないのですが、水疱瘡に免疫がない場合は水疱瘡として感染することがあります。
感染経路は接触感染ですので、かかっている人とは肌のふれあいをしないようにする、タオルなどを共用しない、入浴する場合には同じ湯船に入らないようにするなどの対策をする必要があります。
水疱瘡にかかったことがないというお母さんは、お医者さんと相談して予防接種を受けるという手もあります。
帯状疱疹は体の免疫力が低下したときにかかりやすいと言われています。
睡眠をしっかりとる、栄養バランスが良い食事を心掛ける、ストレスをため込まないようにするなどに規則正しい生活を心掛けると、
帯状疱疹の予防になり、お腹の赤ちゃんの健康にもつながりますね。
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