風邪によく似た症状の溶連菌。
お子さんの間でよく流行していますが、実は大人にも感染する病気なんです!
免疫力が低下している方や小さいお子さんがいる方、また妊娠している方にうつりやすいと言われています。
そこで今回は、大人が感染した際の症状やどのくらいの期間症状が続くのか等、大人の溶連菌について詳しくご説明してまいりましょう。
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溶連菌の症状として、発症し始めの頃は発疹が出て喉が痛くなります。
それからすぐに38度以上の高熱が出て、赤い発疹は手足に広がり、舌には白いブツブツ、いわゆるイチゴ舌が現れます。
他には、頭痛や腹痛、リンパ節の腫れが見られることもあります。
急性期を過ぎると、手足にできた発疹の部分の皮がむけかゆみを伴います。
風邪との見分け方としては、溶連菌のときは鼻水や咳の症状がないこと。
ただ、免疫が下がっているときにかかりやすいので、風邪と併発してしまうことも多々あると言われていますので、かかりはじめの頃はそういった症状も見受けられるかもしれません。
病院へ行った際、溶連菌かどうかの検査も行うことができますので、医師の判断に従いましょう。
もちろん、溶連菌の検査を希望すればしてもらえるので、気になるときは医師へ申し出てくださいね。
大人が溶連菌にかかっても、お子さんよりも免疫力もあり、あまり特徴的な症状が現れず軽症で済む方もいらっしゃいます。
ただ、溶連菌は抗生物質での治療が必要となります。
正しい治療を行わずに放置してしまうと、中耳炎、副鼻腔炎、頚部リンパ節炎などの合併症を引き起こしてしまう可能性もあります。
また、治療を進めていくうちに症状が軽くなったので途中で抗生物質の服用をやめるなど、自己判断で治療を中断することはしないでください。
再び溶連菌が増殖し症状が悪化してしまうこともありますし、溶連菌の症状が落ち着いた頃に起きる合併症もあるんです!
例えば、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などは、高熱が落ち着いたり治ったと思った頃にやってきます。
最後まで治療継続し、溶連菌感染症の悪化や合併症など起きないように、完全に溶連菌をやっつけてしまいましょうね!
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それでは、この溶連菌の症状はどのくらい続くのでしょうか。
一般的には、きちんと抗生物質を服用すれば2、3日で治まってきます。
ただし、医師の指示に従って、10日間ほどは服用を続けてくださいね。
抗生物質の治療が終わり、そこから2~3週間後に検尿などの検査をして、異常がなければ完治と言えるでしょう。
溶連菌感染後、症状が落ち着いたとしても合併症が起こる可能性が大いにあるので、最後の検査まで気が抜けませんね。
そして、気になるのはお仕事ですよね。
溶連菌感染症は感染力が比較的強いとされている病気です。
また、大人になって溶連菌にかかるということは、免疫力や体力が少し落ち気味になっているころ。
合併症もかかりやすく、その中で勤務をすることは完治を遅らせてしまうことも。
医療機関を受診し、会社とも相談の上、2~3日休みをもらって安静にしておくことも早期完治へつながりますよ。
さて、今回は大人の溶連菌についてお話しましたが、症状が軽いからと言って甘く見ていてはいけない病気だということがわかりましたね。
なんだかおかしいなと思ったら病院へ行き、最後までしっかりと治療してくださいね!
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